Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

改憲議論、立憲民主 vs 日共「予定調和の」泥仕合

2022-10-26 15:18:07 | 国際・政治

今秋の臨時国会が佳境に入ったは良いが、やはり議題は今夏以来の 与党自民と韓国発宗教勢力・旧統一教会の「近過ぎる接点」問題が強く取り上げられ過ぎている様だ。同教会トップへの接近が過ぎたかどで、山際経済再生相が辞任。事実上の更迭との指摘もある。立憲民主を初め 一部を除く野党側からは「遅過ぎる辞任」などと揶揄され、岸田総理の任命責任を迫る動きも目立つ様だ。

安倍元総理が銃撃に斃れた事がきっかけとはいえ、岸田総理には、組閣時に旧統一教会接点問題を織り込んだ用心もできたはずで、やはり粗雑さへの批判はやむを得まい。後任は 後藤前厚労相に決まり、堅実な執務姿勢が望まれる。後藤大臣も旧統一教会との接点は現状ない由だが、やはりこれまでの経緯には留意の上、信頼性回復に繋がる取り組みを願いたい。

昨日は又、かねて延期されていた 立憲民主衆議・野田元総理による故・安倍元総理向けの追悼演説の場が持たれた。末尾に演説全文をリンク致すが、あくまでも政治の立場では対峙するも 人としての佳き所には大いなる敬愛(リスペクト)が込められ、又 安倍前総理に向けた適切とはいえない言動への陳謝や反省も盛り込まれた秀逸な文面。テロ行為を民主主義の敵として強い位置付けも頷けるし、国会・地方の全議員に向けた呼びかけも 多くの共感を呼ぶ事だろう。安倍元総理への改めての弔意と、野田元総理への一言の労いを申したい。

前置きが長くなったが本題です。その野田元総理の政治拠点でもある立憲民主党が この所与党自民にも近い立場の日本維新の会とも連携を試みているのは知られる所だろう。ようやく定期開催に漕ぎ着けた衆院憲法審査会での議論なども関連するだろうが、これまで表面的には近いとされていた日共との見解相違がチラ見えする事態ともなっている様だ。以下 昨日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「立・共トップ 非難応酬 泉氏『やの合ってない』と理屈」

立憲民主党の泉 健太代表と共産党の志位和夫委員長が 憲法改正をめぐりツィッター上で相互批判を繰り広げ、野党内に波紋を広げている。

発端は 10/21だった。泉氏が講演で、改憲について「(国会の)憲法審査会で議論すればよい」と発言し、日本維新の会との考え方の違いについて「そんなに差があってないようなもの」」との認識を表明。これに志位氏が反発し、ツィッターで「憲法(の問題)で 維新(の会)と強力の余地があると考えているならば、とんでもない考え違い」と泉氏を批判した。

泉氏もツィッターで志位氏に反応。「協力の余地ありとは一言も言っていない。見当違いな認識と批判」と指摘し、「異論は許さないという考え方こそ改められては」と反撃した。

泉氏は 10/25、この「やり合い」に記者団に問われ「それぞけんが発信したのであって、何かやり取りが続くこと。別に、1回ずつ発信しただけだ」と理屈をこねた。

立民と共産は 先の参院選でも選挙協力したばかり。ある立民幹部は「共産にはお世話になっていめんだから・・」と苦言ほ呈した。(引用ここまで)

今回 引用の産経紙は、泉立憲民主代表のツィッター発信を「理屈をこねた」と評したも、拙者には案外自然体かも知れぬ気もする所だ。

ご存じの妻に、日共の日本国憲法に対する向き合いは、社民同様の護憲原理主義。良くなくとも近年は「日本国憲法全条文の 一字一句も見直しを認めない」とのガリガリ強硬姿勢。勿論、見直しの為の議論さえ認めないとの立場だ。立憲民主はというと、泉現代表は勿論、枝野前代表の頃でも「憲法見直し議論ー論憲位は認める」立場だと聞く。そうである以上、日共・社民など護憲原理側との軋轢や齟齬は 一定の距離を置く様になれば当然予想も予測もでき、議論や意見交換の場でも その様な姿勢で臨めるはずだ。

思い返せば 泉代表は今臨時国会の冒頭、やはり旧統一教会接点問題で渦中の 細田衆院議長に見解を問うた時「言葉にできなくば、仕草でお答え願ってよろしい」との意の発言で、流石に笑い(実は失笑)を誘ったものだ。生真面目一辺倒の人間性でない事は分かっている。そうである以上、日本維新の会や国民民主党辺りとの連携は 一部でもあるのが自然な方向と申して良かろう。現実的には、その方が好ましいのは勿論だ。

その場は否定すれど 志位日共委員長との応酬が「やり合い」と受け止められたのはやむを得まい。つまり限りなく「泥仕合」に近いという事だ。そんなやり取りがループの様に いつまでも続くのは好ましい事でないのは事実だが、これを機に かねて「提案型政治勢力を目指す」の原点に立ち返り、「維新」や「国民」との連携や選挙協力に重きを置く方向への転換を視野に入れても良いのではないか。

勿論 一部の左派勢力が靡かないのも事実だろうが、そんな連中には 離党の選択の自由でも投げ与えておけば良いのだ。日共から距離を置く野党再編なら ある程度の国民的理解も得られようし、将来的には政権交代への道も開けるかもだがどうだろう。今回画像は、今月半ば、当地北郊・一宮市内の JR東海道線沿い 実った稲の様子を。今はもう、収穫を終わっている事でしょう。通る列車は、高山線特急「ひだ」。以下に 関連記事を 2件リンク致します。➀「産経新聞 10/25付。野田首相・追悼演説文」野田元首相の追悼演説全文 「勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん‥」 - 産経ニュース (sankei.com) ➁「私的憂国の書様」心を打つ野田元総理の安倍元総理追悼演説 - 政治 (fc2.com)

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