線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

姫川温泉~瘡の湯

2014年04月11日 23時11分50秒 | 温泉
 糸魚川市のお祭りへ行く途中、小谷村にある姫川温泉に寄ってみることにした。
 
 小谷村をどんどん北上し、かつての猫鼻温泉があった場所付近のトンネルを抜けると新潟県糸魚川市。JR大糸線・平岩駅方面へ向かうあたりに「姫川温泉」の文字が見える。そこを曲がってみる。すると姫川を渡る右岸に“温泉街”がある。ここが姫川温泉だ。

 かつて賑わったと思える温泉街も、今ではややさみしい感じ。しかし、この場所はかつて大糸線建設のために賑わった場所だったようだ。当時の名残と思われる宿舎のような建物も見られた。


 さて、ホテルのお湯でももらおうかな?と思っていたのだが、新しく日帰り温泉施設ができていた。それが「瘡の湯」だ。

 かつて、ホテル「すいが」のあった場所だそうだ。オープンは2014年1月11日だという。できたばかりだ。ここに入ってみることにした。

 入り口には味のある看板があった。

 武田信玄公の隠し湯だって。上杉謙信公の越後は目の前なのにね~。

 コンクリート打ち放しのシンプルな感じ。そこに源泉槽らしきものが目に入る。

 そして浴槽はこんな感じだ。

 パイプからお湯がドボドボ注ぎ込まれていた。さて!入浴。結構、熱めな感じ。しかし、何とも効き目を感じる。昔からよく知られた名湯なのだろう。

 さっぱりした浴感。シンプルな建物だが、よく見ると、窓の向こうは姫川、そして大糸線の橋脚が見える。ああ、向こうは新潟なんだな!?
 人なつこい管理人さんとおしゃべり。思わず、
「ここは長野なんでしたね?」
「そうですよ~。どちらから?」
「松本市です」
「まあ遠くからようこそ」
 などと、世間話をして過ごした。何だかのんびりした雰囲気だ。

 さて退館後、付近をうろついてみた。

 なんだコレは?

 岩肌から、熱いお湯がドバドバ流れ出ている。もちろん温泉だ。

 緑色に見えるのは藻なのかな?何とも贅沢な湯のながれだ。ここで露天風呂感覚で入れるのでは?などと、ダイナミックな妄想をしつつ、姫川温泉を後にした。

 
コメント
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