えいさん今晩は。昨終戦記念日には、私も先の戦没並びに戦災犠牲の各位に、謹んで哀悼の意を表しました。あの様な悲劇の再来なきをお祈り致しました。盆の時期も過ぎましたが、例年にも増して猛暑が続きます。先日、他の知友の所でコメントを拝見したのですが、貴勤務先は、この時期へ来て人員面が逼迫して大変な様ですね。人間、勝負所があるのは承知していますが、今夏の暑さは尋常でないのも事実。どうかご無理は避け、健康安全留意にてお願いしたい所です。勿論これは、決して利口ではない私も心がけねばと思っている所です。
今夏の拙特集日記は、これまで私が遭遇した鉄道の駅やそれに関する施設での想い出を主に綴っております。
これは多分貴方にも関係する事と思いますが、最近の鉄道駅は、身体に不自由がお有りの方々も不便なく利用できる様、様々な対応、所謂バリア・フリーが徐々に整備されて来ている様です。例えば車椅子に乗ったままプラット・フォームへ出て列車に乗り込めるエレベーターとか、車椅子での移動を助ける勾配の緩やかなスロープとかですね。それとフォームにて列車と人との接触を防ぐ白線も、目の不自由な方向けの点字式の黄線が併用され、安全度は大きく向上しました。ただ、それらの秀逸な設備も、健常者たる我々が、正しくその機能を理解しそうした各位への必要な協力を心がけなければ、十分に機能しない心配はありますね。
かなり以前、今は故人となった作家 田中澄江さんが、学校の身障者向けの設備について「整備の要求の前に、人手にてできる事に全力を上げるべき」との見解をお示しになっていたのを思い出します。
例えば階段にて身体の不自由な生徒が昇降する場合に、まずは他の生徒が進んで手を貸す様な風土を醸成すべき、と言う事だったと思います。私は、こうした見方も又正論ではないかと感じるんですね。そうすれば、同じバリア・フリーでも最低限必要な設備の絞り込みができ、これも必要なら乗客係員の垣根を越えた、人同士が助け合う状況を作る事ができる。運賃を払っているから、何でも楽なサービスを享受できるもの、という考え方には傾かない方が良いとも思うのです。特に鉄道交通はJR、民営に関係なく公共の場でもあるのですから、利用者レベルでそうした場面があっても良い、と私は思います。
それは鉄道にとり大きな課題でもある、重大な踏切事故防止などの安全策にしても同じ。今、全国の市街地の鉄道にて、道路との立体交差化が進められているのはご存じかと思いますが、決して最善の方法ではないと思います。物理的な障害は除かれても、結局は人の「安全を厳守する」強い決意がなければ、事故を根絶する事はできないでしょう。
これも以前、作家 犬養道子さんが国防安全の事について「やはり、装備の充実よりも、国民的な教育啓蒙が大事だろう」とのご見解を拝見した記憶があり、形こそ違え、同じ事が申せると思うのです。
福祉も安全も、まずは利用者への教育啓蒙が大切。そして車内の優先席の適正利用を初め、人手で可能な所をカバーし、どうしてもやむを得ない所の設備を整えて参ると言うやり方が、設備投資の上からも本当は望ましいと思うのですが。
貴方より良く指摘を受ける、今回又も難し目の長文を記してしまいましたが、ご一読下されば幸い。ご意見ご感想など賜れれば尚有難いです。
まだ暫く残暑が続く様ですね。改めて、お互い健康安全留意にて・・・。*(コメント)*
今夏の拙特集日記は、これまで私が遭遇した鉄道の駅やそれに関する施設での想い出を主に綴っております。
これは多分貴方にも関係する事と思いますが、最近の鉄道駅は、身体に不自由がお有りの方々も不便なく利用できる様、様々な対応、所謂バリア・フリーが徐々に整備されて来ている様です。例えば車椅子に乗ったままプラット・フォームへ出て列車に乗り込めるエレベーターとか、車椅子での移動を助ける勾配の緩やかなスロープとかですね。それとフォームにて列車と人との接触を防ぐ白線も、目の不自由な方向けの点字式の黄線が併用され、安全度は大きく向上しました。ただ、それらの秀逸な設備も、健常者たる我々が、正しくその機能を理解しそうした各位への必要な協力を心がけなければ、十分に機能しない心配はありますね。
かなり以前、今は故人となった作家 田中澄江さんが、学校の身障者向けの設備について「整備の要求の前に、人手にてできる事に全力を上げるべき」との見解をお示しになっていたのを思い出します。
例えば階段にて身体の不自由な生徒が昇降する場合に、まずは他の生徒が進んで手を貸す様な風土を醸成すべき、と言う事だったと思います。私は、こうした見方も又正論ではないかと感じるんですね。そうすれば、同じバリア・フリーでも最低限必要な設備の絞り込みができ、これも必要なら乗客係員の垣根を越えた、人同士が助け合う状況を作る事ができる。運賃を払っているから、何でも楽なサービスを享受できるもの、という考え方には傾かない方が良いとも思うのです。特に鉄道交通はJR、民営に関係なく公共の場でもあるのですから、利用者レベルでそうした場面があっても良い、と私は思います。
それは鉄道にとり大きな課題でもある、重大な踏切事故防止などの安全策にしても同じ。今、全国の市街地の鉄道にて、道路との立体交差化が進められているのはご存じかと思いますが、決して最善の方法ではないと思います。物理的な障害は除かれても、結局は人の「安全を厳守する」強い決意がなければ、事故を根絶する事はできないでしょう。
これも以前、作家 犬養道子さんが国防安全の事について「やはり、装備の充実よりも、国民的な教育啓蒙が大事だろう」とのご見解を拝見した記憶があり、形こそ違え、同じ事が申せると思うのです。
福祉も安全も、まずは利用者への教育啓蒙が大切。そして車内の優先席の適正利用を初め、人手で可能な所をカバーし、どうしてもやむを得ない所の設備を整えて参ると言うやり方が、設備投資の上からも本当は望ましいと思うのですが。
貴方より良く指摘を受ける、今回又も難し目の長文を記してしまいましたが、ご一読下されば幸い。ご意見ご感想など賜れれば尚有難いです。
まだ暫く残暑が続く様ですね。改めて、お互い健康安全留意にて・・・。*(コメント)*