Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

安保と鉄道 その⑩

2022-08-20 21:31:20 | 国際・政治

今日の共同通信ネット報道によると、過熱気味の大韓民国発・旧統一教会と 与党メインの我政界との近過ぎる距離問題についての左派野党や左傾メディアの取り上げ姿勢につき「こちらの方がまともに見える」趣の与党・公明党から現憲法上の保障規定から外れる事への懸念が発せられた様だ。

記事によると 石井啓一・公明党幹事長より 8/19の記者会見の席上、政治と宗教の関係を巡り「宗教団体が政治に関わってはならないとする 誤った論調が一部にあるが、特定の政治家や政党を支援するのは憲法上保障されている」と懸念を示した由。同党は仏教系大手教団・日本創価学会を支持母体とするのは 有名な所だ。

旧統一教会の世界平和統一家庭連合と 主に与党の政治家の関わりが批判を浴びているのを受け、政治と宗教全般の関係に議論が広がるのを警戒した発言だ。旧統一教会については 社会的なトラブルを多く抱えているとして、他の宗教団体とは区別すべきだと指摘した。

些か公明党による組織防衛臭も感じはするし、支持母体たる創価学会が 全く社会的問題がないかどうかは各自の受け止め次第という所もあろうが、旧統一教会と我政界、特に自民とのエラく近しい距離感は、同教会の抱える 霊感商法疑惑や過分な献金要求の様な反社性による所からではなかろうか。同霊感商法被害者弁護団の姿勢も 旧統一教会の反社性のみを問題にしたもので、レベルこそ違え 特に関与の多かった与党自民など向けには「過去の事はさておき、今後は速やかに手を切る旨を確とすべし」との立場だ。ここの所を弁えぬ過激で粗雑な論調の放置は、むしろ日本国憲法も保障の「信教の自由」への侵害ともなりかねない。

左派野党や左傾メディアの取り上げ姿勢は 前述の反社性への緩い対応への批判を大きく超えた貶め的攻撃志向もみられ、これが韓国内にての 信者らによる大規模な抗議行動にも繋がった所あるとか。デモの挙に出た信者らにそのまま与する者ではないが、対与党側批判も 旧統一教会の反社性を認めた様な緩い所に限定すべきであり、又 その事だけで直ちに議員辞職などを求めるのは過剰反応だと思う。

それらに留意した上で、福田前自民総務会長ではないが「何で騒がれているのか良く分からない」とかの言葉はもう聞きたくないとの想いは多数意見だろう。今月 拙者が触れている、安保と鉄道の事共も まだまだ詳細に踏み込めている訳ではなく、恥ずかしながら「さわりだけ」レベルに終わるかも知れない。しかし、中国大陸他由来の 又もの流行期にある新型コロナ感染症問題や、前述の旧統一教会と我政界の不適切な関係問題と共に、安保と鉄道の事も 政治家の関心対象になりきれていないのも事実だ。

詳しくは 末尾リンクの関連記事に譲る所も多いが、我国鉄道貨物の大半を扱う JR貨物と、産業各界とが意見交換を行い 業務改善への模索がなされているのも事実。この中には 防衛省と自衛隊も含まれ、安保の為の補給と物流の確保という視点からは当然の事と思う。然るに他情報によると、与党自民や公明の所属国会議員各位や各党幹部クラスの間にも、こうした所への正面からの向き合いはほぼ皆無に近い様だ。

全く「平時だけの思考」と受け取られても仕方がないのではないだろうか。2018=平成 30年夏だったと思うが、当時の西日本豪雨の為 JR山陽本線が長期寸断され 多くの鉄道貨物輸送が麻痺した折に、無傷だった日本海側の JR山陰本線や伯備線他を経ての迂回貨物便の運転は、野党側の提案が採り入れられたと聞いている。形こそ違え、類似の事態は今後とも生じる可能性が大きくあろう。現実にそうなってから慌てない為にも、今の内から「有事に備えた物流態勢の構築」を、陸・海・空の別を問わず考え、実施へと繋ぐ必要がありはしないか。

