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北海道美術ネット別館

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札幌綺譚による「石狩は秋」

2015年04月23日 22時19分38秒 | つれづれ読書録
 4月18日、EARTH PHOTO に行った際に見つけた写真冊子。
 同店で、1200円で販売している。

 「札幌なのになんで石狩なの?」
と伊藤也寸志さんに聞いたら、札幌綺譚というのは、伊藤さんを含む3人でつくる写真ユニットとのこと。
 冊子を出すのは、これが3冊目ということになるという(ただし、1冊目と2冊目は販売していないようだ)。

 小冊子には、以前から起用している若い女性モデルの写真が載っている。
 撮影地の石狩は、花川の住宅地などではもちろんなく、灯台がある海岸沿いの、昔から石狩と呼ばれている地方が中心だ。

 おもしろいのは、それぞれの写真を撮影したメンバーの表記が無いこと。
 伊藤さんの撮影姿勢とも通じるが、作家性を押し出すのではなく、アノニマスなもの(無名性)を前面に出しているといえそうだ。
 あえてアノニマスであることが、「記録としての写真」という、他の表現分野にはない特性を強調しているのである。


□写真都市 http://blog.livedoor.jp/ya5u5hi/
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