Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

産経新聞よ 損して得を取れ

2018-02-17 20:41:40 | 国際・政治

今年に入って、我々日本人にとり 一番多くの朗報が舞い込んだ日ではないだろうか。大韓民国・平昌(ぴょんちゃん)にて開催中の 今回冬季五輪にて、男子フィギュア・スケートの羽生結弦(はにゅう・ゆずる)と宇野昌磨(うの・しょうま)両選手が、揃って金・銀のワンツーフィニッシュ。羽生選手は、五輪にて 実に66年ぶりの連覇を達成した。当地期待の宇野選手は、初出場で「銀」を手に。まずは、両選手の栄誉と健闘を称えたい。将棋界にては、快進撃中の若手 藤井聡太五段が、本日の朝日杯オープン戦にて、羽生善治竜王を制して初勝利。史上最年少の六段昇進を決めた。こちらも、一言祝意を申したい。

それにしても、国際五輪委IOCは、或る理事が「南北統一チームはノーベル平和賞に相応しい」とか、大会後に同会長の北鮮訪問予定が明かされるなど「大丈夫か?」と申したくなる様な、懸念される動きを見せている。強く反対する訳ではないが、くれぐれも 北鮮の「微笑み外交戦術」に丸め込まれる事のない様、留意を願いたい。今夕の某民放で、或る出演者が「微笑み外交戦術に騙されるな だけでは、一面的過ぎる」とか述べていた様だが、一体「北」の外交戦術の狡猾さを理解しているのか?不審な気持ちにもなったものだ。もしかすると、そうした事共の「報道しない自由」を行使する意図もあったかもだ。

本題です。昨年暮れ、沖縄県内の高速道で生じた、米軍関係者絡みの自動車事故につき、「日本人を救った米兵 沖縄2紙は黙殺」との産経新聞社の当初報道が、米軍や沖縄県警への取材不足もあって、一度は揶揄した現地メディア向けの謝罪や、同新聞社内処分に至った様だ。確かに、報道や論調に 間違いや不適切あれば、速やかな記事訂正及び撤回や、対象各位への謝罪などは 厳に行われなければならず、失態はあったも、産経新聞社は これらの事共を、誠実に実行したと認められる所だろう。以下、同紙記事を少し引用して、見て参りたい。

「米兵事故」おわび・記事削除で処分

産経新聞社は 2/15、昨年 12/12付朝刊 3面に掲載された「日本人救った米兵(米軍関係より、事実はなかった指摘有り) 沖縄2紙は黙殺」と、12/9にネット・サイト「産経ニュース」に配信した同内容の記事を削除し、おわびした問題で、両記事を執筆した 高木桂一那覇支局長を 出勤停止 1ヵ月とする処分を決定した。

併せて東京編集局の 乾 正人執行役員編集局長を減給、記事の出稿に関わるなどした編集局幹部ら 5人を譴責(けんせき)とした。小林 毅取締役編集担当は 減俸 30%を1ヵ月。高木支局長は 2/16付の人事発令で 編集局付とする。

本紙は 2/8付で、冒頭記事は取材が不十分であり、琉球新報、沖縄タイムズ両紙の報道姿勢に対する批判に 行き過ぎた表現があったとする検証記事を掲載。前出2社とそれらの読者におわびし、記事を削除した。(引用ここまで)

多くの人員を投じ、色んな段階を経て世に出るはずの報道記事にも、時に間違いはあるものだ。大事なのは、間違いが明らかになったら、速やかに記事訂正もしくは削除、対象となった関係への謝罪だろう。取材や編集過程が不十分な記事が出たのは 勿論あってはならない遺憾な事態だし、再発の防止に向けては、その最善が図られなければならない。産経新聞社が不適切な記事を表した対象は、敵対する前出の沖縄2紙だった。現状 これ以上の非難や揶揄をかわす為にも、今回の謝罪や撤回は当然必要だし、誠実に実行する事で、或いは前出の2紙に対し「もしも御社が同様の事をしたら、誠実にかように願いたし」と、言質を取る形とする事もできよう。

