テレビの定番の番組のひとつに、「あの人は今どうしてる」というのがある。
かつて全国民的な人気があって、全盛時代を誇った俳優やタレントたち。
「そういえば最近テレビでも映画でもあんまり見かけないけど」
という前段階があって、「あの人は今どうしてる」ということになっていく。
つまり消息ということですね。
こういう番組に視聴者が期待するものは何か。
「できたら落ちぶれていてほしい」ということである。
「テレビなんかには出てないけど、何か別の事業が大当たりして悠々自適に暮らしているらしい」
となると「ナーンダ」ということになってガッカリする。
「地方の小さなスナックを細々とやっているらしい」ということになるとホッとする。
特に<地方>と<小さな>と<細々>のところに敏感に反応して大いに頷き大いに納得する。
消息、という文字を見て再度納得することになる。
息が消える。
そういうことだったんだ、と再び大きく頷いてついでにニンマリするのであった。
ボケの花が咲いた
ピントがボケた人がいるが、花にもボケがあった。
こんな記事しか書けないアタクシもボケ気味です。