Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

台湾双十節と日華議員懇談会の事

2022-10-14 23:46:33 | 国際・政治

日付を跨ぐかもだが、10/14は「鉄道の日」。1872=明治 5年のこの日、我国の新橋~横浜間(当時) 約29kmが初開通。以来 150年の歴史を重ね、近代日本の重要インフラとして重用され全国に伸長していく事となったのはご存知の通り。整備新幹線、沿線人口減もあって存廃の危機に揺れる地方ローカル路線をどうするか、又 ドライバー不足に喘ぐトラック物流のテコ入れ「モーダル・シフト」の可能性など課題も多いが、まずは一言の祝意を表し 望ましい解へと線路が繋がる事を祈念したい。

祝意といえば、去る 10/10は台湾の建国記念日に当たる「双十節」に対しても表すべき。中国大陸・中華人民共和国との軍事的対峙など難題を抱えるも、困難な折々の我国との連携を称え敬い、これからもそうした繋がりを大切に維持発展したいと願う者だ。その重要な節目の式典には、我国からも超党派の国会議員有志が参加の由。以下 先日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「蔡 英文氏『台湾は民主主義を決して放棄しない』双十節で訴える」

台湾の 蔡 英文(つぁい・いんうぇん) 総統は 10/10、建国記念日に相当する「双十節」を祝う式典で演説し「台湾は 民主的な社会を決して放棄することはない」と強調し、軍事的圧力にどを通じて 台湾との統一を目指す中国(大陸) を強く牽制した。その上で「武力衝突は 絶対に私たちの選択肢ではない。対等の立場で、台湾海峡の平和を維持する方法を探っていきたい」と言及し、中国(大陸) と対話してたい姿勢をアピールした。

蔡氏はこの日の講演で、中国(人民)軍が近年 台湾に対し挑発行為を繰り返していることを念頭に「軍事拡張路線による 自由で民主的な世界秩序への挑戦を無視することは絶対にできない」と述べた。その上で、台湾は中国(大陸) の一部になることを望んでいないと強調し「主権と、自由で民主的な生活を守らなければならないことは 台湾の与野党の共通認識だ。この点に関して、われわれに妥協の余地はない」と強調した。

蔡氏は 中国(大陸) によるサイバー・テロや偽情報(フェイク・ニュース) 攻撃にも言及し「台湾は 海外からの意図的な破壊行為に直面している」と説明し「偽情報を調査する体制を強化し、情報戦による威嚇に対抗していく」と宣言した。

蔡総統は「台湾はいま、国際社会において 自由と民主主義の価値観を想像する存在になっている。台湾の安全を守ることは、地域の安定と民主主義的価値観を守ることと同じだ」と指摘し、国際社会に対し 台湾の支持を訴えた。

双十節を祝う式典は 10/10午前、台北の総統府前広場で行われ、台湾と外交関係を結ぶ パラオのウィップ大統領が出席した。パレードには 10/8から台湾を訪問している 古屋圭司・衆院議員(自民) が率いる日華議員懇談会(日本と国交のない台湾との関係強化を目的とした 超党派の議員連盟)メンバー 19人が参加した。京都橘高校の吹奏楽部も招かれ、演奏を披露した。(引用ここまで)

大陸向けの 対中国交正常化?50周年の節目は、以前も記した様に どうも祝う気になれないでいる所。その一方、政府レベルでは国交を断ったといえど、台湾との関係は 我国の安保面からも重視せざるを得ないのも事実だろう。本当は外務省が行うべき、日台間の諸問題も 日華議員懇談会が行うケースもある様だ。

同懇談会は超党派の名の通り、与党自民に留まらず、立憲民主党を含む野党側からの議員参加もあると聞く。中国大陸は 近年目立って軍事力を強化させ、それに伴う示威行動も目に余るものがある由。我国の沖縄・尖閣辺りにての中国大陸公船による狼藉と同様のものだろう。台湾危機は 以前よりずっと現実になり易い所まできていると言っても、社会一般レベルでは危機感を共有できていないのが正直な所ではないのか。そうした情勢に備える為にも、日華議員懇談会の存在は 今後増々重くなっていく事だろう。

平成期の東日本大震災などの試練を経て、台湾との関係はより緊密にならざるを得ない所だろう。野党に留まらず、与党側にも実力者の一部に 所謂媚中勢力が一艇存在し、台湾との交流にとり障壁となる場面もある様だが、こうした事も一定は想定の範囲内。日華議院懇談会はは、こうした状況に備える為にも、台湾総統府との意思疎通強化を敢然と実行して頂きたいものだ。又 我々国民市民も、同懇談会の活動をよく理解し尊重もしなければとも思う所。余談ながら 諸外国に比べ普及の遅れる我国の避難シェルター整備に際しても、台湾のあり様は参考にすべき所多いのではないか。今回画像は「鉄道の日」に因み、一部の列車先頭に掲出された 記念メッセージ入りマークを掲出した 東海道本線貨物便の様子を。当地北郊・清州市内にて。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする