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(承前)
会場のすみっこには、このブログではすでに何度も紹介している西田卓司さんのカラフルなインスタレーションが置かれていた。
ただし、端っこだったせいか、あるいは、あまり「作品」ぽくないせいか、目を留める人は少ない。

あの観葉植物も作品の一部なのか-と、せがれにしては鋭い質問。
(もちろん、ちがいます)
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それよりもびっくりしたのは、樹脂で作った巨大クワガタが、無造作に床の上に置かれていたこと。
これは、清治拓真さんが1997年か98年、道教大在学中に、アートスペース201でひらいた個展で発表したものではないだろうか。
このクワガタには、ハウリングで音を発する仕掛けがあった。
それにしても、いったいどう評価・鑑賞していいのか、頭を抱えた記憶がある(いまも抱えています)。
清治さんは道教大の寮の時代から伝説の人物だった。
その後、しばらく名前を聞かなかったので、美術界から姿を消したと思っていたのだが、2007年の円山スネークアート展や、ことしのCAI02オープニング展に、奇妙なコンセプチュアルアートで参加していた。
さて。
この日は札幌芸術の森美術館で「ネオトニー・アート展」のギャラリートークが行われ、出品作のコレクターである高橋さんが語るという催しがあったが、なんだか混雑していそうなので、行くのはやめにした。
市役所につづいて足を向けたのはサッポロファクトリー。
「絵本ワールド」に子どもたちを連れて行くつもりだった。
しかし、ファクトリーの建物にある駐車場はおろか、いつもはすいている北4条の屋外駐車場ですら長い車の列ができていることにギョッとして、西武の駐車場に車を入れることにした。
(けっきょくせがれは、絵本よりもといざらすに行きたがったので、絵本ワールドがどのような催しだったのかわからない)
そのあと、大丸に行き、おおいえのりこさんの展示会場へ。
22日は会場にいたおおいえさんの姿はなかったが、ラムキンの笑顔がかわいい。通り過ぎる人も「あら、かわいい」と目を細めて、なでていくことも多い。
24日は体調がすぐれず、家で読書。
なんだか、週末のたびに体調をくずしているような気がするなあ。
(この項終わり)
会場のすみっこには、このブログではすでに何度も紹介している西田卓司さんのカラフルなインスタレーションが置かれていた。
ただし、端っこだったせいか、あるいは、あまり「作品」ぽくないせいか、目を留める人は少ない。
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あの観葉植物も作品の一部なのか-と、せがれにしては鋭い質問。
(もちろん、ちがいます)
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それよりもびっくりしたのは、樹脂で作った巨大クワガタが、無造作に床の上に置かれていたこと。
これは、清治拓真さんが1997年か98年、道教大在学中に、アートスペース201でひらいた個展で発表したものではないだろうか。
このクワガタには、ハウリングで音を発する仕掛けがあった。
それにしても、いったいどう評価・鑑賞していいのか、頭を抱えた記憶がある(いまも抱えています)。
清治さんは道教大の寮の時代から伝説の人物だった。
その後、しばらく名前を聞かなかったので、美術界から姿を消したと思っていたのだが、2007年の円山スネークアート展や、ことしのCAI02オープニング展に、奇妙なコンセプチュアルアートで参加していた。
さて。
この日は札幌芸術の森美術館で「ネオトニー・アート展」のギャラリートークが行われ、出品作のコレクターである高橋さんが語るという催しがあったが、なんだか混雑していそうなので、行くのはやめにした。
市役所につづいて足を向けたのはサッポロファクトリー。
「絵本ワールド」に子どもたちを連れて行くつもりだった。
しかし、ファクトリーの建物にある駐車場はおろか、いつもはすいている北4条の屋外駐車場ですら長い車の列ができていることにギョッとして、西武の駐車場に車を入れることにした。
(けっきょくせがれは、絵本よりもといざらすに行きたがったので、絵本ワールドがどのような催しだったのかわからない)
そのあと、大丸に行き、おおいえのりこさんの展示会場へ。
22日は会場にいたおおいえさんの姿はなかったが、ラムキンの笑顔がかわいい。通り過ぎる人も「あら、かわいい」と目を細めて、なでていくことも多い。
24日は体調がすぐれず、家で読書。
なんだか、週末のたびに体調をくずしているような気がするなあ。
(この項終わり)
客層がいつもと全然異なる中で、しかも回りでは売りが多い中では微妙な展示になってしまったのでは、と思っています。ビジュアルはキャッチーなんですが、あと一歩何かを求められているような・・・
12月には油展があります。お時間がありましたら足を運んでいただけると幸いです。では。
ただ、にしたさんの今回の作品は、それじたいの出来は別として、それが作品であるということが明白なところではともかく、そうでない場所では、形状からして、作品である-と受容されるのはむつかしいのかもしれません。「作品っぽくない」ということかな。
だから大きなキャプションが必要なのかも。
こういうとき、旧来の絵画や彫刻は、どんな場所にあっても、作品であることが自明ですよね。
まあ、自明じゃないほうが面白いってこともいえるかもしれませんけど。