某ネット記事によると、産経新聞社の今回処置は、もう一つの意図がある可能性もあるとか。それは「謝れない新聞」として、昨今とみに支持を下げている、朝日新聞社への牽制だと言われる。近年の同紙は、報道姿勢を批判した 複数の作家、報道家の各位を相手取り、これ又複数の提訴を 同時に起こしている。本来なら、言論戦に打って出るべき所にも関わらずだ。自らの言説に、堅い信念があるなら、言論なり報道で返せば済むはずの事。それをいちいち提訴とは「何かがおかしい」と申さざるを得ない。朝日新聞勢力は、提訴の対象となった方々が指摘の、捏造や誤報についての訂正や謝罪に応じていない所が多々ある様だ。産経新聞社の今回対処は、こうした朝日新聞勢力への、無言の圧力とも取れるというものだ。

森友・加計両学園問題や、我国周辺領有問題など、朝日新聞勢力の、問題論調は数多い。特に、尖閣問題に関する高等教育につき「中国大陸側の言い分も 詳しく教えよ」などと社説で主張したのだとか。はあ?我国の固有領までそんな捉え方をするメディアを、易々と信じる訳には参らないだろう。

提訴にしても、例えば慰安婦問題についてなどは、元同紙記者に、100人超の大弁護団が伴う不自然さ。かねて指摘される事だが、朝日新聞勢力は、左傾志向の日本弁護士連合会、日本教職員組合の各執行部派と、ズブズブの深い関係があるやに聞く。後者などは、北鮮の「ちゅちぇ(主体)思想」の研究組織まであるとかで、そこから「北」の工作員勢力が巣食っている可能性も大きくあるのだ。謝罪や訂正、削除などが不十分なのは、この辺りにも問題があるのかもだが、産経新聞社は朝日新聞勢力の真似などせず、万一にも報道の仕方を誤っても、速やかに対処できる姿勢を保持して頂きたい。「つまり「損して得を取れ」という事だ。今回画像は、先年訪れた 新潟・山形県境近くの、日本海岸の様子。昨年来、北鮮籍と思われる木造船舶の漂着が相次ぎ、やはり治安の確保を要すると感じている次第。通る列車は JR羽越線。

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北鮮問題についての 三浦見解は支持できるもの

2018-02-15 10:46:12 | 国際・政治

大韓民国 平昌(ぴょんちゃん)で進行中の冬季五輪。日本勢も、ボツボツとメダル獲得の話題が聞こえ始めた。ジャンプ・スキーなど一部種目で、強風や低温など 気象条件の悪さからの日程変更などが聞こえるが、その様な状況下 日本選手団は健闘している。念願の「金」奪取はまだだが、全力で試合に臨む姿勢が見られれば、道は開けるだろう。引き続き静かに、しかし心より応援したく思います。

さて、前回も少し触れた その朝鮮半島情勢につき、国際政治学者 三浦瑠麗(みうら・るり)さんの、今尚我国にも潜伏が疑われる 北鮮工作員勢力についてのご見解が、賛否を呼んでいる様だ。左派野党の一部議員などは「三浦見解は、(後述の理由から)差別の疑いがある」などと SNSを利用し騒ぎ立てている様だが、全く当たらないだろう。そんな暇があるのなら、森友学園問題での対応がいかにも不明朗だった、佐川前近畿財務局理財局長(現在は、驚くなかれ!国税庁長官)の国会参考人招致を目指す、立憲民主・枝野党執行部にでも協力した方が、余程有意義だろう。尤も拙者は、日々着実に 旧社会党に退化して行く立憲民主党など支持しない立場だが。

本題はこうです。先日の民放TV番組の席上 三浦さんは、我国内にて 一般国民市民になりすまして 破壊を伴う政治工作をする勢力、所謂「スリーパー・セル」疑惑に言及され、仮に米合衆国が 北鮮を先制攻撃を実行すれば、我国内のスリーパー・セル勢力が深刻なテロ活動に走り、我国内治安の大幅悪化を懸念されるとして、前述の先制攻撃自重を訴える見解を表されたものだ。

