先日の 安倍前総理の靖国神社参拝に関して、少し補足をしなければなりません。恥ずかしながら 拙者も後で気がついたのだが、前総理がご参拝当日のほぼ同時刻には、台湾にて今夏ご逝去の、李 登輝(り・とんほい)元総統の告別式が執り行われていた由。我国よりは 事実上の政府特使として、森 喜朗・元総理が参列された。最も尊敬すべきアジアの政界人にして対日理解も特筆すべきもの。前総理のご参詣は、靖国参拝をも遂げられたこの巨人への弔意もあったに違いない。改めて、李閣下のご冥福を祈念する次第。
本題です。安倍前政権の後を襲った 菅(すが)新内閣の支持率も、まずは良好な滑り出しの様だ。流行続く、中国大陸由来の新型コロナ・ウィルス肺炎抑止策やそれに伴う対経済ダメージへのテコ入れ、少子高齢化への対応など 期待値が高いだけ使命と責任も重いという事。まぁ菅総理初め 閣僚各位は概ね経験値も高く、そんな事は先刻ご存知だろうから他言は控えるが、内閣支持率に関する報道各社の取り上げについての記事が目についたので、ざっと触れようかと思う。読売新聞のネット記事を引用する次第。
「報道各社の内閣支持率、なぜ違う?」
菅(すが)内閣の発足に伴い 報道各社が実施した世論調査で、内閣支持率はいずれも高い水準を記録した。読売新聞社と日本経済新聞社は各 7割代で、朝日新聞社、共同通信社、毎日新聞社はそれぞれ 6割代だった。
読売、日経両社と他の 3社の数字の差は、内閣支持の質問手法の差が影響したとみられる。読売新聞社の場合、内閣支持の質問で曖昧な回答をした対象者には「どちらかといえば 支持しますか、支持しませんか」と 1回だけ重ね聞きするルールを、歴代内閣の電話調査で一貫して採用している。
日本経済新聞社も、類似の手法を採っている。重ね聞きしない場合と比べ「支持」「不支持」の数字がそれぞれ上積みされるが、今回は新内閣発足直後の期待感から「支持」に大きく傾いた様だ。(引用ここまで)
この記事に対し、日頃拙者が抱く「偏向」とかの先入観で向き合いたくない気持ちである事は申しておきたい。又 記事中に同様の主要紙・産経新聞社が入っていないのは正直気になる所ではあるが、拙邪推が許されるならば 概ね読売、日経両紙に近い所ではないかと心得る。前述両紙と他の 3紙の値の差は、決して先入観や捉え方の偏向の差とは思いたくないが、記事が指摘の「手法の差」は是非抑えておきたく思う。この辺りの捉え方が曖昧だったのは 拙反省点でもある。
それを踏まえた上で、菅・新内閣には 是非ともこの期待値を裏切る事のない様、諸事諸問題との真摯な向き合いと強い政策の打ち出しをお願いしたい。国民市民の側からは、やはり医療面を含む前述感染症対策と その関連ともいえる大きなダメージを負った国内経済へのテコ入れが、期待の双璧といえる。勿論「もう一つの懸案」携帯通信料引き下げや 少子化対策の一環としての不妊治療保険適用化、それに外交分野の諸問題も重要課題だろう。菅・新内閣のご健闘を祈念したい。今回画像は、台湾向けに初輸出もされた 東海道・山陽新幹線の先代主力車 700系思い出の雄姿。東京方面から JR名古屋駅進入の様子。東海道新幹線区からは勇退も、残った同僚は新大阪~博多間の山陽新幹線区で 今も活躍を見せています。以下に、元読売の記事をリンク致します。 https://news.goo.ne.jp/topstories/politics/goo/8e4dfb1538c6c078d06c1fe0ae0be7da.html?fr=RSS&isp=00002