きのう(2010年5月6日)の朝日新聞夕刊を見ていろいろ考えさせられた。
ひとつは、米紙ワシントンポストが、世界的なニュース週刊誌「ニューズウイーク」の売却を検討しているという記事。
http://www.asahi.com/special/08017/TKY201005060029.html
(以下引用)
この件についてTwitterで
「紙ではなくiPadやKindleに主戦場が移るまで待てなかったのでしょうかね」
とつぶやいたら、朝日新聞国際報道から返事があったことはうれしく、このメディアの「敷居の低さ」にあらためてびっくりした。
それにしても、紙媒体というのはそんなに大変なことになっているのか。
う~む。
その記事とセットの形でレイアウトされている次の記事。
http://www.asahi.com/business/update/0506/TKY201005060017.html
(以下引用)
電子書籍については、日本には「日本語」という障壁があるため、たぶん欧米のようには単純に話が進まない。現在の仕組みでは、「?搶ャ平」も「森旛外」も満足に表示できず、これではお話にならない。まともな出版社や読者は相手にしないだろう。
ただし、表記の問題がクリアされれば、学術書など、これまで出版に二の足を踏むケースの多かった分野では、一気に普及するのではないか。出版にこぎ着けるコストが劇的に下がるからだ。
と同時に、これまで一律「10%」に抑えられてきた著者の印税も、印刷業者や取次の取り分がなくなるわけだから、相当アップする可能性がある。「業者」には戦々恐々だろうが、「クリエイター」側はむしろ歓迎すべき時代の到来かもしれない。
強引にこのブログの領野に話を持って行けば、画集や写真集などというのもコストが高いので、出版までいたるケースの少なかった分野である(句集や歌集などと比べてみれば一目瞭然)。
たぶん、電子書籍は、印刷費のうえでのネックだった「カラー図版と文字とのコスト差」というものがあまり存在しないような気がする(詳しい方、教えてください)。
となると、アーティストにとっては相当な福音になるのではないか。
一方で、本のパッケージという概念が崩壊して随時アップデートできるものとなり、作家がポートフォリオを持ち歩くのではなく、ギャラリストやコレクターが各作家の電子書籍にアクセスするようになるかもしれない(しかもそれは、個々のマシンにデータをダウンロードするのではなく、クラウドへのアクセス権というかたちで頒布されるようになるのかもしれない)。
そこで課金を発生させることができれば、アーティストにとっては作品自体を販売する以外に、生計の手段が手にはいることになるわけだ。
いったい、どんなふうになるのか、想像もつかない。
あまり深い感想になっていないけれど、とりあえず。
ひとつは、米紙ワシントンポストが、世界的なニュース週刊誌「ニューズウイーク」の売却を検討しているという記事。
http://www.asahi.com/special/08017/TKY201005060029.html
(以下引用)
米新聞大手ワシントン・ポストは5日、傘下の週刊誌「ニューズウィーク」の売却を検討すると発表した。70年以上の歴史がある名門誌も雑誌不況で赤字が続いているためだ。同紙のドナルド・グレアム会長は「デジタルへの移行がうまくいかない。ニューズウィークを環境に適合させる方法がわからなかった」と話している。
ニューズウィークは1933年創刊。61年にワシントン・ポストが買収した。政治、社会、経済などを写真とともに扱うニュース雑誌として人気があり、全世界で週400万部以上売れているという。日本では阪急電鉄の子会社、阪急コミュニケーションズが発行している。
最近はインターネットに押されて広告収入や販売部数が落ち込み、2007~09年は「記録的な赤字」(グレアム氏)で、10年も赤字の見通しという。ワシントン・ポストの雑誌事業の営業赤字は09年に前年の約2倍の2900万ドル(約27億円)に膨らんだ。
1カ月程度、買い手の反応をうかがい、早い段階で売却したいという。グレアム氏は「だれでもいい。聞いたこともないような買い手があらわれても歓迎だ」と語った。
(以下略。引用おわり)
この件についてTwitterで
「紙ではなくiPadやKindleに主戦場が移るまで待てなかったのでしょうかね」
とつぶやいたら、朝日新聞国際報道から返事があったことはうれしく、このメディアの「敷居の低さ」にあらためてびっくりした。
それにしても、紙媒体というのはそんなに大変なことになっているのか。
う~む。
その記事とセットの形でレイアウトされている次の記事。
http://www.asahi.com/business/update/0506/TKY201005060017.html
(以下引用)
米ネット検索最大手グーグルは5日、早ければ6月に米国で電子書籍販売に参入することを明らかにした。米アマゾンの「キンドル」や米アップルの「iPad(アイパッド)」など、どの電子書籍用端末でも読めるほか、パソコンでも読めるようにするという。
サービス名は「グーグル・エディションズ」。グーグルは著作権者らの許可をもらい、書籍の一部を見ることができるサービスなどをしてきた。今回、同社幹部が講演で「6月下旬か7月ごろ」から書籍の内容をインターネットで流し、販売する事業に乗り出すことを明らかにした。同社広報も朝日新聞の取材に対し、「年央に参入する」と認めた。
電子書籍は、首位のアマゾンが同社のキンドル向け、2位のソニーも同社の端末「リーダー」向けにしか書籍の内容を流していない。(以下略。引用おわり)
電子書籍については、日本には「日本語」という障壁があるため、たぶん欧米のようには単純に話が進まない。現在の仕組みでは、「?搶ャ平」も「森旛外」も満足に表示できず、これではお話にならない。まともな出版社や読者は相手にしないだろう。
ただし、表記の問題がクリアされれば、学術書など、これまで出版に二の足を踏むケースの多かった分野では、一気に普及するのではないか。出版にこぎ着けるコストが劇的に下がるからだ。
と同時に、これまで一律「10%」に抑えられてきた著者の印税も、印刷業者や取次の取り分がなくなるわけだから、相当アップする可能性がある。「業者」には戦々恐々だろうが、「クリエイター」側はむしろ歓迎すべき時代の到来かもしれない。
強引にこのブログの領野に話を持って行けば、画集や写真集などというのもコストが高いので、出版までいたるケースの少なかった分野である(句集や歌集などと比べてみれば一目瞭然)。
たぶん、電子書籍は、印刷費のうえでのネックだった「カラー図版と文字とのコスト差」というものがあまり存在しないような気がする(詳しい方、教えてください)。
となると、アーティストにとっては相当な福音になるのではないか。
一方で、本のパッケージという概念が崩壊して随時アップデートできるものとなり、作家がポートフォリオを持ち歩くのではなく、ギャラリストやコレクターが各作家の電子書籍にアクセスするようになるかもしれない(しかもそれは、個々のマシンにデータをダウンロードするのではなく、クラウドへのアクセス権というかたちで頒布されるようになるのかもしれない)。
そこで課金を発生させることができれば、アーティストにとっては作品自体を販売する以外に、生計の手段が手にはいることになるわけだ。
いったい、どんなふうになるのか、想像もつかない。
あまり深い感想になっていないけれど、とりあえず。
いけるとしたら何を持ってく?
昔からある設問ですが、作った
当時はiPadという発想なんて
きっとなかったでしょうね。
ソーラー電池付きのiPadがあれば
読書好きな人も、ロストしたって
快適漂流生活?
図書館や本屋にはまめに通って
ますけど、将来足がおぼつかない
生活となったら、電子書籍こそ
もっとも便利なツールになりそう。
、、、いや、まだ先の話ですって。
でも、たしかに、図書館ってどうなるんでしょうかね。