Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

所謂「安保土地法」より厳正な適用を目指せ

2022-10-12 21:35:30 | 国際・政治

東欧ウクライナ危機が、かなり厄介な局面(フェーズ)に入った様だ。先日の ロシア国が威信をかけて通したとされる 同国本土と 2014=平成 26年に一方的併合を宣告したクリミア半島とを結ぶ クリミア大橋の爆破事件を受け、同事案が対立するウクライナ国特殊部隊の所業によるものとして、同国主要都市を標的に 同時多発的にミサイル攻撃の挙に出たのだ。当然犠牲被害も複数に上り、安保上の不安から 一旦は戻ったものの再び国外避難を図るウクライナ国民も多数に上る様だ。以前から指摘される、露側の核使用懸念も再燃している様だ。

プーチン露政権の露骨な報復志向がまず非難されるべき。その上で、難しくも少しでも早い停戦への道筋がつけられるべき。これまで何度も記した様に、宇側に絶対の正義がある訳ではないといえど、露側の歴史的暴虐に与してはならないのも事実。そうする事は結局、我国の北方安保に対する脅威を引き寄せる事ともなるからだ。

本題です。前回取り上げた歌手・長渕 剛さんの「安易に我国地所を 外国人及び外国資本に売る事なかれ」の主張が一定は叶う事となりそうだ。勿論これだけでは不十分で 不満が残る事ともなろうが、今まで殆ど留意されなかっただけに とも角も一歩を踏み出す事が大事という事だろう。以下 昨日の時事通信ネット記事を引用して、みて参りたい。

「重要土地に 5都道県 58カ所=政府、年内に第 1弾指定へー安保土地法」

国の安全保障上重要な土地の利用を規制するため、政府は 10/11、重要土地等調査法に基づく「土地利用状況審議会」を東京都内で開き、対象地域の選定に着手した。第 1弾の候補地として、5都道県の国境離島を中心に 58カ所を事務局が提示。地元自治体の意見聴取を経て、年内に指定を行う方針だ。

重要土地等調査法は、自衛隊、在日米軍、海上保安庁の施設、発電用原子炉施設などを「重要施設」と規定。規制区域として、その周辺約 1kmの範囲や国境離島などを「注視区域」、重要施設の中でも司令部機能などを有するものの周辺や 特に重要と判断した国境離島を「特別注視区域」に首相が指定すると定めている。

5都道県は 北海道、青森、東京、島根、長崎。注視区域として提示されたのは、八丈島(東京都八丈町)や陸上自衛隊・出雲駐屯地周辺(島根県出雲市)など 29カ所。特別注視区域には、航空自衛隊・根室分屯基地周辺(北海道根室市)や黒島(長崎県対馬市)など 29カ所が示された。第 1弾では、全域が区域指定される無人の国境離島を優先的に選んだ。国境としての重要性が高いことに加え、現地状況の把握が困難であることが理由としている。(引用ここまで)

他情報からも、今回候補地に沖縄・尖閣が含まれていない事は問題視すべきと思う。岸田現政権は、安倍元、菅(すが)前政権に比べても、媚中の傾向が大きくあるとされ、そこから意識して候補地から外した可能性も疑われよう。中共政府からの脅しに恐れをなしているのか、それ共 他地域程には緊張した向き合いををしていないのかも知れないが、だからこそ 沖縄・尖閣も候補地に挙げるべきではなかったか。

そうした早めの対応を行わないと 結局は他の諸国からの信頼を失い、最悪の場合 国際的に孤立しかねない状況もあり得るし、現実味を帯びてきた、台湾危機と対峙する為の米国初め 他の同盟国との信頼関係をも揺るがせにしかねない。今からでも対中忖度を排して、東シナ海の安全と 航行の自由の為にも、沖縄・尖閣の候補地化に本気で取組むべき。沖縄・尖閣は 同県石垣市の管轄のはずだ。である以上、政府の調整相手も自ずと見えてくるだろう。まずは石垣市長。県レベルだと 野党系の玉城知事となるが、重要土地管理適正化の為には、玉城知事とも意思疎通の機会を持てる様努めるべきではないか。上手くアプローチを心がければ、玉城知事も「話せば分かる」対話の席に着かせられるのではとも愚考するのだが。

安保上重要な指定土地の候補化は、まだ第 2弾以降も控える。候補地選定と並行して、重要施設の周辺約 1kmという規定も、必要に応じ拡張すべきだろう。以前取り上げた様な 長崎県下の大型リゾート施設・ハウステンボスの周囲などは、米軍基地や自衛隊の駐屯地もある佐世保に近い。である以上、今後の課題として 重要土地調査法の適用弾力化を願いたい想いもする所。既に外資などに取得されている場合もだ。

前回の 長渕さんの主張は、まずは我国の乱開発を抑える意図を込めた 自然保護や環境保全に主眼を置いたものと心得るも、同様に安保の為の地所保全も視野に入れたものとみる事もできよう。つまり「どういう受け止めが、日本及び日本人にとり大切か」という事だ。脱炭素の為とはいえ 毒物が垂れ流される様な乱開発は許されないし、安保上の脅威となる不良な土地取得も断固認められるものではない。その事に留意しつつ、改めて長渕さんの声に 正しく耳を傾けたいと願う者だ。今回画像は、先日の日中 JR東海道本線・笠寺駅にてボンヤリと側線を眺めていたら偶然視界に飛び込んできた、名古屋臨海鉄道の社型ディーゼル機関車の英姿を。地味ながらよく働くその様は、もっと鉄道ファンからも称えられて良いのではとも思う所です。

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