平成元年、富山県魚津市三ケの片貝南又発電所工事の林道建設のときに、杉の巨木が発見された。タテヤマスギの古木で、幹に空洞ができることから「洞杉」と呼ばれる。その異様な姿は何とも惹かれる。特に岩を抱え込むように生えている特徴的な大杉に、リベンジで会いに行った。
リベンジとは…実は昨年も訪れている。その時は、近くまで行きながら、洞杉は見たのだがさほど感激もしなかった。
あれ?こんなものか?
そして帰宅後、よくよくネットで確認してみた。
ちがった…。
去年は発電所付近の杉だけを見て帰り、最大の洞杉を見損なったのである。
ということでリベンジにかけたのであった。
11月2日。代休をとって富山へ向かう。何とも天気が悪い。松本は晴れていたのだが、安房トンネル付近で雪、そして岐阜から富山までの道路はほとんど雨であった。
どうしようかなと思いつつ、魚津市へ向かう。それでも雨は上がったので、洞杉群のある三ケへ向かってみた。
今でも泣き出しそうな空。でも雨さえ落ちてなければいい。祈るような気持ちで、南又谷沿いの狭い道を進む。
すると…
あれ?駐車場?
去年はかなり奥まで進めたのだが、かなり手前で自動車の進入が禁止されていた。
ここから…2.5kmの山道を約50分???ここまで来て、諦めるわけにはいかない!
よし!歩こう!
と、靴を履き替え、カメラもって、ついでに傘ももって、2:10p.m.頃に出発。
2.5kmか…。しかも天気はよくない。ぶつぶつ言いながら、進んでいく。すると、
何?クマ?
そういえば、最近、長野市街地にもクマが出たというニュースがあった。大体、自動車も入らないような環境で、物音もしないなか、困るな~と思いつつ、口笛吹いたり、独り言をぶつぶつ言いながら、早歩きで進む。
しかし、いい風景だ。
紅葉もよく、何とも気分のいい山道である。
何となく見覚えのある道。途中、1.3kmのところで竜石神社がある。ここに1つ大きな洞杉がある!
ちょうど橋の脇の岸辺のようなところに斜めに生えている。これは去年も写真を撮った覚えがある。かなりの太さの杉だ。
ああ…まだ半分ほどだ。先を急ぐことにする。
すると…自動車の音がするぞ?何だろう?と思ったら「北陸電力」の車だった。そうだ。確かに発電所がある。こういう車は入っていいんだね。それにしても内心、
乗せてくれ~!
と思った(涙)。
すると、去年間違えて、入ることのなかった分岐点に差し掛かった。看板はコレ!
そして、この橋を渡るのだ。
すると、あった!まずいきなりの大木!
あ~すごい!これ1本だけ見ても、大き過ぎ(笑)
かなりの大きさだ。これだけも満足度高い。岩屋の前の大杉だ。
更に、坂道を進んでいく。
おおっ!これだ!
何と表現すればいいのだろう。タコのような、何ともたくましい枝の数々。この枝1本で、そこらに生えている杉1本分という感じだ。
そして並びのこの杉も大きい。
この2本のある場所が広場のようになっていて、「洞杉」の案内板や説明が書かれていた。
そして、いよいよ山道に入っていく。
観察者にとって歩きやすいように、木道のように歩きやすい環境になっていた。ずんずん進む。
ああ…
これは言葉にならないな。大きな岩をくわえ込むように、太い根がまとわりついているように見える。これが最大の洞杉だ。これは迫力を越えている。神々しさしか感じられないな。
離れがたい気分を押さえつつ、進んでいく。
こうした洞杉が、静かに並んでいる。本当に静かに。樹齢はどれくらいだろうか。最大のもので、推定1,000年と書かれている。すると鎌倉時代よりも前か?
そして再び、広場の2本の杉の場所に戻ってくる。何とも離れがたい気分だが、時間も3:15p.m.過ぎた。帰ることにした。
ところが…である。
もっとも洞杉が集まっていた場所を離れて、帰り始めた途端に雨が降り出した。それまで、確かに天気は悪かったが、雨はなかった。そのため、写真も撮ることができた。
それが、帰り始めた途端の雨。一体何だったのだろう?持ってきた傘を差しながら、駐車場まで歩いていく。自分が洞杉を見ていた時間まで、雨をとっておいてもらったようだ。
山の神様ありがとう!
