Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

大規模予防接種問題ー自衛隊の不備、報道の不正

2021-05-18 21:45:03 | 国際・政治

自衛隊が実務を担う 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス予防接種の内、東京都と大阪府の接種予約が開始され、大阪府分は今月の予約がほぼ一杯の様だ。東京都分についても順次埋まる事が見込まれ、予約などを巡る初期の混乱や行き違いも徐々に収まると思われる。

その事に留意するも、ネット予約システムが 架空の接種券や市区町村の両コード番号も受け付けたとあっては、看過も放置もできないであろう。菅(すが)総理大臣の号令下、極めて短い期間で大規模接種の準備を進めなければならない大変さは分かるが、事後でも良いので 必要な改修を行う敢然さと 必要な事共を国民市民向けに説明する誠実さは是非表して頂きたい。

その一方、不正ともいえる架空情報でアクセスを図り、自衛隊に挑発ともいえる問い合わせを行ったのは 左傾メディア一味との指摘もある。意図的に対政府、対自衛隊貶めを図った疑いもあろう。以下 比較的まともな取り上げをしたとみられる東京スポーツ・ネット記事二編を引用して、みて参りたい。

「『士気下げる』防衛相が接種予約(システム)の "ザル" ぶり暴露のマスコミに逆ギレ抗議」

逆ギレなのか、不正アクセスなのか。岸 信夫・防衛相は 5/18、取材目的で架空情報を使って大規模センターのワクチン接種を予約した朝日新聞出版社と毎日新聞社に対して抗議した。

両社は大規模センターの予約システムで 架空の接種券番号や市区町村コードを使っても予約ができると報じていた。岸氏はツィッターで「(両社の記者が)不正な手段により予約を実施した行為は、貴重なワクチンそのものが無駄になりかねない極めて悪質な行為です」と指摘。両社が予約をキャンセルしていることには触れなかった。

続けてツィートを連投し「この国難ともいうべき状況で懸命に対応に当たる部隊の士気を下げ、現場の混乱を招くことにも繋がります」「他方、今回ご指摘の点は真摯に受け止め、市区町村コードが真正な情報である事が確認できるようにする等、対応可能な範囲で改修を検討してまいります」とした。

こうした事態を受けて「朝日新聞出版」「逆ギレ」「不正アクセス」がトレンド・ワードになるほどネットでは議論が交わされていた。

「報道機関が不正アクセスして攻撃する国 日本」「過失ではなく 故意による不正アクセスだから、犯罪だ」と予約システムの穴を報じた両社を責める書き込みがある一方で「防衛相の逆ギレは見苦しい」「不備を指摘されて逆ギレとは。子供か」と岸氏の対応を疑問視する意見もあった。今から大幅に改修される見込みは薄そうだが、悪用されないことを祈るばかりだ。(前半引用ここまで)

準備期間逼迫の事情があるも、自衛隊予約システムの不備は事実。岸防衛相の緊迫した所は分かるが、ここは何とか踏みとどまった「大人の対応」を願いたいのも事実。勿論報道側も同様かそれ以上に不良なのだが、それに触れる前に 後半の同紙引用記事を。

「門田隆将(かどた・りゅうしょう)氏 朝日新聞出版と毎日新聞記者の "不正予約" に言及『報道逸脱の反日勢力』」

ジャーナリストの門田隆将氏が 朝日新聞出版社「AERA dot.」と毎日新聞記者によるワクチン不正予約に言及した。

5/18に開始された大規模接種センターの新型コロナ・ワクチン接種予約で、同社の記者が架空の市区町村コードで予約。実際に予約できたことで、システムに不備があることを報じた。

これについて、岸 信夫・防衛相は 5/18の会見でシステムの不備を認める一方で「ワクチン接種を希望する 65歳以上の方々の接種機会を奪い、ワクチンそのものが無駄になりかねない悪質な行為。防衛相としては 朝日新聞出版と毎日新聞に対して厳重に抗議する」と厳しい口調で話した。

門田氏は「朝日新聞出版 AERA dot.記者と毎日紙記者のワクチン不正予約に 岸 信夫・防衛相が『虚偽予約はワクチン接種希望者の接種機会を奪い、ワクチンそのものを無駄にしかねない悪質行為。厳重抗議する』と怒りの会見。報道逸脱の反日行為への鉄槌。こうした毅然とした人物を総理に」と岸防衛相の姿勢を評価。

その上で「電磁的記録不正作出及び供用/コンピュータ犯罪に関する刑法改正により、刑法 161条 2に "事務処理を誤らせる目的で事務処理の用に供する権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を不正に作った者" には 5年以下の懲役又は 50万円以下の罰金を科す規定がある。朝日(紙出版)、毎日の記者がこれに該当するか否か注目」と刑法上の処罰などの可能性を指摘した。(後半引用ここまで)

今回 拙者が東スポネット記事が比較的まともと評したのは、後半の門田さんのご見解を取り上げた事による。「反日行為」の所は言葉が過ぎるかもにしても、朝日紙出版、毎日紙両記者のした事は「不正は不正」。しかも国民多数の「命と健康に関わる」所でのそれは、いかに「報道の自由」の大義があれど、決して許されるものではなかろう。つまり程度の差こそあれ、岸防衛相、朝日紙出版と毎日紙の両記者、それに今回引用元の東スポ紙それぞれに問題があるという事だ。

朝日一味にかぶれた某野党参議は、岸防衛相の今回対応をネタに 国会での追及材料にしようとしている様だが、岸防衛相にはもしそうなったとしても 是非冷静なご対応を願いたい。前述二紙向けの抗議取り下げを求める気はないが、今回の件に必要な説明は 是非誠実にお願いしたい。その上で、できるだけ精緻なシステム改修の監修をして頂きたい。

その上で 門田さんのご見解に過度に与する訳ではないが、前述二紙も 今回の不正予約の経緯を、心あるなら誠実に説明すべきではなかろうか。朝日、毎日の両一味とも 何となくそんな気がなさそうなのは想像できるが「対応不要」などと高を括っている様なら、後から激痛に見舞われる事だろう。

読者の我々の手中には「読まない、見ない、買わない」自由が厳然と存在するのだ。「言論・表現の自由」に守られるヌクヌクとした身かも知れないが、対応を誤れば既成メディア全体の退潮を自ら招く事だろう。今は 6割超といわれる既成メディアへの信頼も、欧米並みの 2割台へと落ちぶれるのも あり得ない話ではないのだ。今回画像は 今春までに惜しまれつつ「早過ぎる引退」となった 名古屋鉄道の特急車編成「1700系」の様子を熱田神宮近所にて。総じて自己過信気味の既成メディア各社が、意外に早く「淘汰の時代」に直面するかもとの警告を込めて 載せます。

コメント (4)
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