釜めし屋で釜めしを頼む。
すると釜めしと茶碗としゃもじと、あとみそ汁とか漬物とかをのせたお盆がやってくる。
しゃもじで釜の中のご飯を掻きまわし、適量を茶碗によそって食べる。
これが本来の方式。
だけど本来の方式に逆らって、掻きまわさず、よそわず、釜からじかに食べたい。
そのほうがずっと楽しく食べられる。
釜めしは色とりどりの具が、ご飯の上にきれいに並べてある。
ビールを飲みながら、これらの一つ一つをビールのつまみとして食べたい。
その合間合間にその下のご飯を味わいたい。
それなのに掻きまわしてしまったらどうなる。
具は各所に散らばってしまい、ビールのつまみとして食べたいと思っても、もはやまとめることができない。
掻きまぜて茶碗によそってしまったら、楽しみがなくなってしまう。
掻きまぜないで、よそわないで、釜からじか食いをしよう、そう堅く決意して釜めし屋に入っていった一人のじじ(アタクシのことですが)。
出雲空港ホテル横の天ぷら海鮮と釜飯「縁福」
暖簾をくぐる
そこで待っていたのは‥
明日へつづく。