はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

GWはとバス旅(2)

2015年05月01日 | 国内旅行(旅の記録と話題)


 午前8時10分、浜松町バスターミナル集合、8時30分出発。東北道で一路、北へ。途中渋滞もなく10時頃、現地到着。

 まずは群馬県館林市の5つの会場で、2015年3月25日(水)から5月8日(金)まで開催の「こいのぼりの里まつり 」を見学。

 1日で数カ所を巡る日帰りバスツアーの為、訪れたのはメイン会場の鶴生田川(つるうだがわ)のみ。ここだけでも4、000匹以上の鯉のぼりが、川の上を泳いでいるそう。川縁や橋からのその眺めはなかなか壮観です。

 他に近藤沼公園、つつじが岡パークイン、茂林寺川、多々良沼の4つの会場で合計5,300匹を超える鯉のぼりが、薫風に乗って空を泳いでいるようです。



 因みに「こいのぼりの里」は全国各地に幾つもあり、その中でもここ館林市は、掲揚数でギネス認定の世界一を誇るそうです。鯉のぼりの中にはすっかり色褪せ、かなり年季の入ったものもチラホラと見えますが、それぞれの家庭での役割を終えても、こうしたまつりの会場で往年の勇姿を見せる機会があるのは、鯉のぼり冥利に尽きるのではないでしょうか?

 川縁には市内の幼稚園で手作りの大型の鯉のぼりも泳いでおり、伝統的な鯉のぼりの様式に拘らない個性豊かな絵柄で楽しませてくれました。



 緑地に園児達の顔が並んだ鯉のぼり。可愛らしいですねmeromero2鯉のぼり型のロケットに乗って、今にも園児達が宇宙に向かって飛び立つかのようにも見えますufo
 


 橋のひとつには乳幼児のハイハイから立ち上がった姿まで、その成長の軌跡を現したような彫刻も展示されていて、このこいのぼりの掲揚と共に、子どもの健やかな成長を祈る街としての館林市の姿勢を象徴しているかのようでした。



 既に昨日は気温も25度を超え、夏の到来を思わせるような暑さの館林市でしたが、川縁の遊歩道は緑陰を渡る風が、近隣の埼玉県熊谷市と常に日本一の暑さを競う館林市の暑さをしばし忘れさせるような心地良さでした。

 川に向かって伸びる新緑の桜の枝が創り出す木漏れ日も絵になる美しさでした。

 春先には満開の桜が、時折風に吹かれて桜吹雪を散らせ、さぞかし美しく風情があるのでしょうね。想像するに、川の水面にも無数の桜の花びらが浮かび、川の上を泳ぐ鯉のぼりと絶妙な色の饗宴を見せるのでしょう。

 当地には30分ほど滞在し、のんびり川縁を散策した後、次の目的地へと出発しました。


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