木曽郡大桑村の須原宿は、中山道の宿場の1つだ。豊富な水量の山の清水を引いてきた「水舟」で知られている。
この須原宿に、江戸時代から伝わる「桜の花漬」を製造、販売されている「大和屋」さんがある。
久しぶりに立ち寄って、1つ買ってきた。これをお湯に一房、二房と入れて、お祝いのときにいただく「桜湯」である。八重桜を塩漬けにしたものだ。
そして以前から変わらないこの包装紙に書かれているのは、当地の民謡《須原ばねそ》の歌詞だ。
すばらしいぞえ 須原の桜
つけてにえ湯の 中で咲く
何とも粋な歌詞であろうか。飲んでしまう桜の花を、「にえ湯の中で咲く」と歌っている。そして「須原」と「素晴らしい」とを掛詞にしているのも、ウィットに富んでいる。
帰宅後、早速いただいてみる。
包装紙をとると、八重桜の塩漬けがお目見え。
それを器に入れてみた。
そしてお湯を注ぐ。
開いた!
何とも可憐な桜の花が、我が部屋の素っ気ない器に開花した。しかも、独特ないい香りを放ちながら…。
この須原宿に、江戸時代から伝わる「桜の花漬」を製造、販売されている「大和屋」さんがある。
久しぶりに立ち寄って、1つ買ってきた。これをお湯に一房、二房と入れて、お祝いのときにいただく「桜湯」である。八重桜を塩漬けにしたものだ。
そして以前から変わらないこの包装紙に書かれているのは、当地の民謡《須原ばねそ》の歌詞だ。
すばらしいぞえ 須原の桜
つけてにえ湯の 中で咲く
何とも粋な歌詞であろうか。飲んでしまう桜の花を、「にえ湯の中で咲く」と歌っている。そして「須原」と「素晴らしい」とを掛詞にしているのも、ウィットに富んでいる。
帰宅後、早速いただいてみる。
包装紙をとると、八重桜の塩漬けがお目見え。
それを器に入れてみた。
そしてお湯を注ぐ。
開いた!
何とも可憐な桜の花が、我が部屋の素っ気ない器に開花した。しかも、独特ないい香りを放ちながら…。