前述の見立ては、既に 在留外国人を含む 多くの有識者が指摘される所であり、三浦さんだけが この事で非難される筋合いは全くない。「大阪地区が特に深刻と見られる」の表現が、確かに拙い所あったにしてもだ。左派野党の一部国会議員勢力は、ここを曲解して「三浦見解は、大いなる差別(ヘイト)」などと SNSなどで意図的に騒ぎ立てている様だが、こんなのに「はい、サヨですか」などと安易に応じる訳には行かない。「この世で一番悪いのは、騒ぎ立てる連中」との、著述家 高山正之(こうやま・まさゆき)さんの重いお言葉もある。同氏と、近いお立場の小川榮太郎さんに対し、言われのない提訴の挙に出た 浅ましい朝日新聞勢力の代弁者でもあるのだろう。

三浦見解と対立する勢力は、大阪が 特に「在日」勢力が多く居住する事からの反発の様だが「学位剥奪レベル」などとの過激反応も見られ、やはり懸念される状況が大きくある事は否めない所だろう。具体的地名を出したのは、改めて拙かった所だが。その一方、支持側の見方は「可能性の指摘に留まる」 「あらゆる危機管理の意欲を削ぐ為の策動では?」などとの、概ね冷静な受け止めが多い。拙者も、こちらを支持するものだ。

以下に、三浦さんが 某メディアの取材に応じる形で表された記事があるので、引用しておきたい。これは、我国の安保に深く関わる大問題だ。拙者などは、もういい加減に スパイ防止法などの防諜法制の整備をすべきと心得るが、ここは読者各位のご判断に委ねるべきとの想いもある。画像の方は、当地名古屋を発って 西方へ向かう、近畿日本鉄道名古屋線の様子。三重県下の伊勢中川という地点で 更に西へ向かう大阪線と、伊勢志摩へのルート 山田線に別れる形になりまして。

「三浦講師の回答」

北朝鮮のスーパー・セルの存在については、例えば英国のメディアが、北朝鮮がラジオ放送に暗号を忍ばせて、各国のスーパー・セルに指令を出していたと報じるなど、複数の海外メディアが記事にしています。勿論、対立している韓国が最も多いと思われますが、日本も例外ではないというのは当然の事です。

一般的に、テロリストは 都市部にこそ潜伏し易いものです。又、米合衆国の「9.11」の様に 第二の大都市を攻撃対象として狙う可能性があります。いきなり首都への攻撃だと、全面戦争を招きかねないからです。つまり そうした条件を考え合わせると、日本では(大阪が)危険となる訳です。しかも大阪は 1980年代に、北朝鮮の工作員による 拉致事件が起きた事があります。こうした事から、東京だけが狙われていいると安心しきってはいけない、むしろ大阪の様な大都市こそが危ないという事を伝えようとした発言でした。番組の MCの皆さんも 大阪に縁のある人(達)ですしね。仮に、このレベルの発言が難しいのであれば、我国で安全保障について議論するのは、正直 不可能です。

又、「在日(コリアン)」に対する差別や偏見を助長するという ツィッターの反応についても、私は番組中 「在日」がテロリストだなんて言っていません。逆に そういう見方を思いついてしまう人こそ 差別主義者だと思います。いずれにしろ、発言の趣旨は 米国が NPR(核態勢の見直し)を公表し、小型化した核兵器の先制使用を辞さない方向に舵を切ったけれども、スリーパー・セルの危険性があるので 北朝鮮に先制使用してはならない、という事です。それなのに、こうした反応になるのは 番組をよく見ていなかったか、余程 穿った見方をしたのか。理解できません。(引用ここまで)

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どうする?鉄道駅の バリアフリー施設費用負担

2018-02-13 20:44:54 | 社会・経済

大韓民国で開催中の、平昌(ぴょんちゃん)五輪にて 日本選手団が善戦中だ。女子ジャンプスキー、ノーマル・ヒル種目では、前回のソチで メダルを逃した高梨沙羅選手が見事「銅」を奪取、他のメダル獲得各位と共に、一言祝意を表したい。北鮮との統一チームなど、どうも政治臭が目立つ今回五輪だが、勿論我国選手団は、これからも 心より応援したく思う次第。

