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義理の両親はいよいよ自力での生活が困難になると、郷里の自宅を引き払って愛娘の住む福岡の老人ホームに入所しました。
しかし、元々肺疾患で呼吸困難の症状に苦しんでいた義母は入所後間もなく急逝。
義父は室内での転倒で頭を強打したのが原因の硬膜外出血など、何度か死線を彷徨っては驚異の回復を見せ、90才の誕生日を目前に亡くなりました。
その義両親の7回忌と3回忌の法要が先々月、納骨でお世話になっている寺院で厳かに行われました。
法要でのご住職のお話が毎回印象深く心に残ります。
今回は「“当たり前”の反対は何ですか?」と禅問答さながらの質問を私達参列者に投げかけられました。
その場の参列者は自分も含めて残念ながら誰1人答えられず😅。ご住職によれば、過去に唯一女子生徒が答えられたのだそう…
果たして正解は「有り難い」。「(有って)当たり前」の反対は「有ることが難しい」→「有り難い」なのだと、住職は言われたのです。
なるほど❗️
そして住職は続けて「この世に“当たり前”なことなど殆どありません。」と言われたのです。
自分が今、存在しているのも、けっして「当たり前」のことなんかではなく、「奇跡」なんだと。「有り難い」ことなんだと。
だから常に「感謝」の心を忘れず、日々を過ごしましょう、と結ばれました。
改めて「有り難う」と言う言葉の意味を噛み締めました。
とかく日本人は何かに付けついつい「すみません」を口にしがちですが、もっと周囲の人、自分と多少なりとも縁があって関わった人に対して、「ありがとう」を出し惜しみせずに言いたいですね。
弊ブログ記事を読んでくださり、ありがとうございます。
(了)