俺が昔夕焼けだったころ、3歳下の妹は小焼けだった。
父さんが胸やけで、母さんは霜焼けで苦労した。
昔子供だった頃の牛乳は丸いガラスの瓶だった。
今は四角い紙パックになった。
時代は目まぐるしく変わる
ちょっと目を離すといつの間にか世の中が一変する。
最近多いニュースのひとつに地方デパートの閉店がある。
都心の大手デパートの支店も次々に閉店している。
平成を飛び越えて今を感じる昭和の数々。
ボーッと生きていると、なかなか気がつかない時代の変化のあれこれ。
いつの頃からか缶詰は自前で自分を開ける「プルタブ」の時代になった。
それまで開けるほうの仕事は缶切りとか、栓抜きとか、つまりもう一人分の人手が必要だった。
話を元に戻すと、牛乳瓶のフタは紙だった。
ちょっと厚手の丸い紙で、このフタをはがす専用の道具があった。
先が錐のように尖っていて、ちゃんと柄がついていて、これで紙製のフタに突き刺して引き上げる。
どの家の台所にもあった。
それぐらい重要な道具なのに正式な名前があったかな。
そういえば名前がなかったかなー。
というふうに、時代はどんどん変わっていくのに、みんな気づかないでボーッとしいる。
チコちゃんにしっかり叱ってもらわなければいけないね。