Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

臨時国会、立憲民主の参院質疑は 所詮「手負い」の所業だ

2022-10-21 12:23:39 | 国際・政治

今回の冒頭に、一言の弔意を表したい。拙者も大いにお世話になった喜劇集団「ザ・ドリフターズ」の創始メンバーで俳優、音楽家でもあった 仲本工事さんが急逝された。一昨日、横浜市内で徒歩にて所用に向かわれた所 交通事故に遭遇、その重篤な関連症状が落命に繋がってしまった様だ。

恐れながら拙者、過日記した いかりや長介、志村けんの各位が逝かれた折の様には強い印象があったといえず、仲本さんの追悼記事に一コマを割けない事 申し訳ない想いもあるが、弔意は些かも変わらない。ドリフ現役時のパフォーマンスは地味ではあったも、体操競技のご経験が活かされたキレの良い動きは「あ、工事さんだったか・・」と思い返せば必ず思い当るシーンがあるものだ。又 元々が音楽のご出身だっただけに、ギター演奏のレベルも高く、そちらのご活動も最後まで盛んだったと聞く。

最近知った事だが、仲本さんの芸能界入りは 往年の名歌手・ジェリー藤尾さんのバック・メンバーとしてだった由で、その時の僚友だった 高木ブーさんの勧めもあってのドリフ参加だったらしい。今夏の 安倍元総理衝撃の訃報に際し、葬礼を巡っての批判も多い中「もっと静かな気持ちでのお見送りをすべきでないか」との、それこそ「静かで温かい」ご見解表明が 拙者にとっては同氏最後の輝きとなってしまった。まだまだご活躍のご予定も複数あったとかで、哀悼に堪えない。改めて、仲本工事さんのご冥福をお祈りしたい。

本題です。旅立たれた仲本さんの御霊にも顔向けできぬ風情の臨時国会。反社性が明かになった 旧統一教会の解散命令を念頭にした内閣の「質問権」行使に当たってその範囲を刑事案件に限るのか、民法上の不法行為を含めるのかで 岸田総理のブレた取り組み姿勢などもあって、昨日までの参院は随分な騒ぎになった様だ。全部拝見とは参らないも、質問側の立憲民主も 旧統一教会問題については、接点ある議員が複数に上る「手負い」の状態。で、それを露呈するかの様な 粗雑で無様な質疑も見られた様だ。以下 昨日と今日の読売・産経両紙のネット記事を引用して、みて参りたい。

「立民・打越氏が山際経済再生相に『信者か』と質問。『憲法違反だ』と自民から批判相次ぐ」

立憲民主党の打越さく良・参院議員が 10/19の国会質疑で、山際経済再生相に「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会) の信者かどうかをただしたことについて、自民党内からは「信教の自由を保障する観点から 大きな問題だ」と批判の声が相次いでいる。

10/20の参院予算委理事会では、自民の藤川政人・与党筆頭理事が「信教の自由に関わるもので、そうした質疑は過去にはなかった」と指摘した。これに対し、立民の石橋通宏・同委野党筆頭理事は「旧統一教会は 解散命令請求を含めて議論している団体だ。質問には意義があった」と語った。

自民の牧原秀樹衆院議員は自らのツィッターで「明確な憲法違反で極めて危険なことだ。護憲と言いながら、基本的人権の尊重を理解できない議員は辞職すべきだ」と投稿した。同党の中村裕之衆院議員も「たとえ大臣とは言え、質問の内容は不適切だ」と述べた。(読売紙引用ここまで)

「信仰ただす質問の是非『コメントできない』立民幹部」

立憲民主党の長妻 昭・政調会長は 10/20の記者会見で、同党の打越さく良・参院議員が山際大志郎・経済再生担当相に対し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会) の信者であるかを尋ねた質疑の是非について「(打越氏が) どういう状況でどう言ったのか分からないが、旧統一教会との関連性を断ち切ると岸田文雄首相が明言している。その範疇(はんちゅう) の中の発言とするのか、そうでないのか。詳細が分からないのでコメントできない」と述べた。

一般論として 公の場で信仰を尋ねることの是非については「一般論についても、そこの状況とリンクしてくると思う。今、ただちにはコメントできない」と繰り返した。

打越氏は 10/19の参院予算委で山際氏にな対し「秘書に信者がいたことは否定しているが、大臣自身はどうか」と質問。個人の信仰を問いただすのは憲法が定める「信教の自由」を侵害しかねず、自民党などから問題視する声が出ている。(産経紙引用ここまで)

拙者、ここは牧原自民衆議の見方に 中村衆議と共に一票を投じたく思う。藤川与党理事の反応は当然で、打越質問を頭から肯定せんとした石橋野党理事の擁護は「目標の為には手段を選ばぬ」極左過激勢力に似た危険性を感じる者だ。

そも打越参議は弁護士有資格者。国会質疑にしても 憲法の趣旨を十分、というより絶対に弁えた質疑姿勢でなければ国会議員失格だろう。「あの」立憲民主所属だけに、速やかな謝罪を期待するのは無理かもだし そんな期待もしていないが、ならばせめて直ちの釈明位すべきではないのか。それを聞いていて速やかな対処を心がけない 長妻政調会長の不良な反応も大いなる不興を覚える。左傾の立憲民主にあっては比較的良識があると思っていただけに、極めて遺憾。こんな姿勢で以後の立憲民主自体による善処への期待など、やはり無理だろう。

自民側複数から懸念が表されている様に、事は基本的人権の根幹に関わる。山際経済再生相の不明朗は 確かに進退に関わるレベルは認めるも、憲法の趣旨に照らして 行ってはならない質疑は厳禁だ。その事を 法曹の専門家たる国会議員が無視する様な暴挙は、やはり許されざる事と申すべきだろう。立憲民主党の速やかな対処を「期待しないで待つ」事とするか。今回画像は 当地南郊の JR東海道線を、秋雨を突いて関西へと向かう 下り貨物便の様子を。「雨風にあっても、気持ち前向きに」の想いを新たにする光景。以下に 関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) 立民党議員は国会質問に立つ前に、常識や節度を勉強しなおせ - 政治 (fc2.com)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする