Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

初耳ーJアラート国会未設置の脳天気

2022-10-31 23:19:29 | 国際・政治

2022=令和 4年 10月も、最終日となった。一昨日夜生じた、大韓民国の首都・ソウル中心部にての大群衆事故は、想像を絶する惨状の様で、改めて犠牲各位への弔意と負傷各位へのお見舞いを申したい。人生の経験値浅い 若い世代が多かった事情もあろうが、余り関係ない様な気もする所。現地警察による警戒手薄を批判したい所も分かるが、一方で人の世は 何が起きるか分からないのも事実。「一瞬先は闇」の言葉の重さに改めて想いを致し、今回の悲劇を 韓国一国の問題とする事なく、事故を生じた背景や再発を防ぐ術を 全世界で検証、総括して共有するのが正道と心得る。

折しも 前述事故とも大きな関連あるとされる欧米由来の悪霊を退ける祭祀「ハロウィン」は今夜が本祭り。我国の東京、渋谷辺りも大変な人出の様だが、東京警視庁の警戒への尽力と 前述大事故を受けての参加各位の一定用心もあって、ここまで大きな混乱はない様だ。後暫く 明朝までの無事進行を祈りたいのも事実である。

本題です。韓国ソウルの大事故を受け 少しは危機感を抱いた感もある渋谷辺りの若い世代の印象だが、これはやはり 彼らを教導する立場であるはずの大人達に ここまで余り危機感がなかったのも一因ではないだろうか。あろう事か、我国権の最高府・国会にてこの事態が露見した。ミサイル飛来や地震速報など、安保上の緊急事態を知らせる Jアラートと呼ばれる警報受信装備が国会内に未設置だったというのだ。拙者も恥ずかしながら初耳だったのだが、それに留意するとしても 余りに危機感が希薄ではないか。以下 昨日の読売新聞ネット記事を引用して、少しみて参りたい。

「国会は『国民保護法の対象外?』・・Jアラート受信設備の未設置見直しへ」

衆院は、ミサイル発射や地震などの情報を伝える 政府の全国瞬時警報システム「Jアラート」の受信設備を国会内に設置する方向で政府と調整に入った。北朝鮮による 相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、危機管理上 国会にも必要だと判断した。参院も 衆院に合わせて導入を検討する。

2007(平成 19)年 2月に運用が始まった Jアラートは 国民保護法に基づき、行政機関などに受信設備が置かれているが、国会は対象外だ。

衆院では現在、TVや東京都千代田区の防災無線の放送を受けて 職員が院内放送する運用だ。受信設備がある場合より 約 1分遅れるという。自民党からは「国権の最高機関として 危機感が欠如していた」と自戒の声も出ている。

今年 4月には、本来は警報対象外の 東京都島しょ部に誤って発令され、千代田区も防災無線で注意を呼びかけたが、職員が放送する前に大平洋への通過が確認されたことから 放送は見合わせた。(引用ここまで)

不覚にも 拙初耳という所に留意するとしても、この現状はちと脳天気過ぎとの誹りを免れない事だろう。今からでも 衆参両院向けの Jアラート受信装置を速やかに設置すべく、今更検討などする事なく 調整に入るべきである。この不作為につき、これまで危機感を持って臨まなかった与党自民の責任はやはり重いだろう。「国権の最高機関として 危機感が欠如していた」との自覚があるなら、速やかに実行に移すべきだ。

野党側の沈黙もおかしなもの。特に、与党側の施策に一定理解を示す姿勢の 日本維新、国民民主の両党派などから「Jアラート装置の国会非設置はこのままで良いのか?」の様な問題提起をしない事の異常さを理解していたのか、改めての検証を願いたい気もする所。立憲民主、日共、社民の左派野党各会派からそうした疑念が出されなかったのは、やはり Jアラート装置非設置が好都合なのではないかとの疑念を抱かれても仕方がない気もする所だが。

前述した様に Jアラート装置は 外国からの軍事的脅威や地震などの不意の自然脅威から国民を守る為の備えだ。元より国会を「国権の最高機関」としての本気の位置付けがされておれば、他の行政諸機関と同等以上に優先して 前述装置の設置がなされなければならない。「国会を対象外」とする姿勢そのものが、もう脳天気とみられても仕方がないだろう。速やかな設置への方向が 強く示されるべき。もうこれから検討などというプロセスは必要ないのではないか。

野党側の対与党追及行動も、むしろこうした不備や無自覚にこそ向けられるべきだ。与党自民と大韓民国発・旧統一教会との接点問題を糾すのも一定は必要かもだが、国民保護法に基づく警報発出は 一刻を争う場合だってあるのだ。東京都特別区の防災無線を経た場合の「1 分の遅れ」が命取りになる場合もあり得よう。それを防ぐ 真の「国民の利益」の為にこそ、野党の対与党批判の自由も存在するのではないか。その自覚なき対峙の価値は、余りに軽薄だと拙者などは思う。とまれ Jアラート装置が 速やかに衆参両院に備えられる事を切に願いたい。今回画像も振り返りで恐縮。過日捉えた、当地名古屋市中心部近く 金山公園の秋色模様を。通る線路は JR中央線。

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