拙者は必ずしも熱く支持する訳ではないが、例えば安保・鉄道の両面に明るいとされる 石破 茂・元自民幹事長辺りをトップに、この様な安保と鉄道を含む物流のあり方を検証し より強い方向へと研鑽する部会を立上げて頂きたいと願う者だが。今日なども 国内総生産 GDP比 2%レベルへの防衛予算増強案に対し、萩生田自民政務調査会長から「まだ不足」の表明がされた。それは分った。しかしながら、より深化した防衛力増強とは、表の華やかともいえる 兵器や装備増強だけではないはずで、各方面から指摘される 自衛隊員の福利面改善や教育の向上、そして拙者が触れる 鉄道を含めた補給や物流の拡充までをも含むはずだ。

更に申せば 一定額でも良いから、自衛隊の補給上必要な鉄道運営・整備も安保活動の内との理解も願えればと思う。これができれば、少額でも防衛予算の一部を取り付けられる可能性もあるからだ。防衛省と自衛隊は鉄道貨物便の輸送演習を行うなど 既に行動を具体化し始めている様だが、こうした事共に もっと与党政治家諸氏の関心を惹きつける必要があると拙者などは思う所。今回画像も振り返りで恐縮。少し前 当地の大宮・熱田神宮傍の JR東海道本線を下る、関西方面への貨物便の様子を。終点で積荷のコンテナはトラックに載せ替えられて荷受先の玄関まで届けられ、間接的にせよ 鉄道線路は結局、我々の足元まで繋がっているという訳で。以下に 関連記事をリンクいたします。(IT Media 8/19付) 鉄道貨物の諸問題解決が急務、運送業界「2024年問題」に備えよ (msn.com)

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安保と鉄道 その⑨

2022-08-18 10:57:09 | 国際・政治

政界、特に与党のそれと大韓民国発の「反社面を抱える」とされる旧統一教会との距離問題への 既成メディアの些か過剰な印象の取り上げは相変わらずだ。確かに信者といえど実害を生じた宗教勢力への 我政界の接近に行き過ぎがあれば糾されるべきだし、特に与党の関係各位は国民向けの説明を誠実に行い、今後の関係を絶つ意思位は明確にすべきだろう。

一方の報道勢力。特に左傾側のそれは 明らかに旧統一教会の問題をネタにした対与党側貶め意図が露骨に透け、先年騒がれた 旧安倍政権下の「森友・加計・桜」の各問題再燃レベルを狙っている印象も受ける。更に不興を覚えるのが「我々こそ絶対の正義」を振りかざす様な 左傾側の騒擾的論調だ。

これは何も かねて好感しない朝日新聞一味に留まらず、名指しは控えるが ゲスト・コメンテーターとして各局 TV番組出演の発言者中には、少なくともネット上では 極左過激勢力との黒繋がりを指摘される人物もある。こんな事で、仮に与党側の落度が明白だったにせよ 公正な追及ができるのか、一抹の疑問も残る所。いずれ臨時国会の追及ネタにも上がるだろうが、野党の取り組み姿勢が「森友・加計・桜」と同じで良いとでも思うなら、この間何も学んでいなかった事になるだろう。その辺りも留意しながら、今後を見て参ろうと思う。

本題です。今月は「安保と鉄道」の関わりをメインに帯タイトルを付したものだが、勿論自衛隊側の具体的な動きもある事実は踏まえないとという所。全国の主要鉄道路線にて 自衛隊向け臨時便が出ているのは鉄道ファンならずとも広く知られるが、ここ 2年位は 自衛隊側の公用車ドライバー不足もあって、定期的な鉄道便利用の動きも出ている様だ。以下 先年ので恐縮だが、西日本新聞ネット記事を引用して みて参りたい。

