はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

台風&暴風中継

2012年04月03日 | はなこのMEMO
どうして、海岸近くや川縁など、わざわざ危険な場所で中継するのか?

記者やアナが全身ずぶ濡れになりながら、水辺を背景に「今にも風で飛ばされそうです」と悲壮な表情でレポートする。その最中に高潮に襲われたら、ひとたまりもないと思う。

果たして視聴者は、そんな危険なレポートを求めているのだろうか?そもそも危険な場所でなくとも、わざわざ暴風雨の中で濡れ鼠になって中継する必要があるのか?


昨日から夕刻の暴風は予測できていた。午後を境に運行を取りやめる電車が増えて行った。大手企業が午前中から午後にかけて、社員に退社を促し始めた。同時に東京都は各鉄道会社に乗客の保護を求め(←昨年の震災時には、乗客を駅から閉め出したからね)、企業には一斉退社を抑制するよう要請した。

今、テレビはあまりの強風に傘をさすのを諦めて歩く人々や駅前でタクシーを待つ長い行列を映し出し、老女が強風に煽られて転倒し、大怪我を負ったことを伝えている。

災害に弱い都市機能。こうなることはわかりきっていたのに、なぜ混乱を回避できないのだろう?せめて最小限に止めるような方法はないものか?近隣の企業同士で予め非常事態での対応を決めるか、緊密に連絡を取り合い退勤時間が重ならないようにするとか、出勤する社員の数を絞るとか、出退勤について個々の社員の判断に任せるようにするとか、いろいろ手立てはありそうだ。

一極集中だからこそ、社会システムとしての非常事態への備えが必要だと思う。
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