Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

参院憲法審ー立憲民主は「真っ当な議論」をする気がないらしい

2023-11-17 14:30:16 | 国際・政治
アジア大平洋経済協力会議 APEC出席の為訪米中の岸田総理と、同様の習 近平(しー・じんぴん)中共国家主席の 微妙とみられていた日中首脳会談が一応は持たれた様だ。

先の東日本大震災関連・東電福島原発事故処理水海洋出し措置に反発しての 我国水産物の輸入停止措置解除や、中国大陸に拘束された 邦人複数の解放についての協議が持たれたとされるが、習中共指導部が両事案の解決に簡単に応じるとは思えない。解決すべきは勿論だが、当然ながら 岸田総理は本気で習主席と差向う覚悟を問われるのではないか。

中国大陸といえば 我国を含む周辺国複数と領土領海に絡む揉め事を多く有し、又 台湾統一を志向するに当たり武力行使の懸念も依然取り沙汰される。対中戦略的互恵関係もそれは正論だろうが、一方で我国の独立を守る抑止力の確保と整備も怠れない。

近い将来には憲法改正にも踏み込むべきだし 岸田政権もその事を否定していないが、どうも熱量に欠ける様だ。それを見透かしたかの様な動きが、第一野党・立憲民主党左派から露見しているのも事実。以下 一昨日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「漂う停滞感 払拭見通せず、参院憲法審 立民『ブレーキ役』要職に」

与野党は今国会初となる 11/15の参院憲法審査会で、人口の少ない隣接県を統合する参院選の合区制度をテーマに議論した。参院憲法審は 定例開催が定着した衆院側に比べて改憲論議の遅れが指摘されており、挽回できるかが焦点になる。もっとも今国会は 日程が窮屈なことに加え、立憲民主党が憲法改正に慎重な議員を参院憲法審の要職に送り込み、停滞感も漂う。

「行政府の長たる首相は 現行憲法を順守する立場にあり、参院両院の本会議で条文案の具体化を促すような発言をすることは、いくら何でも越権行為と言わざるを得ない」

立民の辻元清美氏は この日の参院憲法審で、10月の所信表明演説で 改憲に意欲を示した岸田文雄首相(自民党総裁)を批判した。また 同党の小西洋之氏も「わが会派は (参院の)緊急集会の曲解を論拠とする国会議員の任期延長に改憲には明確に反対する」と強調。衆院側で強まる緊急事態条項新設論を牽制(けんせい)した。

辻元氏は 参院憲法審の日程などを与党筆頭幹事と調整する野党筆頭幹事に就任した。小西氏は先の通常国会で、週 1回の開催が定着した衆院憲法審のメンバーを「サル」などに例えて野党筆頭幹事を辞したが、幹事に返り咲いた。自民は改憲論議の進展を期待するものの、立民が容易に応じないことは「憲法改正のブレーキ役」(自民関係者)との声もある両氏の要職起用で明らかだ。

先の通常国会で 衆院憲法審が実質討議を 15回積み重ねたのに対し、参院側は 7回にとどまった。改憲派の力が比較的弱いことに加え、(裁判官)弾劾裁判の開催日は憲法審を開かないという慣例にも阻まれた。実際、次回の憲法審開催は 弾劾裁判を横目に決まっていない。

熱量も伝わってこない。11/15の参院憲法審は 所要 2Hを予定していたが、1H半で終了。立民関係者は「みんな興味がないのだろう。(中曽根弘文審査会長に) つい『終わるの早すぎませんか』と言ってしまった」と明かした。自民関係者は記者団に 肩をもむしぐさをしつつ「議論をしたくない人をほぐしていかないと」と語ったが、沈滞ムードの払拭は簡単ではなさそうだ。(引用ここまで)

辻元、小西の両立憲民主参議とくれば、もうゴリゴリの護憲原理派だ。こんな輩を 参院憲法審のあり様を左右する様な要職に送り込んだのは、岡田同党幹事長を筆頭とする左派勢力の策動に他なるまいて。衆院憲法審各位に向けて「サル呼ばわり」をした小西参議に重い処分も下せなかった挙句、同じ位置に返り咲きまで許したこの勢力に 時代の変化や我国周辺情勢に応じた健全な改憲議論を行ったり加わったりする気など毛頭なく、ただただ現憲法に指一本触れさせない、一字一句も変えさせない為の日程闘争に明け暮れるのがオチだろう。

我国の非友好側、中・露・北鮮の各国と 我国の独立と尊厳を賭けて対峙していく為には、現体制下でできる抑止力を伴う外交力の向上と共に 将来へ向けてはやはり憲法改正が避けられないのである。立憲民主の参院憲法審メンバーは そうした必要を理解する意思などなく、ただ参院における自勢力の組織防衛だけが眼中にあるのだろう。日本国憲法第 54条第 2項規定の「参院の緊急集会」が必要な状況になっても、まともな動きなど望むべくもない。

次の参院選は 2025=令和 7年実施予定だ。我々は 祖国の明日をより望ましいものにする為にも、こうした「健全な変化の為の議論」さえ認めようとしない連中に くれぐれも勢いを与えない様心得なければならない。こうした護憲原理勢力の眼中に、より真に近い「日本及び日本人の為の大いなる利益」を追求する意思はない。中・露・北鮮といった 非友好側諸国の利益に与するのがオチである事を忘れてはならない。

今回画像も振り返り恐縮。昨年目撃の、当地南郊・名古屋市南区内を東上の 東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子をもう一度。残念ながら、現在はここからの撮影は不可能の模様。以下に 関連記事をリンク致します。「参院緊急集会」参議院の緊急集会:国会キーワード:参議院
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