「陸自が 資機材輸送に鉄道利用定期化 JR貨物・鳥栖駅など 8駅拠点に」

陸上自衛隊は (2020=令和 2年) 4月から、全国の演習場などへの資機材輸送での 鉄道の利用を本格化させる。JR貨物の鳥栖貨物ターミナル駅(佐賀県鳥栖市) など全国八つの貨物駅を 積み下ろしの拠点とする。東日本大震災(2011=平成 23年) など災害時に道路が寸断され、トラック輸送に影響が出たことなどを踏まえた。

貨物駅の隅田川(東京都荒川区) から札幌(北海道札幌市) と (前述の)鳥栖へ向かう 2路線を利用。途中の駅で積み下ろししながら、訓練などで使う資機材や隊員の食料などを運ぶという。現在は 主に陸自の輸送トラックや民間フェリーで運んでいるが、東日本大震災や熊本地震(2016=平成 28年)、九州北部豪雨(2017=同 29年) などの災害時に影響を受けたことから、これまでは不定期だった鉄道輸送を定期化することにした。

弾薬や武器類の輸送は従来通り、陸自のトラックを使う。自衛隊は 定員 24万 7154人(2020=令和 2年当時) に対し、同時点の充足率は 91.7% と人手が不足している。陸自幹部は「輸送を民間と協力することにより、任務の効率化、省力化を図りたい」と話す。(引用ここまで)

全国的、或いは国際的な拠点を持つ 我国主要企業でもそうだろうが、災害など万一に備え 輸送の chを少しでも多角化して安全と信頼の確保を図るべきは、自衛隊にしても同じ事だろう。随分前の東日本大震災直後、自動車評論家・赤井邦彦さんが某スポーツ紙で語られた事だが「道路は 災害時にも一番早く通行が確保されねばならない。被災地へ真っ先に駆け付け、かつ後処理などで一番最後に現場を後にするのが自動車だからだ」との記事を拝読した事がある。

確かに原則はその通りだ。人命に関わる救助・救難活動に道を開く為には、文字通り「道路仮復旧」が最優先されるべきは異議がない。しかし現実は「Yes but」もありだろう。一時にせよ 道路が機能を失い、鉄道が生き残るケースも有り得る事が、昨今の自衛隊判断に繋がったという事だろう。勿論逆のケースも大いにあり得る事。赤井さんのご見解は正論である。

それを踏まえた上で 引用記事をみて参ると、やはり首都圏からの列車行先が「北海道・札幌と九州佐賀・鳥栖」というのは現実の安保面でも説得力があると思う。札幌方面行は「北の備え」つまり今、東欧ウクライナ国を侵攻中のロシア国の脅威に対峙するものだろう。

少し歴史絡みとなるが 露は旧ソ連邦期、我国の終戦に当たる 1945=昭和 20年 8/15を過ぎてから対北方領土侵攻行動を起こし、正式な終戦とされる米戦艦・ミズーリ号の艦上で行われた降伏調印の日 9/2を過ぎても続き、結局 当時正当な自衛行動に出た旧陸軍残存部隊を破って 9/5に至り ようやく止んだと聞く。この国際法規にも反する旧ソ連邦の蛮行を、我々はくれぐれも留意したいものだ。

又 1988=昭和 63年完成の青函海底トンネル開通時に、最も不興を抱いたのも旧ソ連邦だとされる。前述の史実は 旧軍の抵抗なくば 旧ソ連軍は北海道侵攻へと進み、少なくとも道西部の留萌(るもい)➡道東の釧路を結ぶ線以北が占領され、北海道に国境が出現した可能性があるのだ。そればかりではない。旧ソ連邦の最終目標は、北海道全土の占領にあったとされるは有名な話。特に不凍港でもある天然の要害、函館を 当時のスターリン元書記長らは喉から手が出る程欲しがっていたとの話も聞く所だ。そんな事を許せば、今度は津軽海峡が「緊張の海」と化しかねないからだ。残念だが もう美味で知られる「大間マグロ漁」どころではなくなるだろう。

南方の 九州佐賀・鳥栖方面の設定も適切だろう。申すまでもなく、更に緊張の度を増す 台湾危機への対応が欠かせなくなりつつある。こちらも又 輸送手段の多ch 化に取り組むべきと心得る。北方同様、やはり道路の機能が低下した場合の事は考えられなければならない。鉄道利用と共に、これまでも実績のある 民間フェリー船を初めとする内航海運との連携も維持すべきは当然だろう。

九州方面はひとまず佐賀・鳥栖まで輸送の様だが、JR貨物便は更に南方・鹿児島貨物ターミナル駅まで運転される。今後で良いから 台湾危機や南西諸島周辺の緊張事態に手強く対応できる様にする為にも、臨時的でも自衛隊鉄道便の鹿児島までの運転が考えられて良いと思う。九州地区の貨物便は、旧国鉄期から活躍の電気機関車複数 (交流電気式の ED76、直流/交流両電気式で本州乗り入れも可能な EF81の両機材)が経年を迎え、後継機材(直流/交流両電気式の今世紀型・EF510) の手当てが進められている模様。

以後は新型車種への統一などが行われるだろうが、経営面の為といえど こうした動きは安保面もプラスとなる。今後の動きを注目したいと思う者だ。今回画像は、近年当地東海にも姿を現す様になった 今世紀モデル・EF510型電機の上り貨物便を当地北郊・一宮市内にて目撃した時のもの。本来は朱色外装なるも、当初首都圏発の夜行特急列車を先導した青基調、先年まで同じく夜行特急「カシオペア」の先頭に立った銀基調の機も少数あって、九州向け新車は「銀基調」をアレンジした色合いになる様です。

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安保と鉄道 その⑧

2022-08-16 23:05:31 | 社会・経済

初夏来の 東シナ海における中台間の緊張が続く様だ。N・ペロシ米連邦議会下院議長に続き、同議会議員団複数の訪台をみた。これに反発した中国大陸は 台湾周辺での実戦級軍事演習に加え、我国の沖縄・尖閣海域への 同国海警船艇による領海侵犯をも繰り返している様だ。

同海域での漁撈も解禁の由だが、排他的経済水域 EEZはおろか、領海内も不穏とあっては 安心の漁など叶わない事だろう。我国政府もこれまでの「遺憾砲頼み」ではダメで、海保と海自が連携しての 脅威を伴うより強い対中対処の姿勢を見せるべき。そうでもしなければ、現地漁業関係各位の生活は勿論、我国の水産資源保全も叶わず 中国大陸の意のままにされかねないと愚考するものだが。

そうした我国の国土や国益保全の為の安保活動に資する為にも、近頃は今後のあり方議論の対象にもなる JRを初め 鉄道各線への必要な所での自衛隊関与を望む連載を思い立った次第だが、今回はそうした所を少し離れ 我々国民が通勤通学や遠方への旅行の折、鉄道などの車内の安全確保についての問題に触れてみたく思った次第。

現に昨夏から秋にかけては 首都圏の主要私鉄路線にて刃傷事件が相次ぎ、負傷者も複数に上った。犠牲を生じなかったのが不幸中の幸いかもだが、こうした事件は今後も生じる懸念があるだろう。少しは普段から 事件に遭遇した場合などを考えておくべきかも知れない。詳しい所は 末尾リンクの関連記事に譲るが、結語の所を引用して みて参りたい。セキュリティ通信ネット記事より。

「京王線/小田急線刺傷事件、密室の電車内でどう身を守るべきか」

2021=令和 3年 9月以降、僅か 2カ月の間に 京王線刺傷事件、小田急線刺傷事件と 2つの無差別刺傷事件が発生しました。通勤や通学など 誰もが利用する移動手段である電車内での事件に、恐怖を感じる方も多いのではないでしょうか。