片貝川の竜石神社の神様ありがとう!
こんな気持ちで、山道を急いで下りていった。
リベンジとは…実は昨年も訪れている。その時は、近くまで行きながら、洞杉は見たのだがさほど感激もしなかった。
あれ?こんなものか?
そして帰宅後、よくよくネットで確認してみた。
ちがった…。
去年は発電所付近の杉だけを見て帰り、最大の洞杉を見損なったのである。
ということでリベンジにかけたのであった。
11月2日。代休をとって富山へ向かう。何とも天気が悪い。松本は晴れていたのだが、安房トンネル付近で雪、そして岐阜から富山までの道路はほとんど雨であった。
どうしようかなと思いつつ、魚津市へ向かう。それでも雨は上がったので、洞杉群のある三ケへ向かってみた。
今でも泣き出しそうな空。でも雨さえ落ちてなければいい。祈るような気持ちで、南又谷沿いの狭い道を進む。
すると…
あれ?駐車場?
去年はかなり奥まで進めたのだが、かなり手前で自動車の進入が禁止されていた。
ここから…2.5kmの山道を約50分???ここまで来て、諦めるわけにはいかない!
よし!歩こう!
と、靴を履き替え、カメラもって、ついでに傘ももって、2:10p.m.頃に出発。
2.5kmか…。しかも天気はよくない。ぶつぶつ言いながら、進んでいく。すると、
何?クマ?
そういえば、最近、長野市街地にもクマが出たというニュースがあった。大体、自動車も入らないような環境で、物音もしないなか、困るな~と思いつつ、口笛吹いたり、独り言をぶつぶつ言いながら、早歩きで進む。
しかし、いい風景だ。
紅葉もよく、何とも気分のいい山道である。
何となく見覚えのある道。途中、1.3kmのところで竜石神社がある。ここに1つ大きな洞杉がある!
ちょうど橋の脇の岸辺のようなところに斜めに生えている。これは去年も写真を撮った覚えがある。かなりの太さの杉だ。
ああ…まだ半分ほどだ。先を急ぐことにする。
すると…自動車の音がするぞ?何だろう?と思ったら「北陸電力」の車だった。そうだ。確かに発電所がある。こういう車は入っていいんだね。それにしても内心、
乗せてくれ~!
と思った(涙)。
すると、去年間違えて、入ることのなかった分岐点に差し掛かった。看板はコレ!
そして、この橋を渡るのだ。
すると、あった!まずいきなりの大木!
あ~すごい!これ1本だけ見ても、大き過ぎ(笑)
かなりの大きさだ。これだけも満足度高い。岩屋の前の大杉だ。
更に、坂道を進んでいく。
おおっ!これだ!
何と表現すればいいのだろう。タコのような、何ともたくましい枝の数々。この枝1本で、そこらに生えている杉1本分という感じだ。
そして並びのこの杉も大きい。
この2本のある場所が広場のようになっていて、「洞杉」の案内板や説明が書かれていた。
そして、いよいよ山道に入っていく。
観察者にとって歩きやすいように、木道のように歩きやすい環境になっていた。ずんずん進む。
ああ…
これは言葉にならないな。大きな岩をくわえ込むように、太い根がまとわりついているように見える。これが最大の洞杉だ。これは迫力を越えている。神々しさしか感じられないな。
離れがたい気分を押さえつつ、進んでいく。
こうした洞杉が、静かに並んでいる。本当に静かに。樹齢はどれくらいだろうか。最大のもので、推定1,000年と書かれている。すると鎌倉時代よりも前か?
そして再び、広場の2本の杉の場所に戻ってくる。何とも離れがたい気分だが、時間も3:15p.m.過ぎた。帰ることにした。
ところが…である。
もっとも洞杉が集まっていた場所を離れて、帰り始めた途端に雨が降り出した。それまで、確かに天気は悪かったが、雨はなかった。そのため、写真も撮ることができた。
それが、帰り始めた途端の雨。一体何だったのだろう?持ってきた傘を差しながら、駐車場まで歩いていく。自分が洞杉を見ていた時間まで、雨をとっておいてもらったようだ。
山の神様ありがとう!
片貝川の竜石神社の神様ありがとう!
こんな気持ちで、山道を急いで下りていった。
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