Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

我国安保にも資せど、対NATO連携は できる所から

2023-11-13 23:08:16 | 国際・政治
本日は、航空自衛隊による 同隊と民間航空が共用していない九州・奄美地区の空港にて、初めて有事を想定した空自機複数による離着陸訓練が行われた由。

特に沖縄周辺にて、可能性が指摘される台湾有事を意識した対応への動きは当然の事だし、万一の場合にも 平時からの訓練の積み重ねが大きな力となろう。加えて 民間航空関係各位の側からも、有事はどの様な態勢となるかを学ぶ 貴重な機会でもあろう。

予めの「予定調和」レベルとも言えるが、自衛隊も関与のこうした訓練に対し「やっぱり」左翼側から反対の動きが出た様だ。まぁ騒ぎたくば騒がせておけば良いのだが、正直見たくもない顔ぶれをチラ見すると これ又「やっぱり」高齢左翼が主だった。明らかな後継不在レベルなのだが、頑なな確信犯共は 正面からはこの現実を認めたくない事だろう。

本題です。相当にリスクはあるも、我国安保面にも資するとされる 北大西洋条約機構 NATOと我国の連携構想。同機構の東京拠点設置の話は、直ぐには実現せずもゆっくり進んではいる様だ。まだ同機構加盟諸国の意思統一が進んでないという事情もある様だが。以下 今日の NHK NEWSネット記事を引用して みて参る事に。

「NATO幹部 東京事務所開設 ”俎(そ)上にあるが 意思決定時間かかる”」

日本を訪れている NATO=北大西洋条約機構の幹部が NHKのインタビューに応じ、フランスが反対している東京事務所の開設を巡って「まだ俎(そ)上にはあるが意思決定には時間がかかる」とした一方で サイバー防衛など、新たな安全保障上の脅威に対処するため 日本との連携については加速させるとの認識を示しました。

日本を訪れている NATOの デイビット・ファン・ウィール事務総長補は 11/13、都内で NHKのインタビューに応じました。この中で 同事務総長補は、フランスが反対している NATOの連絡事務所を東京に開設することを巡って「まだ俎(そ)上にはある。一般的には前向きな姿勢だと思っている」と述べました。ただ 「意思決定のプロセスには時間がかかる。加盟国の間でさまざまな意見があり、31か国の同盟である以上 ごく自然なことだ」と述べました。

一方で同事務総長補は「日本と NATOのサイバー防衛の担当者会議が 数週間後に開かれる。サイバーの脅威は 日本、ヨーロッパ、北米にとっても同じで ほとんどの場合、同じ行為者が同じ方法で行っている」と述べ、ことし 7月に 日本と NATOとの間で結ばれた協力文書をもとに、サイバー防衛や偽情報対策など 新たな安全保障上の脅威に対処するため 日本との連携については加速させるという認識を示しました。(引用ここまで)

別報道などによると、フランス国の反対理由は 表向きは「北大西洋関連の同盟拠点をアジアに設ける意味への疑問」からの様だが、その背後にはドイツ国共々 中国大陸との相当深い経済関係が揺らぐのではとの懸念があるからとの指摘も聞く。まぁ現に NATOの東京拠点構想には 中露両国と北鮮が神経をとがらせているだろう事は容易に想像できる。

又 フランス国の他 ハンガリー国など対中露に近い加盟諸国も、我国との連携に消極的な所があろう。そうした加盟国間の 現状意思不統一なる現実がある事を ウィール事務総長補は指摘したかったのだろう。

確かに我国の対 NATO連携は それなりのリスクはあれど、安保面に資する所も大きいだろう。が 引用記事の様な課題もある事だし、東京拠点設置は拙速に進めるべきでない事も事実だろう。巧妙化、深化するサイバー攻撃からの防御は 我国も NATO諸国も速やかに確実に 継続して対処すべき懸案だし、緊迫の中東などで問題化している偽情報多数への対策も、これからは重要だろう。

NATO東京拠点開設は、同機構のパートナー国とされる我国として いずれは実現させる責務を負っている事だろうが、前述記事などから急ぐ必要はないのではないか。まずは急務とされるサイバー防衛や偽情報の駆逐など 急ぎ必要とされる所から連携を進めれば良いと思う。今回画像は、今春訪れた静岡市近くから仰いだ 木立越しの霊峰富士の様子をもう一度。通る線路は JR東海道本線。以下に 関連記事をリンク致します。「ロイター通信 7/13付」
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