国土交通大臣による 駅係員や警備員による駅構内の巡回及び社内の警戒添乗の徹底、車内・駅構内における防犯カメラの増備などの実施を呼びかけています。鉄道のセキュリティに関しては、(同年の)東京五輪開催に備えて 鉄道各社、メーカーによって 顔認証システムや AIを搭載し、不審者や放火を事前に察知する防犯カメラなど最新の技術を搭載した防犯システムが開発され 導入が進められてきました。

しかし どれほどセキュリティ技術が進化しても、不特定多数の人が乗り込む密室という電車内において完全に犯行を防ぐことは困難なので、電車を利用するそれぞれが セキュリティ意識を高めることが重要です。具体的には 乗車して際には「安全設備案内」「車内非常通報装置」「火災報知器」の場所を確認すること。

万一 事件に遭遇した場合には、身の安全を優先した上で躊躇せず「車内非常警報装置」を押して 車内の状況を的確に伝えること。さらに どれほど緊迫していたとしても「(非常)ドアコック」の利用に関しては 車内アナウンスの指示を待つ方が良いでしょう。日頃から 電車内のセキュリティに関する設備を確認し、避難の方法をイメージしておくことが、身を守ることにつながるでしょう。(引用ここまで)

日頃からのセキュリティ意識という所については 拙者も大口は利けないのだが、某日などは JR名古屋駅構内で信じられない場面を見た。若い世代が スマート・フォンの画面に目を遣りながら歩く様は珍しくないが、その時は 20歳位の若い女性がやはり同画面に気を取られながらすれ違いざま、あろう事か肩に掛けていた大き目のバッグを落しながら 気がつかず通過しようとしたのである。呆れた拙者が「おーい、これ!」の一声と共に返してやったから良かったものの、ひったくりや置き引きの被害に遭っても仕方のない状況だった。スマホ画面に嵌った若者やお姉ちゃん達のセキュリティ意識は限りなく低い。

このザマをどう是正し、必要な危機感を共有できる様啓蒙して参るかが、今後の大きな課題だろう。拙者は時々 遠出の折に夜行を含めた長距離高速バスに乗る機会もあるが、車内をそれとなく見回してみると シート・ベルト着用の向きの少なさには愕然とさせられる。列車と異なり、バスの場合は大型といえど 事故時に留まらず、急停止時も座席から投げ出される恐れが付き纏う。

前方などは特にその可能性が高く、その為最前列は後方とは異なる 乗用車並みの 3点式シート・ベルトが標準となりつつあるのだ。この事を理解しない 若い乗客がちと多過ぎる気がする。特にそんな場合に限って 相当な美人がベルト非着用で最前列に居たりするものだ。もしもの時、顔にダメージでも及べば大変だ。「何の為の安全装備か」という事を、少しは考えてもらいたいものだ。 

話を電車内に戻す。引用記事にある「非常警報装置」や「火災報知器」の動作ボタンなどは鉄道各社である程度の差があるも、概ね連結面に近い車端部の壁にある様だ。又、非常時に乗降ドアを自動➡手動に替える「非常ドアコック」は各ドア近くの 座席下辺りにセットされる事が多いが、やはり乗務の方の案内放送を踏まえた上での操作を心がけたいもの。要は 間近に危険が迫っても、できるだせけ落ち着いて行動し対処できる様にスキルをしておくのが望ましいという事ではないか。

そうした心がけが広まれば、今回拙連載の「安保と鉄道」の関連がより広く理解されるのではとも思う所。今回画像は、当地名古屋都心近くの金山公園 初夏の光景をもう一度。通る線路は JR中央線で 昨年暮れからデビューの最新車 315系電車編成は、今回触れた安全装備が充実している模様。以下に 関連記事をリンク致します。(セキュリティ通信 2/25付) 京王線刺傷事件、小田急線刺傷事件、密室の電車内でどう身を守るべきか?|セキュリティ通信 (so-net.ne.jp)

