老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   歌会始め

2018-01-12 16:58:41 | 俳句

       

 今朝はテレビで歌会始を見る。
同じ結社の方が歌会始の十人の中に 歌 の選をされたと、ホームページで知っていたから。

上記の 歌がおごそかに披講をされた。

年齢が一番若いのは、十三才の九州の中学生、次が高校生、そして三十七才の神奈川県の看護仕と続く。
神奈川県と告げた時は同じ神奈川県だから、彼かとも思った。
しかし、四番目に聞かされた名前が 俳誌でいつも目にしている名前だった。
俳句は本名とは限らない。俳号の人も沢山いるから。。
結社で一番関心を持っている名前。
上手な俳句にいつも注目をしている。私は(kosi)での第一人者は彼だと思っている。

    

 ランプの宿で詠んだ歌であるらしい。
去年、宮城県のランプの宿へ家族で行った時の情景だと云う。
しみじみと心に伝わってくる情景の歌だ。
彼は、全身が 詩歌人 であるらしい。
短歌、俳句、いずれもを詠んでも、読み手の心の琴線をかき鳴らす。

        

 テレビに映る彼は私の想像とは少し違った。
もう少しお若いかと思っていた。
いつも若々しい、新鮮な句を発表している。
年齢を聞いて驚いた。
素敵な人だ。
田舎のばあばから見ると身心ともに洗練をされている。
師も立派な方だけれど彼もそのよう、そんな方々が出席する句会はどんな句会だろう、、、?

 『今日は、昨夜遅くまで帽子を縫って、肩が凝り、ラジオ深夜便を聞いて寝不足ぎみ。頭がすっきりしない。
しかし、ブログは因果に書いている。ほとんど病気みたいに、、、』

 写真のランプの宿は、青森県の青苛温泉のランプの宿。
何十年か前に、リュックを負って独り旅をした場所。
独り旅の想い出が深くて、その時は句を拾うことができなかった。

    

 真夜中、ひとりで露天風呂に入った。
こんな感じそのもの。電気がないから、日のある間に食事をすませ、夜になると寝るだけ。
蒲団の中では、おしゃべりをするより他には何もない。
宿の傍を流れる川の瀬音と梟の鳴き声を憶えている。
彼のように歌は詠めなかったが、情景はそのものずばり。
感性を研ぎ澄ました彼と凡人の中の凡人の私との違い。

元気な時、行くことができてよかった。現在の私からは、なんと元気だった頃よ。

  良い歌が入選をしておめでとうございます。 

 

 

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     雪  ( ⛄ )

2018-01-11 09:54:23 | 俳句

   

 朝、ベランダに出ると、ベランダの屋根に昨夜の残りの雪がある。
氷かけたペースト状になっている。
暖かい、この地でもこのような感じで雪が残っているのは何年ぶりのこと。
嬉しがってはいけない。
昨日からの日本列島の雪の被害。
雪国にすんでいる方々の苦労が思いやられる。

      

 畑にも薄っすらと雪が、、、

     

 姫ちゃんはストーブの傍、電気毛布を敷いた上から動こうとしない。
きれいな うんち をして今日のノルマを終えてすがすがしい気分。
「これから静かにしてよ母さん お昼寝をするんだから、、、」と意志表示をしているようだ。

こんな日は お裁縫に限る。寒くて外にも出て行けない。冷たい水仕事もいや。
であれば、部屋に籠もって、手仕事以外やることは無い。

          手刀で煎餅割つて冬籠

         雪籠猫をモデルに絵を描かん

 

 

 

 

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    コースター

2018-01-10 11:36:10 | 俳句

           

 投句の締切をやっと終えた。
推敲をしても芳しい言葉が無い。又、最初から、句になっていないのが判る気もして。

 楽しいのは、時間の空いた時の縫物。
昨夜は、コースターを10枚ほど縫った。
ある物を戴いたお返しの品。
趣味がどんなか判らないから、気にいったのを使ってくれればよい、そんな感じでせっせとミシンを走らせた。

 こんな時間が一番楽しい。
俳句の締切もたくさんある悩みも頭の中から消え去る。

今日は帽子を縫う事に。

しりとり俳句から。

           🍒    それからは知らぬ雪道行く遍路   (雪)

    🍒     笹子 鳴く注連替へている峰札所    (笹子)

     🍒    日脚伸ぶ蜂の巣箱に音も無く     (日)

    🍒    にぎやかな家族四人に凧四つ     (四)

     🍒    滝しぶきあび猫柳芽ぶきそめ      (猫)

    🍒    湾に沿ふ松千本の淑気かな    (淑気)

 しりとり俳句も三歩下がって二歩進む、、、たいした投句ができぬ。オソマツ!

 

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  鳴門へ

2018-01-09 16:39:01 | 俳句

      j7y

 鳴門へ食事に行く。
鳴門まで車で一時間二十分ほど、遠いか近いかはその日の気分である。
今日は日本列島は大荒れの天気だ。
あそこは、風速何十メートルを観測したとか、瀬戸大橋線は車の通行は止められているとか、カーラジオが云っている。

 海辺の活魚の美味しい大衆食堂へ。
きっと寒い、風が冷たいだろうと、夫に誘われた時点で、外出着にも着かえず、朝から履いていたモンペで行くことに。
もんぺの下は、羽毛のもんぺを履いていたから、真ん丸丸の武装をしたお婆ちゃんのかっこう。海辺の風にも耐えれるだろうさ。
いいじゃん、誰に見られても、でも上着だけは大島で作った割烹着に着かえた。

         着ぶくれて怖い事の減りてきし

     

 食堂の前の海にはカモメの群が。
時々テトラポットに大きな波の飛沫が舞い当たる。
私が写真を撮っていると、強風に押されて飛ばされそうになる。
しっかりと股を張って腰を落とし脚に力を入れなければ、転がされそうだ。

         視界から北風に一瞬消ゆる舟

         波よりも白い水鳥日矢射せり

     

 波が荒く、こんな中でもカモメの強いこと。
舞い上がっては、次は又岩礁に戻ってくる。魚を咥えているようでもない。

          波の花突堤にある魚魂の碑

          人の世の波は見へなし冬鴎

     

 

 帰りは車の中でしりとり俳句を

               どんど焼ぽんぽん竹の節鳴れり    (どんど焼)

           福寿草可も不可もなく日の恙     (福寿草)    

           白鳥てふ松の並木の淑気かな     (淑気)

           宵戎鈴ふるやうな巫女の声    (振る)

 

 

    

 

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     冬帽子

2018-01-08 11:04:02 | 俳句

        

   

 

    

  買物がてらのドライブ。
最近は寝ても覚めても、帽子作りの事ばかり考えている。
 帽子を作るにはちょうど良い冬用の生地がたくさん見つかった。
蒲団の中で、あの生地はどんな型の帽子にしようか。
茶系の厚みのある生地はどんな型?鍔を付けた方がよいかしら?
なぞなぞ、感がえていると楽しくて楽しくて、一時の悩みは忘れさる。

      

 黒いフラノの生地の帽子が出来た。早速二~三日前から愛用をしている。
飾りを付けるのは嫌だが、前と後ろを区別する為にコサーッジュを作って付けた。
気にいった帽子に仕上がった。裏には赤い帯のリメイク用の生地を縫った。これが堅い生地だから、しっかりとした帽子になった。

ドライブ中の車で撮った写真だ。
お天気も良く、道路は混んでいた。窓から成人式姿の若者や、出初式の消防車と何回もすれ違った。

         バックミラー遠ざかりゆく冬帽子

         壁にかけ父の威厳の冬帽子

         献血車降りくる赤い冬帽子

 

 今日も新しい帽子作りをするぞ!

 

 


 

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