Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「文化の日」に問われる、改憲への本気度

2023-11-03 15:00:59 | 国際・政治
今日 11/3は「文化の日」。国民の祝日に関する法律によると「自由と平和を愛し、文化をすすめる」由。後半の文化振興に異論はないが、既に多くの各位が主張されている様に「自由と平和を愛し」とは いかにも左派的空想志向臭が漂う。それもそのはず、この日は現行の日本国憲法公布日に当たるのだ。

既に同法の時代とのズレは明らかで、それも又多方面から指摘される所。過日の日本経済新聞某記事を拝読した所では、諸外国の国民は 社会経済の現実と法制度が乖離(かいり=大きくかけ離れる事)すると法制度の方を見直し改正への議論を進めるが、我国民にはその文化がなく 法制度を見直さぬまま現実の方を無理に合わせようとする傾向が散見される由。なる程、憲法問題でも同じ事か。

既に現憲法は、成文典による成文憲法としては世界最古級だといわれる。勿論 改憲への動きがない訳ではないが、特に左派野党と左傾報道メディアによる「妨害に近い抵抗」もあって 今日まで見直しへの有力な動きには繋がっていない様だ。

この問題こそ、往年の「経営の神様」・松下グループの総帥だった 松下幸之助さんが遺された「とにかく このままではいけない」のお言葉が最高に似合う事案とも心得るのだが、岸田現総理の向き合いも どこか力感に欠ける気配を感じるのは拙者だけか。以下 今日の時事通信ネット記事を引用して、少しみて参る事に。

「憲法改正『首相の本気度』問う声=衆院憲法審査会、初日は 1分」

衆院憲法審査会が 11/2、今国会で初めて開かれた。岸田文雄首相は来年 9月の自民党総裁任期満了前の憲法改正を目指すと公言しており、改憲派からは 条文案作成を会期内にどこまで進められるかが「首相の本気度」の試金石になるとの声が上がる。

ただ 初日の審査会はわずか 1分で終わるなど、首相の掛け声は早くも空回り気味だ。この日の審査会は 幹事選任の議事を終えると 1分足らずで散会。討議は行われなかった。改憲に積極的な議員からは「もっと議論すべきだ」との不満が漏れた。

首相は 今国会冒頭から改憲への意欲を繰り返した。10/23 の所信表明演説で「先送りできない重要課題」と位置付け「条文案の具体化など、これまで以上の積極的な議論」に期待を表明した。10/25 の衆院本会議では「総裁任期中に改憲を実現したい」と重ねて明言した。

しかし、衆院憲法審査会の現場は 首相の号令通りには動いていない。同審査会の定例日は木曜日。11/9 に 2回目が予定されるが、内容は海外視察の報告にとどまる。祝日を除けば、12/13 の会期末にまでに審査会を開けるのは 残り 3回だけ。参院憲法審査会は 初日の日程すら決まっていない。(引用ここまで)

半分は儀礼的であろう 幹事選任の議事だけで初日を終えるとは、積極改憲派議員以外の拙者にも 明らかな熱量欠如を感じさせるものだ。不足ではない。初めから欠けているのだ。内外に難題複数を抱えるのも分かりもするが、だからと言って 改憲の為の憲法審査会議事がこのザマでは、拙者も総理の本気度に疑念を抱かざるを得ない。

他の各位多数もご指摘の様に、改憲は「国家 100年の大計」である事は理解する。その実現の為にも、衆参両院での憲法審査会議論の積み重ねは不可欠といえるもの。野党側にもこの問題についての温度差があるのは分かっている。だからゴリゴリ護憲の左派野党は 真摯な参加意思がなければ無理に議論に引き込むのは不要。

公明に加え 改憲肯定の日本維新の会、国民民主党や参政党らの参加で進める事もそれは可だろう。岸田現総理の任期中発議は この様な状況では難しいかもだが、せめて改憲へと繋がる 最低限の道づくり位は責任を持って取り組んで頂きたいものだ。今回画像は、先月半ばに捉えた 徐々に秋の気配が増す当地名古屋の金山副都心・金山公園付近の様子を。通る線路は JR中央本線。以下に 関連記事をリンク致します。「産経新聞 11/1付」
コメント (2)
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