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北海道美術ネット別館

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■NECCO大球体関節人形展 (2013年11月21~27日、札幌)

2013年11月26日 23時33分26秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 
 球体関節人形のグループ展。13人が出品しており、小さな会場が広く見えます。こんなに多人数による人形展は、めずらしいのではないでしょうか。

 冒頭の画像、右端の巨大なハチは、先だってもおなじ会場で人形個展を開いていた中井あすみさんの「無題」。

 以下、何枚か写真を掲げますが、筆者は技術的なことはよくわからないので、選択にそれほど意を用いたわけではありません。
 ただ、ひとくちに球体関節人形といっても、いろんなタイプと作風があるなあと、あらためて感服しました。



 長谷川常世「アリス」。
 正統派の美少女の雰囲気が漂います。ひざの上で手にしているのが人形だとすれば、人形が人形遊びをしているという、いささかメタ的な作品でもあるような…。




 佐藤奈緒美「二年ばかりの夢の間」。
 妙に存在感のある短い髪の男性。左手だけがちょっと離れた位置にあって、掌の上に指輪が載っています。
 近くの小さなライトを目に当てると、目が緑色に光るのですが、なぜか、やってみる人があまりいないようです。




 伍七「あしゅら」。
 顔が3方についています。




 テルイシホ「La Ressemblance」。
 腹があいていて、内臓の代わりに薔薇の花が入っているという、残酷さと美しさが共存している異色作。
 そういえば「薔薇刑」なんて題の写真集があったっけ、などと思い出しました。
 

 会場のNECCOの主宰者、荒木由聖さんの「フクロウ博士」。
 なんだか、ウルトラセブンに登場するガッツ星人みたいですが、おなかの部分がまるで鳥かごのようになっています。
 荒木さんは、腹部がガンダムのコックピットのようになっている「ルーシーダイヤモンド」も出品。

 その他の出品者は次のとおり。
猫宮詠子
「Houttuynia Cordata」「Allium Giganteum」
長谷川常夜
「少女のメザメ」
桐原 ユウ
「luno」
セーター
「馬酔木(アシビ)」
土井千尋
「薫衣草」
寿樹
「宵の明星」「想」
レイナツクモ
「コレーとペルセポネ」
奥平千香
「無題」
佐藤奈緒美
「こころもなく」



2013年11月21日(木)~27日(水)午後7時~11時(24日のみ午後1~7時)
Sapporo Underground NECCO(札幌市中央区南1西12 AMSビル4階)


http://necco-doll.tumblr.com/




・市電「中央区役所前」から約200メートル、徒歩3分
・地下鉄東西線「西11丁目」から約240メートル、徒歩4分

・じょうてつバス「西11丁目駅」から約370メートル、徒歩5分
・中央バス、ジェイアール北海道バス「厚生年金会館」から約470メートル、徒歩6分


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