韓国と北鮮の政治レベル諸問題については、我国内でも スパイ工作員潜入疑惑を初め 色々と問題が起きているのは存じている。先日は、政治学者 三浦瑠麗(みうら・るり)さんが、北鮮有事の際、我国内の潜入が確実視される政治工作員勢力による、不穏な動きの可能性を指摘される言説を表されたに留まる所、左派勢力が過剰反応し、同教授へのネット攻撃など一騒動あった様だ。

確かに「大阪地区が特に危険」とされた三浦見解は、そこの所に限っては穏やかではないにせよ、政治工作員勢力蜂起自体の可能性は ゼロではない。それに関する懸念の抹殺を図ろうとする、左派野党勢力とそのシンパ共の出方も、同様に不穏だし危険だ。先日は、女性与党衆議の 杉田水脈(すぎた・みお)さんも、言われのないSNS攻撃や脅迫に遭遇したとかで 大いに苦労された様だが、こうした出方は、我々も関心を持って 不当な攻勢が生じない様、必要な注視位はすべきかも知れない。

本題です。先程のTV報道で、国土交通省が 全国の鉄道駅で普及しつつある、EVやスロープ、転落事故防止用プラットフォーム・ドアなどの「バリアフリー設備」の費用負担が増している実態に照らして、新たな費用負担法制の検討に入った様だ。昨今、都市圏のみならず、地方や郡部の駅でも見られる様になった、前述の バリアフリー関連設備機器は、それは相当額の費用を要するものである。年々費用規模が膨らむ一方で、JR、私鉄の別なく 鉄道運賃や諸料金などは、消費税の改定分を除いては、平成に入って以来、一部を除き 概ね据え置かれて来た印象がある。交通の立場は違うが、例えば高速道路などでは、諸施設の費用は 受益者負担の原則がある。全国的に、多くの費用を要する バリアフリー設備機器が これだけ増えて来た以上、高速道路などと同じく 受益者負担を求める立場(スタンス)そのものは 認知されるべきだろう。

そうは申しても、日常的に列車を利用される 通勤通学の各位から、いきなり高額の上乗せを徴収するのも難しい。拙劣な一案は承知だが、通勤通学運賃からの上乗せは、低めに押える 或いは一定期間徴収を猶予するなどの緩和措置を行い、主に土休日に多く出回る、往復割引切符やフリーパスなどの上乗せ率を高めにするとか、それが無理なら 割引率を下げる事を考えても良いのではないか。特に思い切って上乗せして良いのが、鉄道愛好者(マニア)向けのそれ。あらゆるジャンルに通じる事だろうが、マニアと言う人種は、己の入れあげている対象には 出費を惜しまないものである。鉄道各社が用意する「特割きっぷ」や、学休期に発売される「青春18きっぷ」などは、この見直しの対象にして良いと愚考するのだが。

もう一つ、最近の外国からの旅行者増加で、我国内の全JR線が原則乗降り自由の「ジャパン・レールパス(Japan Railpass)も、ユーザー向けの説明を徹底して理解を得る事で、見直しの対象にして良いと思う。そしてこの際、このパスの対象外とされる 東海道・山陽新幹線「のぞみ」と、山陽・九州新幹線「みずほ」も、特別料金別途を条件に、利用を認めても良いのではないか。この除外措置は、以前から多くの旅行者に不評だと聞くが、バリアフリー費用の問題は、これらを見直す好機かも知れない。健全な国際交流の一助の為にも、是非 前向きな検討をお願いしたいものだ。

今回画像は、拙居所からもそう遠くない、JR名古屋駅すぐ南西の 新興副市街地「ささしまライブ」近くを行く、名古屋臨海高速鉄道・あおなみ線の様子。ここと、国際行事の会場や国際的な遊園地「レゴランド」 そして、我々の関心事も多い「リニア鉄道館」などが整備される 名古屋港金城ふ頭を最短で結ぶ路線。途中の荒子には 名古屋貨物ターミナルが設けられ、貨物列車も 多くが乗り入れています。

