はなこのアンテナ@無知の知

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豊田真由子衆院議員のパワハラ問題について思うこと

2017年06月29日 | 気になったニュース
 現在、元自民党所属、豊田真由子衆議院議員の秘書に対する暴言&暴力問題が世間で取沙汰されているけれど、彼女のような人物は私の身近にもいた。

 案外、そう言う人物はそこかしこに存在していて、その高圧的な言動に、少なくない数の人々が大なり小なり振り回されたり、何らかの被害を受けているのではないか?

 この類の人々には共通する特徴があるように思う。

 ①とにかく負けず嫌い。
  プライドが人一倍高いから、人に弱みは見せたがらない
  →本当の自分を曝け出せる親友はいない?
   敢えて苦言を呈してくれる親友もいない?
   外面は良かったりするので、内面で抱えている問題が見過ごされがち。   
   →自省する機会を持てない。

 ②それなりに能力はあるので、仕事も人並み以上に出来ると自負している。
  完璧主義な一面があり、他人のミスが許せない。
  →必要以上に他人のミスを責めたてる。
 
 ③プライドが高いゆえに、自分より優れた人間に対する劣等感が意外に大きい。
  立派な学歴と社会に出てからの成果のギャップに、人知れず挫折感もある。
  →その裏返しとしての弱い者いじめで自分の優位性を確認し、ストレスを発散。

 とにかくマウンティングが大好き。相手が能力、財力、容姿等で、自分より上か下かを判断し(←常に正しいとは限らない)、それによって相手に対する態度を変える。
  

 私の場合、普段はおっとりした性格なので、人によってはそれが鈍臭く見えるのか、ある人に突然、怒鳴られたことがある。

 後日、その人が一時期、家庭問題に悩み、自分でもどうかしていたと、ある人に語っていたらしいが、それ以前から、その人は私に対して馬鹿にしたような態度があからさまだったので(人の好き嫌いが激しいのか、気に入った人にはプレゼント攻勢をかけていた)、裏事情を知ってなおのこと、見下された私は、その人のストレスの捌け口にされたのだなと不快に感じた。

 豊田議員の場合、秘書も豊田議員の下で働き始めて間もないとは言え、秘書歴は10年以上のベテランなのに仕事上のミス続きだったというから、"最悪の組み合わせ"が現在のような事態を招いたと思えなくもない。おそらく、秘書の世界も広いようで狭く、既に豊田議員の悪評が知れ渡っていて、彼女の下に優秀な人は来なかったのだろう。

 私の場合、件の人の部下でもなく、寧ろ、年長で先輩格だったし、怒鳴られるようなミスをしたわけでもない。その場にいた別の人も、何事かとその人の剣幕に驚いていたから、その人が突発的にヒステリーを起こしたとしか思えない。その矛先を向けられた私は呆気にとられるばかりで、反論すらできなかった。

 その後暫くして、その人は挨拶もなく、辞めてしまったけれど…

 豊田議員の一件で、その時の嫌な記憶が思いがけず蘇ってしまった。

 私は豊田議員を全否定するつもりはなく(そもそも完全無欠な人間なんていないし)、彼女は本当に努力家で、人が一目置くような経歴を築き、キャリア官僚として次官まで上り詰めるような超一流ではなかったとしても、「政界」と言う新たな舞台で、自身が思い描く理想を実現しようと頑張っていたと思う。

 だからなおのこと、自身の感情をコントロールする術(特にアンガー・マネージメント)を身に着けるべきだったのではないか?

 どんなに優秀な人間であれ、持てる時間には限りがあり、身もひとつである以上、ひとりで出来ることは限られている。だから大きな仕事であればあるほど、周りにいる人間の協力が欠かせない。リーダーたる人物には、周りにいる人間に「この人の為に働きたい」と思わせる「人望」が必須だと思う。

 それから彼女の場合、(一介の主婦である私が言うのも何ですが…)自分を客観的に見る冷静さと、他者へ敬意を払う謙虚さも必要かな。相手が誰であれ(特に今回は相手が立場上、反論できなかったことを考慮すると)、その尊厳を汚すようなことは絶対してはいけない(今回のケースは本当に「窮鼠、猫を噛む」と言う形。人の尊厳を傷つければ、深い恨みを買うと言う典型的な例)

 今回の事態は、豊田議員にとって政治家としては大きなダメージかもしれないが、ひとりの人間としては(本人にその意志があれば)自分の生き方を見直す良い機会になったのではないか?  

 現状はマスコミの格好の餌食となってしまい、かなり大きなお灸を据えられた形だけれどhekomi、今後の元秘書の出方次第では、刑事事件に発展しないとも限らない(元秘書の怒りをさらに助長するようなマスコミの煽り方が本当に怖いbomb2)。 

 今回の一件での最大の被害者は、彼女のお子さん達かな?子どもは親を選べないし、どんな親であっても、彼女のお子さん達はまだ親を必要としている年齢だから(子どもは親を選んで生まれて来ると言う霊能者もいるけれど、ホントかいな?だって、どんな親のもとに生まれたかで、子どもの人生は大きく左右されるんだよ)
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