そろそろ卒業シーズンになってきた。
卒業と言えば卒業写真。
ユーミンが歌っていた。
男女共学だった頃は、好きだったあの子と一緒に写った教育委員会公認の卒業写真が懐かしい。
ところがその後事態は一変。
男だけの学校へ行ってしまったアタクシは乙姫様や喜び組とは縁遠く。
制服のボタンを下級生からねだられることなど全くなく。
ただ何となく制帽を投げ飛ばすような儀式的な卒業式だったかな‥
遠い昔のことである。
だが待てよ。
卒業の前には卒論という難関があったのを思い出したぞ。
半年がかりで、いや実際は3ヶ月くらいだったかな。
テーマを決めて一応お勉強はした。
今思い出しても忘れもしない卒論は、「舶用交流発電機の自励装置」であった。
当時の舶用発電機というのはブラシレス化して間もない時期であった。
サイリスタ制御のAVR(自動電圧制御装置)などという、夢のような装置が出始めのころでもあった。
一期先輩から引き継いだテーマでもあったので、何とか自分の力で完結したいものだ。
と意気込んでいた、と記憶する。
だが結果は‥
実験施設を破壊したり、担当教授に散々叱られたりして、結局何の役にも立たない発表になってしまったと記憶する。
それでも卒業はできたので、当時のことを振り返ると担当教授にはとてもお世話になったと感謝してる。
卒業があれば入学もある。
不幸もあればシアワセもあります。
腹が立つこともあるし、感謝することもある。
人生色々なのだ。
そろそろ我が人生の卒業論文のテーマを決めてもいい頃なのかなぁ。
なんて思ったりしてるこの頃でもあります。