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安保と鉄道 その⑦

2022-08-15 22:58:06 | 国際・政治

今日 8/15は、ご存じ 77回目の「終戦の日」。もう毎年の事とて多言を要さないかもだが、先の大戦における 300万人超の犠牲各位への弔意を新たにし、平和のあり方についての想いも新たにすべく 愛知県護国神社へ参拝と、政府主催追悼式・正午の黙祷を共に致した次第。

これに先立つ 6月下旬には 拙大学時代の同窓生会合に参加の機会もあり、その折 東京・九段の靖国神社にも少しの間、参拝の機会を得た。戦前からの経緯や、現憲法保障の「信教の自由」との兼ね合いから何かと「左からの批判」もあるは承知の同社だが、象徴でもある大鳥居の下を往来する度に「理屈抜きで、素直にお参りしてみなさい」との亡き作家・阿川弘之さんのお言葉を思い返す拙者である。又 阿川さんの後輩にあられた、同じく故人の 宮脇俊三さん著「時刻表昭和史」によれば 1945=昭和 20年の「終戦の日」当日も、全国の鉄道は戦災路線を除き 概ね平常運行されていたとか。

今回は 今月の帯タイトルからは少し外れる所もあるが、そも戦没各位の表敬のあり方は、我国固有の風習や国民多数の感情に依拠したあり方で行われて良いと思う。例えば以前提起の 三重県下にての「津地鎮祭訴訟」などでの最高裁判例にも、そうした事情が反映されている事と思う。岸田現内閣の一部閣僚も参拝された由で、願わくば岸田総理の参拝もといきたい所だが それは見送られた様だ。このレベルでも中国大陸・中共政府などからは非難の表明があった様だが、それは過剰反応だろう。

今日只今は難しいとしても いずれは総理の公式参拝に道が開ける様努めるのが国民的課題の一つだろうし、更に将来に向けては 皇族方の再びの参拝を可能にする努力も必要かと心得る。今はまともな話も通じぬ風情の中国大陸や北鮮などは無理かもだが、普通の国際社会に向けては、我国のこうした立場を正確に、誠実に発信し説明して参れば 少しずつ理解を得られるのではないか。

短めではあるが、残り僅かな今年の「終戦の日」は今暫く こうした事共を踏まえて、戦没各位への静かな追悼の時としたい。今回画像は前回参拝時だが、愛知県護国神社拝殿の模様をもう一度。名古屋城天守閣の南方に位置し、至近の外堀内は 1978=昭和 53年春まで 路線変更で名古屋市中心・栄町へ向かう前の 名古屋鉄道瀬戸線が通っていた事で知られ。以下に 関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) 終戦の日と、平和主義・平和憲法という新興宗教 - 史観 (fc2.com)

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安保と鉄道 その➅

2022-08-13 22:40:08 | 国際・政治

カルト性向とわが国内での霊感商法が疑われ、自民をメインとする我国政党との「近過ぎる距離感」が引き続き問題視される 旧統一教会が、本国の大韓民国内にて大規模な幹部会合を行った様だ。この席上 銃撃事件で急逝の安倍元への弔意が表され、この事が我国にての同氏国葬賛否が分れる一因ともなっている様だ。

確かに各種世論調査では この所反対意見の方が優勢にも見えるが、必ずしも正確を期しているとは言い難い所もあり、更に安倍元総理には極く一部を除く ほぼ全地球の国・地域から約 1700にも及ぶ弔意が寄せられているのだ。一度閣議決定した岸田政権には その重い事実をも弁えて、必要な準備を進めて頂きたい。費用面などの適切と妥当性を慮るのは当然だが。

さて、安倍元総理の大きな遺志の一つともいえる 安保分野の必要な整備の事共。向こう 5年間で対国内総生産 GDP比 2%に近づける目標は分ったが、その内の取り組みとして 安保上必要な鉄道輸送などに少しでも関与を願えればとの主張から、今夏の連載を行っている所。今回は、陸自により 各国の国防省庁の多くが取り組む無人車両などの話題が出たので引用紹介する次第。以下 今日の産経新聞ネット記事から。

