はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

旧古河庭園→六義園→巣鴨とげぬき地蔵(高岩寺)

2008年06月29日 | 散歩の記録
お気に入りの1枚~《自然が描いた点描画》


6月最後の土曜日、天気予報では終日曇り空で蒸すとのことでしたが、柔らかな日差しでなかなかの散歩日和でした。JR京浜東北線上中里駅を起点に、旧古河庭園、六義園、巣鴨のとげぬき地蔵(高岩寺)を巡り、JR山手線巣鴨駅へと至るルートを約2時間半かけて散歩。公園の木々の緑や花々の色彩が、目にも心にも染みいるような美しさで、癒されました。因みに総歩数は、door to doorで16,417歩でした。

以前訪ねた時は冬で、バラ園はヒッソリとした佇まいでしたが、今回は花の盛りは過ぎたとは言え、たくさんの品種のバラが咲き競い、辺り一面に甘い香りを漂わせていました。

旧古河庭園入口
英国人建築家ジョサイア・コンドル設計の洋館


バラ園
世紀の歌姫の名を冠したバラ、マリア・カラス

美しい木立、樹下に漂うヒンヤリとした空気


名庭師、小川治兵衛の手になる京風庭園
写真上)絶妙なバランスで積まれた、崩れそうで崩れない”崩石積”
これに美意識を感じる日本人って、やっぱり凄いと思う…

旧古河庭園案内サイト


六義園(りくぎえん)は、五代将軍・徳川綱吉の信任が厚かった川越藩主・柳沢吉保が元禄15(1702)に築園した「回遊式築山泉水」の大名庭園。中央に広大な池を配し、その周囲を巡りながら、四季折々の景色を楽しむことができる庭園です。明治には三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎の別邸となりましたが、昭和13年に岩崎家から東京都に寄付され、昭和28年には国の特別名勝に指定されています。春は桜、つつじ、秋は紅葉が美しいようですね。今の季節は新緑が眩しく、庭園の雰囲気も雄々しく感じられます(写真を撮りそびれましたが、紫陽花もまだまだきれいでした)。

六義園正門入口
七夕飾りの短冊に願いを込めて
広大な庭。木々と芝生とつつじと
存在感のある松
滝見の茶屋から千鳥橋を望む 澄んだ小川に無数の水澄ましの姿も

六義園案内サイト


 あら、こんなところにアンパンマン像?!
六義園正門向かい側には、発行元のフレーベル館があるのですね。なんと意外な所に。

六義園正門を出て右手を塀伝いに歩くと、本駒込のお屋敷街へと出ます。意匠を凝らした建築が続きます。庶民の私から見たら豪邸ですね。敷地面積では田園調布には及ばないけれど、それでも十分な広さ。後で地図を見ると、そこの区画割だけが整然としていて、元は柳沢公の家臣の屋敷街だったのかなと想像される。

いよいよ、おばあちゃんの原宿、巣鴨(地蔵通商店街入口)へ
とげぬき地蔵がある高岩寺、現在本堂を改修中らしい

せっかくなのでとげぬき地蔵をお参りしました。おばあちゃん達に混じって列に並びました。待っている間にお参りの仕方を観察。そこで水をかけた後御身を拭くタオルがないことに気づき内心慌てましたが、そこはちゃっかりしたもので、ちゃんとタオルの売り子(男性)がいます。1枚100円也。かなり利幅の良さそうな商売ですね。地蔵の背景には占いの店の看板も見える等、ここに集まるおばあちゃん達をターゲットにした商売が花盛りであることを覗わせます。

おばあちゃんの原宿は宵の訪れが早いのですね。4時頃には露店も店じまいです。

結構な歩数を稼ぎましたが思ったより疲労感はなく、それだけ充実した、楽しい散歩だったと言えるでしょうか?秋に再訪してみたいですね(写真はすべて携帯のカメラによる撮影です)。
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