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2018=平成30年 建国記念日に寄せて

2018-02-11 20:34:57 | 国際・政治

今日は、今年 2018=平成30年の建国記念日。既報の様に、今上陛下が来春ご退位の見込みであり、平成年間の建国記念日は 後一回となる見通しだ。初代 神武天皇の即位から、今年で 2678年。皇紀ではこの年号になる。大いなる節目への敬意と共に、この悠久の歴史に想いを致し、改めて 祖国日本の尊厳や、これからのあり様を 拙者なりに考えて参りたい、と気分を新たにする所であります。

発生直後 少し触れはしたが、改めて 台湾の震災に、心よりのお見舞いを申し上げます。この事態に際し、安倍総理大臣が 大変な状況に見舞われた事共へのお見舞いの意として、「台湾加油」の色紙を記されたのだが、当初 祭台湾総統宛てとする予定の所が削除されたとか。詳細は不明なるも、風聞によれば、どうも「台湾を国家として認める意思のない」中国大陸に忖度した、外務省の意向らしいと言うのだ。台湾代表たる、祭総統閣下宛てを明らかにする国際儀礼の何が悪いのか?拙者などは「意味不明」としか理解のしようがないが、一方では 我国中枢での媚中志向が明らかになった証左であり、そこは糾した方が 今後の為だとも思うのだが。

北鮮に政治利用された事もあって、些か白けた所もある平昌(ぴょんちゃん)五輪の過熱報道の蔭で、前述の台湾震災や、奄美群島近くの東シナにての、大型タンカー衝突に伴う 深刻な海洋汚染に繋がりかねない 大量の重油流出事故などを、満足に報道しているメディアは少ない様だ。建国記念日に当たっては、平昌五輪より重く見られなければならないはずだが、購読数や視聴率優先の姿勢が事実なら、「第四の権力」は 確実に死へと向かっている様に見られても仕方がないと心得るのだが。

それにしても、我国の建国記念日に 以前から賛否があるのは驚きだ。しかも、昭和期の間は 旧社共に近い反対勢力も、それなりに多かったのだと聞いている。今日の TV報道を見た限りでは、あくまで一例だが 建国記念日を祝う、或いは肯定する勢力の催しには、かなりの人数が参加した模様に対し、反対勢力のそれは、以前よりは低調な印象を受けた。それは 一定当然だろう。

反対勢力の背後には、我国の尊厳を否定する日共、社民などの左派野党が控えている。五輪開催中の大韓民国と対峙する北鮮の問題に関しても、浅はかな戦争反対に拘泥するせいもあってか「北鮮とは、圧力が効いてないから対話しかない」などとの表明が見られた。呆れてものが言えない。日米が先頭に立ち、国際連合の認知も得て行っている対北圧力は、現在進行中であって「ダメだった」の結論は出ていない。それを、勝手に「ダメ」判断をして、自勢力の主張に有利な様に、印象操作しているのである。或いは、北鮮内の飢餓発生の可能性を持ち出して、我国政府に人道支援とかの、無理難題を要求する向きもある。その前に、同国の核武装の現実や、まだ解決には遠い 日本人拉致事件の事共を糾す方が、ずっと重要だろう。

多くの反対意見を抑え、とりあえず訪韓を果たした安倍総理大臣の行動は、概ね良好だった様だ。拙者も余り前向きになれなかった訳だが、もしも訪韓がなかったら、北鮮は 更に五輪の場を引きずり回す様な挙に出た可能性もある。それを牽制できただけでも、所謂慰安婦問題についての 日韓合意の今後など、課題は残るも 一定の効果があったと見るべき、と拙者などは思う。

中朝をメインに、今の我国を取り巻く情勢は、本当に難しいと実感できる様になった。在沖縄米軍基地や、佐賀県下での陸自ヘリコプター事故など、遺憾な所あるのは事実だが、それらを踏まえても、これからの我国のあり方がどの様たるのが良いのか、国民市民のレベルで 本気で思考している時が来ていると感じる。非業の最期を迎えた、J・F・ケネディ 元米国大統領の金言「国が己に何をしてくれるかを問うのではなく、己が国に対し、何ができるのかを問うべき」の高い見識も、きっと大きなヒントになるのでは、とも愚考するのだが。今回画像は、我国の建国ゆかりの 伊勢神宮近くの伊勢湾沿いを行く、JR参宮線の様子を。