「陸自、無人地上車導入へ 戦闘地域で輸送用」

防衛省が 来年度当初予算の概算要求で、陸上自衛隊への無人地上車両(UGV) の導入に向けた経費を計上する方針を固めたことが 8/13、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。これまで自衛隊では航空機と艦艇、潜水艇で無人機の導入に取り組んでいるが、陸上分野は初めて。戦闘地域などでの輸送車両としての運用を念頭に 8月末の概算要求に向け、具体的検討を進めている。

防衛省が来年度当初予算で導入を検討するのは、戦闘地域などで装備や糧食などの物資や負傷隊員を運ぶ UGV。衛星通信などで遠隔操作することで 輸送作業を効率化するとともに、攻撃を受けた際に輸送要員が死傷するリスクを減らす。

防衛省はすでに、無人航空機(UAV) を導入し、無人水上艇(USV) 、無人潜水艇(UUV) の研究開発を行っている。攻撃型UAV の研究も進めているが、無人機は主に情報収集や哨戒目的の使用を前提としており、UGV も輸送目的の使用を念頭に置く。

UGV は 2015(平成 27)年ごろから米国や英国、欧州など各国軍で導入され始め、今年 6月に仏・パリで開かれた 世界最大級の防衛装備品展示会「ユーロ・サトリ」では、機関砲を搭載した戦闘用UGV も登場した。

来年度当初予算の概算要求に向けた骨子では、防衛力の抜本的強化の柱の一つとして「無人アセット(装備品) 防衛能力」が挙げられている。政府が年末までに改定する 国家安全保障戦略など戦略 3文書でも、主要項目に無人化装備が位置づけられる可能性がある。民間分野では、国内でも大手ゼネコンがすでに建設現場の建機の自動運転化などに乗り出している。防衛省関係者は無人機の導入について「陸海空のあらゆる場面で有効利用を検討したい」と話す。(引用ここまで)

他情報などによると、防衛装備の無人運転・無人操縦化構想は以前からあるも その実現は困難だった様だ。が 近年の小型無人機ドローンの急速な普及などが 安保面での光明ともなったのだろう。その一方で 民生面との技術の区分は増々困難になり、やはり両分野での共用を広く許容する「デュアル・ユース」の受け止めへの理解も不可欠と心得る。

ここで拙者が主張したいのは、陸上無人車といえど 自走できるのは一定の距離までであり、ある程度遠方まで移送するには鉄道・道路などの輸送が欠かせないのではないかという事だ。こういう課題は、途中からの変更とか追加などは中々に難しいのではないかとも思う。こうした無人車両などの装備をある程度まとめて移送する為にも、単位距離(主に 1km当たり)の利用人数など 輸送密度の少ない地方路線でも、自衛隊活動にとり必要と認められる所への運行、整備、費用などを含めた関与に道を開く事の必要を申す者だ。

無人車などの装備には、人工知能AI による高度で精緻な運転若しくは操縦などの技術向上が不可欠だ。その安全を確保するサイバー・セキュリティの厳重化も大きな課題だろう。野党辺りからも意見の出る、費用対効果の検証も それは必要だ。国民市民の視点からも 必ず安心と納得の効果に繋げられる事を強く望みたい。今回画像も振り返りで恐縮、当地名古屋都心近く、鶴舞公園傍の JR中央線にて、関連の設備検査に赴く 在来線試験列車「ドクター東海」の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。末尾を飾る古人の言葉は、浅からぬ感銘を受けるものでして。 (ナゴルノカラバフに見る無人兵器・防衛省) ` KWe− !c Ł?( 030309Ê´ëΫéÐÕk‰‰!ºuh ~h† .pdf (mod.go.jp)

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