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北海道美術ネット別館

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「のんたの湯」への道

2010年07月13日 21時34分26秒 | つれづれ日録
(長文です。ゆるい文章です)

 7月13日(火)は仕事が休み。
 北見に来てはじめて、休日らしい休日が過ごせた。

 「つかれた~」と、1日中寝ていたくなるのだけど、それだとかえって疲れが残ってしまう。
 朝はいつもだるいのだが、けさはなんとか起きることができた。だったら、まだ体が鈍い午前のうちになんかやっちゃおう-と思い、北見市端野の「のんたの湯」に行くことにした。

 「のんたの湯」は、北見市と合併する前の端野町が、開拓が始まって以来100年を記念して1998年に開設した日帰り温泉施設。
 現在は第三セクターの経営となっている。
 「端野」を逆さまに読んだネーミングと思われる。



 北見駅に近い「大通」から常呂へ行くバスが、「のんたの湯」の真ん前に停車するのだが、この路線は上下あわせて9本しかない。
 しかも、常呂行きの4本のうち2本は、入浴開始の午前10時よりも前に着いてしまうので、朝風呂を楽しむには使えないのだ。

 そこで、国道39号を北見から美幌方面へ向かうバスを利用することにした。
 この路線は1日12往復あるので、午前中に「のんたの湯」に着くことが可能だ。

 いつものように「三輪小泉線」に乗って「大通」へ向かう。

 まちきたコミュニティビル「パラボ」(旧きたみ東急百貨店)の1階の一部は、バスターミナルとなっており、郊外へ向かう路線や都市間バス、女満別空港行きはここから発車する。

 留辺蘂や温根湯温泉、遠軽、訓子府・置戸、さらには陸別まで、さまざまな路線が発着する。
 いろいろなところへ行ってみたいと、あらためて思う。
 急いで乗っておかないと廃止になる路線があるだろうし。

 美幌経由津別行きのバスに乗るが、客は、じぶんをふくめて4人しかいない。
 途中で乗ったり降りたりがあり、増減はあったが。

 乗車13分。
 「端野郵便局前」で降りる。

 北見信金端野支店の角を、山のほうに折れて、あとはひたすらまっすぐ歩くだけだ。
 
 以前はタマネギ畑ばかりだったこのあたりにも、新興住宅地ができている。
 「虹野団地」というバス停まである。
 これが、先に述べた、1日上下あわせて9本しかない路線の停留所なんだよな。
 しかし、1日4回しかバスが来ない停留所なのに、歩道がへこんでいるのはすごい。交通量も少ないのに、意味があるんだろうか。

 しかし、道から見える風景は、大半が畑や水田だ。
 北見では、ごく普通の風景なのだが、札幌ではかなり郊外まで出かけないと触れることのできない景観であり、新鮮である。

 結局、バス停から「のんたの湯」までは20分ほどであった。
 ひさしぶりに良い天気だったため、気持ちよく歩けた。

 温泉の前はパークゴルフ場になっており、老人たちが大勢プレイに興じている。
 農作業が一段落つく時期なのだろうか。なんとも平和な、いい光景だ。

 
 施設内の廊下を利用して「第13回きたみ北彩会展」が開かれていた。
 7月の前半と後半で展示替えを行う。筆者が見たのは前半で、7人が1点ずつ静物画や風景画を展示していた。

 手前は、勝谷明男さんの賛助出品「初冬の丘陵」。
 すみません、勝手に撮影してきました。
 葉を落としたカラマツ、冬枯れの草むら、少ない雪など、さりげないタッチの中にも、実にうまく特質をとらえている。
 遠景のなだらかな山々と空が、同系の灰色で表現されているのも、画面に落ち着きを与えていると思う。

 次のバスまでは、相当時間があったので、たっぷり温泉を堪能した。 




 北見行きの「端野郵便局前」停留所。
 いささか古びた待合室の中に「テロ特別警戒中」という貼り紙があったが、あまりテロなどの起きそうにない風情である。

 北見駅前で降り、中心部の画廊喫茶2軒(薔薇館、伊万里)をまわる。
 大通から「高栄団地線」に乗って「北進3号線」降車。福村書店に寄り、伊藤せいち著「アイヌ語地名 北見」を買う。
 「とん田仲通」から「三輪小泉線」に乗って、終点「三輪」降車。サツドラで買い物をしてから帰宅。

 北海道北見バスに5度も乗ってしまった。

 家では初の自炊(?)。といってもスパゲティをゆでただけなんだけど。

 ファイターズもライオンズに快勝してついに3位に浮上したし、いい1日であった。


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