薮田青年団の獅子を見てから、森寺へ向かう。
ちょっと引き返し、「阿尾」の交差点を山手に入る。
あたりはすっかり暗くなるが、耳を澄ませると元気な声と笛や太鼓が聞こえ、太鼓台の提灯の灯りが見えてくる。音の方へ進むと、宿のお宅のようだ。相当盛り上がっている。縁側に座っている方のお一人がどうも氷見市長さんらしい。何だかすごい盛り上がりだ。
いくつか花の口上があるが、「出~ました!でっかい花!」という声がかかる。すると木の枝をクロスさせたところから獅子が登場する。まだまだ勉強不足の自分は、演目名が分からないのだが、重い舞のようだ。

そして最後の最後の天狗は、何と黒い面。知人からこの黒面天狗のことを聞いており、どうしても見たいなと思っていたのだが、偶然にも簡単に見られてしまった。それにしても異形の怪しさを備えた天狗で、なかなかだ。
しかし、どうして黒いんだろう。
…っと、移動の時に近くに歩いておられた鉢巻の獅子方さんに、いきなり質問してみた。すると、地区の商店のご主人がつくられたもので、森寺のオリジナルだそうだ。舞としては「カイチュウクズシ」、最後の「獅子殺し」等でしか使われないとのことだ。しかし、不思議な雰囲気をもった面だ。お世話になっている新湊の獅子方さんによれば「三番叟」みたいだとイメージを語ってくださったが、なるほど、そんな雰囲気を持っている。
さて、何時間か見てから、また別なところへ!ということで、大浦へ行ってみる。
ここは国道を上り、上泉あたりから山手へ入る。
すると、ある美容室?でいきなり花のようであった。大変盛り上がっていた。あたり一面、ワラくずが散乱し、焦げ目が残っている。どうも火を焚くようだ。
ここで村廻りに着いて歩く。
暗がりのなかを丁寧にまわっていく。やがて宿のお宅に着いた。しかし、これから家の中で一休み。しばらく待つことに。
時刻は午前1:00を廻る頃に、始まった。
ここで面白かったのは、ワラで火を焚き、その周辺で獅子と天狗が絡むのである。「タツフリ」というのだそうだ。深夜の宿のお宅で、大変幻想的な舞であった。
(続く)
ちょっと引き返し、「阿尾」の交差点を山手に入る。
あたりはすっかり暗くなるが、耳を澄ませると元気な声と笛や太鼓が聞こえ、太鼓台の提灯の灯りが見えてくる。音の方へ進むと、宿のお宅のようだ。相当盛り上がっている。縁側に座っている方のお一人がどうも氷見市長さんらしい。何だかすごい盛り上がりだ。
いくつか花の口上があるが、「出~ました!でっかい花!」という声がかかる。すると木の枝をクロスさせたところから獅子が登場する。まだまだ勉強不足の自分は、演目名が分からないのだが、重い舞のようだ。

そして最後の最後の天狗は、何と黒い面。知人からこの黒面天狗のことを聞いており、どうしても見たいなと思っていたのだが、偶然にも簡単に見られてしまった。それにしても異形の怪しさを備えた天狗で、なかなかだ。
しかし、どうして黒いんだろう。
…っと、移動の時に近くに歩いておられた鉢巻の獅子方さんに、いきなり質問してみた。すると、地区の商店のご主人がつくられたもので、森寺のオリジナルだそうだ。舞としては「カイチュウクズシ」、最後の「獅子殺し」等でしか使われないとのことだ。しかし、不思議な雰囲気をもった面だ。お世話になっている新湊の獅子方さんによれば「三番叟」みたいだとイメージを語ってくださったが、なるほど、そんな雰囲気を持っている。
さて、何時間か見てから、また別なところへ!ということで、大浦へ行ってみる。
ここは国道を上り、上泉あたりから山手へ入る。
すると、ある美容室?でいきなり花のようであった。大変盛り上がっていた。あたり一面、ワラくずが散乱し、焦げ目が残っている。どうも火を焚くようだ。
ここで村廻りに着いて歩く。
暗がりのなかを丁寧にまわっていく。やがて宿のお宅に着いた。しかし、これから家の中で一休み。しばらく待つことに。
時刻は午前1:00を廻る頃に、始まった。
ここで面白かったのは、ワラで火を焚き、その周辺で獅子と天狗が絡むのである。「タツフリ」というのだそうだ。深夜の宿のお宅で、大変幻想的な舞であった。

(続く)