老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

源平咲

2016-03-23 11:32:43 | 俳句

    🐢    鬼ケ島釣ろか掬おか磯遊び

    🐢    子雀よ仏の飯のおさがりぞ

散歩の途中で。。。
(又、又散歩の途中で見かけた花)

      

花桃の源平咲。
一本の木から、赤と白い花が咲くことを源平咲と云うらしい。
時々、見かけることがある。
一本の木の右左に枝が分かれて咲いているのは、良くある。右は赤、左は白、まるで二本あるように咲いている。
良い名を付けたと、いつも感心をする。

       

この桃の花は全体の中に、一枝だけが桃色に咲いている。
八重の花びらが、派手に咲き誇っている。
近くに寄り、香を聞くのだけれど、香はしない。それが残念である。
農家さんは、屋敷の内の庭も広く、色々と珍しい新種の花木を植えている。
作業をしている方に挨拶をすると、ニコニコと見て行って下さいと、云って下さる。
この二週間余り遠出をやらなくても、散歩の途中で色々な花に巡りあった。
これから先の一週間で、山も里もさくら色に染まる。
あそこの花、ここの花、町内の桜の、めぼしい場所は知っているが、まだまだ、あれ、こんな所にこんな綺麗な桜が、、、と思うのに巡り会えるかも知れない。忙しい。忙しい。楽しみだ。


    

     
     
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三月二十三日  山桜

2016-03-23 08:11:01 | 俳句


    🌼      阿修羅像ごと樹齢三百年の花

昨日、我が家から見た山桜。
毎日、山が薄紅色に染まってゆく。変化を見逃せない。
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夫の趣味

2016-03-22 11:03:38 | 俳句
       

夫が六十の手習いで始めた水彩画?墨絵?
夫にとっては二回目の 絵の教室のお仲間との展示会があった。
どれを出品しようか?
これを練習して、もう一枚書き、清書して出そう、、、と色々考慮していた矢先に自転車事故に遭遇をした。
自分としては、それなりに、今の実力での絵の練習をやり、快心の作を展示会に出したかったらしい。
梅にしょうか、桃の花にしようか、山水にしようか、色々練習をしていた。
が、、、、病院通いの身になった。

目は不自由、あっちも、こっちも腕は痛い。
新しい絵の練習は叶わなかった。

しかたがない。枯木も山の賑わいで、例え一枚でも多く作品が並んでいる方が楽しい展示会になるであろう。
夫は、去年の暮れに描いていた、「🐒」を出品することにした。

「困った、出すのが無い」
「今年の干支のお猿さんにしたら。」
「まだ、まだ、習い始めたばかりだから、お猿に見えたらいいじゃない」
それで、お猿さんに決定。

私は展示会に足を運ぶことができなかった。
夫も、自分の作品は、会場に届けるだけで、春の行事は終わった。
秋があるさ。
「たかが趣味されど趣味」
頑張って、励めばいい。

     🌸   巨大船通過予報や若布干す

     🌸   鳥ぐもり入江に泊る日本丸
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春彼岸

2016-03-21 13:16:12 | 俳句
      
    

お彼岸のお詣りに、四国八十八カ所の第八十七番札所の 長尾寺へ行く。
寺の駐車場に停まっている、車のバックナンバーを見ると、鹿児島、熊谷、神戸、京都 などなど、、、

善男善女、老若男女、小さい子供を混えた家族、様々な人々がいる。
八十八ケ寺を回るお遍路さんの動機は、色々あるだろうけれど、半分の人は、悩みや苦しみをいかにも抱えていると、外見でも判る。
今日もそんな、一団を見かけた。

      

      🐢    同行は吾が影であり冬の梅

      🐢    接待の飴玉三つ梅の花

      🐢    風花や遍路ののぞく刃物市

今の結社に入って丸四年がすぎ、今五年めに入った。
初めて投句した記念の句だ。
なぜか奇跡的に三句入った。
結社に投句の時、不思議にお遍路さんの句や、父祖のお墓参りの句が入る。
臨場感や、写生が効いているのであろう。
仏さまの前では、心も素直になっている。
そんなことか、、、、
今日も作れたらいいのに。

      

お寺の方丈に行く門をくぐると馬酔木が咲いていた。
傍らに芭蕉の句碑が建っていた。

      観音のいらかみやりつ花の雲   芭蕉 


             


今日お逢いしたお遍路さん。無事に杖を打ち終えて、遍路修行を恙なく達成いたしますように。   
   合掌
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句会  か?

2016-03-20 12:06:16 | 俳句


サンポートの六階のテラスから見える風景。
飛鳥Ⅱとか、自衛隊の練習船、帆船の日本丸が、時々寄港をすれば、碇泊をする大きな岸壁が見える。
その先の、散歩デッキを進んで行くと、ガラスで出来た赤い燈台がある。
歩いて往復二十分ほどの距離である。
いつも、デッキから釣り糸を垂れさげている人。
サンポート周辺のオフィスで仕事をしている人が、昼の休憩時間を利用しての散歩。
様々な人々に出くわす。
向うに見えるのは、女木島、いわゆる桃太郎さんでお馴染の鬼が島だ。
連絡船で、十五分。
今日は春の霞がかかっていて、薄ぼんやりとしか見えないが、いつもは島山を縫う道路がはっきりと見え、又山の中腹にある、白い灯台も見える。

広場に見える、何だか茶色の四角いオブジェは、もうすぐ始まる 瀬戸内芸術祭の、アートであろうか?
アートと名前を付ければ、何か理解できぬへんてこりんな物でも、全部アートになる。
わから無い人は、アートが解らないって?て云われると恐いから、解ったふりをする
私もその内の一人である。

         

昨日の句会。この サンポーホールを会場にしている。
102句の投句からの選。
出席者が、選をやって、思い思いの感想を述べる。

   🐩   海地獄春の色して茹で卵

私は、海地獄は、別府温泉で海地獄と名の付いた源泉がある。そこで湯がいた卵が、春の色にゆであがったと、地獄と春の取り合わせが面白いと思い選をした。
この句会をしきっている主催と、私の二名の選であった。
選評を問われて、主催者にお先にどうぞと云う。

聞いていて、後から、これは温泉卵、、、とは云えなかった。
おっしゃるとうりです~と流した。

   🐩   芽起こしの風に躓く麒麟の眼

この句も得点が沢山入っていた。
私も点は入れた。
良い句であると思った。芽起こしの風に躓く、麒麟。新鮮である。
しかし私は、眼 が要らないと思った。眼 をいれたことで、句が小さくなっていると思った。
「眼 がいるか、どうか?」と意見をのべると、皆、聞く耳を持たない。
切れ、省略など、考えていない。美辞麗句に酔っている。


仔猫の句が出ていた。仔猫が季語ですかと驚いている人が何人か。あらあら。


      😺   しばらくは猫と忘れて春愁

      🐱   荷の重い祝辞の稽古桜まじ

      😹   謡もるる少し開けある春障子
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