Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

米朝首脳 5月会談の可能性は?

2018-03-09 20:52:36 | 国際・政治

些か唐突な報ではあった。先の「南北会談」後、早速訪米の 大韓民国政府高官が、トランプ米大統領に 会談内容報告の折「北」の金 正恩(きむ・じょんうん)朝鮮労働党委員長の首脳会談希望に対し、トランプ大統領が 応じる方向である事を表したとされるもの。実現すれば、史上初となるも、建国以来 今日只今まで先軍的な政策を強行して来た「北」の芳しからぬ姿勢を見せつけられ続けて来た側からすれば、直ちに真に受ける訳には参らないのも事実。以下、某ネット記事を引用しながら少し見て参りたい。

「日本政府、置き去り懸念=電撃発表『寝耳に水』→米朝首脳会談(の話)」

トランプ米大統領が「北」の金朝鮮労働党委員長と 5月までに会談するとの衝撃的な発表は、日本政府にとって「寝耳に水」だった。安部総理大臣は、発表直前にト大統領と電話会談し 日米の結束をアピールしたが、政府内では 日本だけが置き去りにされかねないとの懸念も出ている。

「グッド・ニュースがある」ト大統領が安部総理に報告を始めたのは、日本時間の 9日 9am前。米大統領官邸ホワイト・ハウスを訪れた 韓国政府高官が ト大統領の意向を記者団に明らかにする 僅か 20分前だった。安部総理は「『北』の変化を評価する」と応じたが、日本政府が評価を保留してきたことを考えれば、慌てて足並みを揃えた印象は否めない。

日本政府は「微笑(ほほえ)み外交に目を奪われるな」と、慎重な対応を 米国に促してきた経緯がある。外務省幹部は、米朝首脳会談へのト大統領の意欲について「事前に伝えられていた」と強がったが、少なくとも 9日の発表や 5月の期限設定が、日本政府にとって想定外であったのは間違いない。

ある日本政府関係者は「電話会談は 今朝になって急遽セットされた。外務省の担当課が誰も出勤しておらず、恐慌(パニック)になった」と証言。外交・安保政策を統括する「国家安全保障幹部も「展開が早い」と 驚きを隠さなかった。

9日の発表を受け、日本政府が懸念しているのが 日本だけが置き去りになることだ。対「北」で連携する 日・米・韓 3か国の内、韓国は 4月末、米国は 5月までに「北」と首脳会談を行う可能性が高まったが、安部総理と金委員長の会談に向けた動きは「全くない」(総理官邸筋)のが実情だ。

日朝の接触がない以上、日本は米国に頼らざるを得ないが、米国最大の関心事は 大陸間弾道弾 ICBMの完成阻止。専ら 日本までを射程に入れる 中距離弾道弾の保持を容認したまま「北」と折り合うことへの疑念は消えない。日本人拉致事件の問題が取り残される懸念も残る。

安部総理は 9日の電話会談で「『北』が非核化に向けた具体的な行動を示すことが必要だ」と釘を刺し「拉致問題解決に ト大統領の協力を願いたい」との要請も忘れなかった。安部総理は、今月中旬に 河野外相を米ワシントンに派遣。早ければ 4月初旬に自らも訪問、米国に念を押したい考えだ。(引用ここまで)

この記事を読んで感じるのは、今回の米朝間の様に、世界の国際関係の展開が「早い」のではなく、「普通の動き」に、我国外務省が素早く対応しているのか?もしかして、国際平均に比べ 遅れをとっているのではないか?との疑問だ。事実とすれば、中央官僚勢力が大好きな「想定外」の文言を使うべきではないと愚考するものだ。殊国際社会では「一瞬先は闇」とか「いつ、何が起こるか分からない」位の受け止めで 丁度良いレベルではないだろうか。

米朝首脳会談は、まだ「可能性」の段階としても、実現する場合も当然視野に入れるべき。その一方、日朝両首脳の会談や接触は、性急な出方を避けた方が良いのも事実。文 在寅(むん・じぇいん)韓国政権の、冬季五輪期間の対応にも見られた様に、拙速では「北」の一方的なペースに動かされ、反って我国にとり 不利益を生じる事ともなりかねないからだ。

ほぼ同時進行している、森友学園問題についての、新たな文書疑惑への対応もあって大変な所は分かるが、ここは、安部政権と外務省が万難を排して連携を強め、困難な状況への対処をお願いしたい。もう一つ、この様な状況となった以上、河野外相がかねて主張の様に、外務大臣の対国会活動を、もっと絞り込んで 外務への取り組みを強化できる様にすべきだ。この考えは、徐々にだが 野党側にも理解が進み始めている様で、決してこの流れを止める事は、日本及び日本人の為にならないことだろう。今回画像は、先年訪れた 首都圏は田町付近を行く 東海道新幹線の様子を。

 

 

 

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