Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

人気取りの果てに・・・

2009-09-09 23:28:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

第45回衆議院総選挙の結果敗れ、下野する自由民主・公明の連立政権に替る民主・社会民主・国民新各党による新連立政権樹立の目途が、ようやく立った様ですね。それぞれに、政治の各分野にて微妙に立場の異なる各党。難しい局面にては、どの様に協力して対応するのか、是非その姿勢を注意して見極めたい所。
さし当たっては、集団感染の増加が報じられる新型インフルエンザへの対策がどうなるかと言う所でしょうか。

次に、昨日あるcafeの知友の所にて、(多分資金不足の為)整備途中で打ち切られた道路の話題が取り上げられていました。確かに、当地愛知にてもこうした未完成道路を見かけます。
好況がいつまでも続き、交通需要が伸び続ける事を当て込んでの計画だったのでしょうが、今となっては完全に的はずれになっている。
総人口も、それに絡む自動車の総数も頭打ちか微減傾向となり、最早高度成長の頃の様な整備手法は時代遅れになっています。その事を自覚もせず、相変わらず漫然と事業を続ける関係省庁や、地元の人気取りに拘泥する族議員には、庶民の生活実感など見えてはいない。だから先日の総選挙にて敗れたのではないでしょうか。

人気取りの為に、大衆にすり寄って迎合する事を「ポピュリズム」と言うそうです。地元道路の事に狂奔する族議員達は皆、ポピュリズムの実践者だった訳ですね。又、数年前の地域振興券や今年の定額給付金などに見られる「ばらまき志向」も目立ちました。こちらも、ハコ物公共事業と根は同じで、所詮は人気取り、ポピュリズムの所業だった。その事に選挙民は歴史上初めて「No!」の意思表示をはっきりと示したのだと思います。最早、未来へ向けての管理運営の為のろくな理念もない、造るだけ、建てるだけの公共事業と、意味不明のばらまき政策は通じないと強く思います。先日の「借金時計」の記事にても少し触れた我国の累積債務は優に\800兆を超え、個人平均でも\数百万もの借金を背負わされているのです。この現状に何も感じないのは、最早頭のおかしな一部の人間だけではないでしょうか。

方向性の異なる「寄せ集め新政権」に多くを望むのは危険であるのは事実。しかしながら、この「防衛費が子供に見える」大いなる無駄にどう斬り込み、改善への糸口を見つけるのか、姿勢だけでも見せて頂きたいと思うのは、私だけではないと思います。
資金を振り向けるべきは、まず保育危機と医療危機の克服のはず。「生活再建」を標榜するなら、まずこの辺りに本気で取り組んで頂きたいものであります。勿論、選挙区の人気取りに終わらない、巨視的、国家的な視点による施策も必要でしょう。必要な公共事業にしても、そうした視点にて決定を願いたいものであります。
P.S 拙HP「HAKASEの隠し部屋の別室」リンク欄に、経済ジャーナリスト 財部誠一さんのサイトがあり、ここに借金時計も併設されています。必要に応じ、ご参照下さる様。*(日本)*
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする