最近、高齢者の運転による自動車事故が多発している。
ただ偶然その場にいただけなのに、罪もない人々が命を奪われるなんて、身内はもちろんのこと友達や関係者もいくら泣いても泣ききれないだろう。
お気の毒以外の何ものでもない。
自分は安全運転だと自信を持っている人数の割合が、年齢が高くなるにつれて多くなっているのも恐ろしい。
長い間運転しているし、たいした事故もなかったからと思っているからかもしれないが、それはたまたまで根拠のない自信は最悪である。
高齢者の事故で、それもまあ気の毒ではあるが、起こした当人が亡くなっただけで自己完結しているのならまだしも、他人を巻き込むのは罪が重すぎる。
免許証の返納を呼びかけている自治体もあるようだが、都会だったら他の手段があるけれど、交通の便が悪い地方で高齢者の足である自家用車を奪われてしまうと生活ができなくなる。
免許証を返納させるというのなら、車という足を奪われた時のシステムを作らないと、生活が成り立たない。
しかしそのようなシステムを作るなんていうことは、この国はしないだろう。
「俺は大丈夫」
という高齢者の自信が悲劇を生み続けてしまうのだ。
世の中は一歩外に出ると危険がいっぱい。
「事故は他人事でない」
と、じじ初心者見習いは肝に銘じるのであった。