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北海道美術ネット別館

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今週の札幌時計台ギャラリーはシルバーパワー爆発

2010年06月05日 11時48分42秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 きょう(2010年6月5日)で会期終了なのだが、今週の札幌時計台ギャラリーは、ベテランが大活躍であった。

 まずA室は「第44回白日会北海道支部展」。
 日展系の洋画団体らしく、写実を基調とした風景画、人物画、静物画がならんでいる。
 最高齢の平野俊昌さんは1914年生まれ。先日のグループ展でも新作を出品していたが、今回も新作「プリマヴェベーラII」。女性のういういしいウエディングドレス姿のようだ。
 川村正男さんは1920年生まれで、今月で90歳になる。おだやかな風景画が持ち味で、今回は「祝津海岸(小樽)」。明暗のメリハリがちょうどいい感じだ。

 B室は、デッサンひとすじの木下幾子展。
 木下さんはカルチャーセンターなどでも素描を教えており、ことし82歳。
 展示されている女性デッサンは、年を追うごとに簡素化している。陰影がまったくなく、線質だけが立体感を支えている。
 このほか、陶絵や植物画などの小品も。

 C室は、斉藤洋子さんの原画展。
 北海道新聞の生活面に載っていた「北の童話」シリーズで、挿絵を担当した2シリーズ分、計20回の原画などが展示されていた。
 斉藤さんは道展会員、日本水彩画会会員。1939年生まれとのことで、今週のラインナップでは若手のほうだ。


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