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平昌五輪~「北」に造られた熱狂

2018-02-09 12:31:43 | 国際・政治

北陸地方の雪害は、本当に深甚なレベルの様だ。今朝早く、一千を超える大小の車両群が立往生(スタック)して麻痺状態だった国道8号線が 陸自などの尽力もあってようやく通じ。JR北陸線や北陸自動車道も、運行や通行が再開されるも、まだ当分は影響が残る事だろう。住居や建物に積もった雪の処理も並大抵ではないだろうし、これから気温が上昇でもすれば、今度は雪崩などの危険(リスク)が付き纏う。改めてのお見舞いを申したい。

大韓民国・平昌(ぴょんちゃん)五輪及び障碍五輪が、今日から来月にかけ 開催される。朝鮮半島南北統一チームの結成や、薬物使用疑惑に絡む ロシア国の参加停止など、後々物議を醸しかねない事共が、ちょっと多い様に感じる今大会だ。又、我国内報道メディア、特に NHK辺りは やや過熱気味の伝え方をしている様だが、これまでの冬季大会に比べると、国民的盛り上がりは 今一つ欠けると見るのは拙者だけか。

やはり、大韓民国の開催という所が大きい様な気がする。何度か触れた事だが、文(むん)現韓国政権は、先年 朴(ぱく)前政権が我国と結んだ 所謂慰安婦問題に関する日韓合意の最終性と不可逆性を事実上無視。再交渉は回避するも、同合意の誠実な実行には程遠い現状だ。この時期によく行われる、米韓合同軍事演習も、五輪及び障碍五輪期間中の見送りはやむなしとしても、北鮮に対する、過分な忖度(そんたく)と配慮ではないか?との疑念が付き纏うものだ。

この一方で、北鮮の出方は どうも「やりたい放題」の所が散見される。大型貨客船「万景峰(まんぎょんぼん)92'」で来訪の芸術団は、韓国内の宿舎に入る事なく同船をベースに滞在、燃料補給の対韓要求に出ているという。補給度合によっては、国連制裁決議に抵触する懸念もあるとかで、文政権の姿勢が注目されるが、くれぐれも甘い対応とならぬ様、釘を刺すべき所だが、どうなるか・・

陸路から入った 各競技の選手団や、韓国の男達の注目の的「美人応援団」も、韓国民らとの接触の機会は 北鮮側の都合で大きく制限されている様だ。まあ、これまでの経緯から当然かもだが。国際的話題狙いと思われる、南北統一チームにしても、どうも北鮮ペースで編成が進んでいる印象が大きくある。多少は韓国側に配慮、との所もありはするが、今回五輪を政治利用せんとする意図が、強く匂って来るのだ。加えて、昨日「北」の首都 平壌(ぴょんやん)で強行された 軍事パレード。この事からも「北」が、南北宥和を匂わせる一方で、五輪憲章無視の 力の脅しもやめるつもりのない二重基準ダブスタぶりが、強く窺えるのだ。

今日午前には、安倍総理大臣も 開会式出席に赴かれたが、前回も記した様に、外交面で大きな期待はし難い所。文大統領以下、韓国要人との会談会合は、前出の日韓合意の再確認とか、当初予定の範囲だけにされた方が良いかも知れない。出発前の、与党国会議員多数の反対意見もよく分る。この時点で訪韓しても、我国益に資さない所多いからだ。だが、それらを踏まえながらも赴かれたという事は、そうした懸念を超える意義かあるから、との動機からだろう所は、少なくとも一定は信じる方が良いのだろう。

今回の平昌五輪の熱気は、拙視点からは「北」と、それに同調しがちな我国の左傾メディアにより「造られたもの」との印象が強い。厳しい鍛錬を積み上げ 会場へと赴いた選手各位は、勿論 心より応援するものだし、メダルという 目に見える成果と、表彰式に 少しでも多くの日章旗が翻る所も、是非見たいのが本音なるも、これまでにない政治利用臭は 意識しても良いと思うがどうだろう。今回画像は、此度の大雪で 図らずも優れた耐雪性能が認められた、北陸新幹線列車の走り姿を。 

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