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北海道美術ネット別館

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ジュエリー、陶、ガラスの展覧会「various shape」

2006年03月16日 21時19分57秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 札幌市立高専工芸デザインコースの出身者と、指導教官の金子直人さんによるグループ展。小ぢんまりした会場ですが、その小ささに似合った、かわいらしいジュエリーや陶磁器などがならんでいます。

 北山幸江さんの、ブレスレットにもなる髪留めが好評だそうです。錫(すず)製でまるく、ひとつひとつ文様が違います。600-1800円程度と、値段も安いです。
 師匠の金子さんも錫が本職。シンプルなデザインのぐいのみや花器などを展示しています。
 すでに個展を何回か開いているクリスノゾミさんは、シャープなデザインのペンダントなどを出品。一方で、西野由希子さんは、曲線を生かした生態的ともいうべきデザインが多いようです。
 このふたりのジュエリーは銀ですが、西野結衣さんのジュエリーはガラスでしょうか。ドロップスみたいに、かわいらしい首飾りなどがありました。
 また、栗原章子さんは、12星座の星の配列をあしらったブローチをならべています。

 ガラスといえば Sayuri Kingsburyさんのガラス器はほんとうに小ぶりで、一輪差しなどが似合いそう。
 若手の小山一志さんのコーヒーカップも、デミタスよりさらに小さく、実用よりも、見て愛でたくなります。
 陶芸では、イワモトアキコさんの、途中からずれたようなかたちのカップもユニーク。
 河田理恵さんは、瀟洒(しょうしゃ)な小鉢を出品。彼女の作品を見たのはたぶん4年ぶりです。4年前の個展では、白い立体によるインスタレーションだったので、実用的かつ伝統的なかたちの器を見るとは思いがけないことでした。ただし、内側に絵付けされた色彩はかなりポップで、落ち着いて日本茶をたしなむよりも、現代的な料理なんかに合いそうな感じです。
 
 ほかに大川静さん、海藤慎治さん、新庄文枝さん、鳴海梓さんも出品。
 というわけで、ラインナップを見ると、女性向けの展覧会かなあ。

3月14日(火)-19日(日)10:30-19:00
器と喫茶ふうせんかずら(北区北15西2 プレアデスコーポ)
地下鉄南北線「北18条駅」下車6分、「北12条駅」下車8分


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご来場ありがとうございます。 (クリス)
2006-03-17 09:49:24
時々こっそりHPを拝見しております。

昨日は御会い出来ず残念です。



途中からずれたカップは海藤慎治さんの作品です。

西野結衣さんのジュエリーは樹脂を使っています。

首飾りは氷砂糖を樹脂で固めたものだそうです。

面白いですよね。





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ありがとうございます (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2006-03-17 11:15:46
 クリスさん(って書くと「花びらの色は♪」って感じですね)こんにちは。

 ずれたカップの件は失礼しました。でもイワモトさんの棚にあったような…(海藤さんの作品は下の棚だったと記憶しています)。



>首飾りは氷砂糖を樹脂で固めたものだそうです。



へえーっ! ドロップスみたいというのは、あながち間違いじゃなかったんですね。



またサイト&ブログにいらしていただければうれしいです。

 
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