はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

薄っぺらい友情

2008年06月30日 | 日々のよしなしごと
日曜日、息子の発案で友人4人と予備校のラウンジで勉強を教え合おうということになり、雨の中、息子は朝9時半過ぎに家を出て行きました。午後3時半には家族と映画館ロビーで待ち合わせです。

約束の時間に映画館に現れた息子。しかし心なしか元気がない。話を聞いてみると、結局友人は誰ひとり約束の時間に待ち合わせの場所に来なかったそうです。仕方なく彼は一人予備校に行き勉強して来たらしい。

実は先週半ば、息子は予備校の授業を受ける前にファーストフード店で食べた物で食あたりを起こし、翌朝には39度の熱を出し学校を休んでいます。体調が万全ではないので、日曜日にわざわざ予備校まで出向いて勉強などせずに、ゆっくり自宅で休養しなさいと言ったのに、彼は「友達との約束だから」と待ち合わせ場所に向かったのです。

4人の内、2人からは当日の朝に行けない旨の連絡を貰ったようですが、他の2人からは何の連絡も貰わず仕舞い。聞いていて腹が立ちました。息子は連絡のない二人が来るものと思って、おそらく何分か待ち合わせ場所で待ったはずです。本人はそれ以上話したくないそぶりだったので(私以上に本人が傷ついているはず)、納得は行かなかったものの気持ちを切り換えて映画(息子のたっての希望で「奇跡のシンフォニー」)を見ました。思わず「付き合う友達は選べよ」と言ってしまいましたが…

何しろ約束を反故にされたのはこれが初めてではありません。別の友人ではありますが、映画の試写会に行く約束をしたのに当日になってキャンセルされたこともあります。さらにイマドキの子供達は携帯を持っているせいか、「●分遅れる」とメールさえすれば遅れても構わないと思っている様子。人を待たせることが、人の時間を奪うことだと思っていないらしい(その点、私は完全無欠な人間ではありませんが(__;))。

私自身は今まで生きてきた中で、このような経験は殆どない(思い出せないくらい)ので、息子と彼の友人達との”薄っぺらい友人関係”にはガッカリだし理解不能。そもそも約束したなら、雨が降ろうが、風が吹こうが、待ち合わせの時間に、その場所に行くべきでしょうが(どうせ雨が降ったので外出するのを面倒がったに決まっています)。考えれば考えるほど腹が立つ。とは言え、息子にはこれに懲りず(めげず)に、人に対しては常に誠実であって欲しいと思います。いろいろ大変だろうけれど。

【追記】さきほど帰宅した息子の話によれば、4人は互いに「まさか誰も行かないとは思ってもみなかった」とか。なんだかなあ…ホント、めげないでね、息子よ。
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