今日は先週に引き続き、ボランティア先の美術館で、
小学生を対象にギャラリー・トークを行った。
以前こちらで書いたように、作品解説のような知識の伝授
というより、本物の作品を前にして、子供達と対話しながら
鑑賞するという形をとっている。
今日は公立小の5年生の子供達、50人余り。6グループに
分割して、ボランティア一人当たり10人前後の児童を担当。
殆どが美術館初体験か、それに近い。予め学校 . . . 本文を読む
モノは主(あるじ)を表わす。
写真のクッションはまさにそんな感じ。
『かごめ食堂』や本作など、和み系、癒し系とも言える作品
に最近心惹かれるのは、自分が疲れているせいなのか?
見ているうちに強ばった肩の力も抜けてきて、気持ちも
ほぐれてきて、見終わった後には心地よい脱力感があり、
何だかホッとします。
『博士の愛した数式』にしても、人の優しさや人と人の
触れ合いを描いていて、そうした類の映画が . . . 本文を読む
大人向けのスマートなサスペンスといった趣。
この作品も、欧米諸国の文化や思想を理解していないと、
分かりづらいかも。
エンドロールを見ながら興味深いと思ったのは、
劇中、人種差別発言をしていた人が
実は被差別の人種であったり
(名前でだいたいのルーツの見当がつきます)と、
アフリカ系アメリカ人であるスパイク・リー監督一流の
風刺が効いていたこと。
疲れたので、詳しい感想は明日以降改めて
(マ . . . 本文を読む
イスラエルのガザ地区では、海岸で海水浴を楽しんでいた
一般のパレスチナ人に、イスラエル軍が攻撃を加え、
7人が死亡したらしい。
武装勢力と勘違いしたイスラエル軍の完全な失態。
ハマスの攻撃部門(ハマス=テロ組織ではなくて、
現地では保育園や病院を整備する等の活動も行っている。
だから先の総選挙で大勝した)は、
イスラエルとの休戦協定(テロ攻撃を行わない約束)を
破棄したと昼のテレビニュースは伝えて . . . 本文を読む
世界的スポーツの祭典としては、
夏季オリンピックを凌ぐ人気を誇る
サッカーWCが始まりましたね。
予選も含めて参加国の多さでは、
文句なくワールド・カップと言えます。
サッカーの世界的な人気の理由は、
やはりボールひとつあればゲームが出来ること。
貧富の差に関係なく楽しめるのがミソ。
まさに個人の身体能力がモノを言う、原始的な球技?
かつチームワークの面白さも兼ね備えていて、
シンプルな . . . 本文を読む
現在は石原真理絵を名乗っているけど、
私には以前の石原真理子の方がしっくり来ます。
久方ぶりにその石原真理子が女優活動再開のようで
これを機に芸名も真理絵から真理子に戻すらしい?
その彼女を、先週金曜日のNHK
『英語でしゃべらナイト』で見かけました。
いつの間にか在米10年を越えていたのですね。
渡米の当初の目的は、女優として成功した為に
プライベートが全くなくなり、
自分を見失うことを恐れ . . . 本文を読む
元々は才人メル・ブルックスが映画として作ったものを、
天才スーザン・ストローマンの演出・振り付けで舞台化し、
再びストローマンによって映画化されたらしいですね。
ちとややこしい話ですが…
うんちくはこの辺りにとどめて、感想に入りたいと思います。
本作。ハッキリ言ってストーリーはあまり重要でない。
何と言ってもブロードウェイの舞台の雰囲気を楽しむこと!
これに尽きます!
そして本作を見たら、是 . . . 本文を読む
”カウボーイ”の”同性愛”と、
一見相容れないような組み合わせが俄然注目を浴びた本作。
それが、保守的なアカデミー賞では敬遠されたのか、
主要な受賞は監督賞のみにとどまった。
禁断の愛を覗き見る、と言った興味本位な視点で見ると、
肩すかしを喰らうのは間違いない。
あくまでも映像は詩的で美しく、
描かれた愛は切なく哀しいものだから。
短編小説を、アン・リー監督の豊かなイマジネーションで
見事 . . . 本文を読む
宮内庁三の丸尚蔵館(大手門から100m)で展示中の
伊藤若冲の花鳥図他を見て来ました。
そこは小ぶりの展示室ですが、皇室所蔵の名品を
無料で観覧できる場所です。かなりの穴場。
皇居内を散歩の折りには、是非お立ち寄りくださいませ。
三の丸尚蔵館前のつつじ。その色合いが眩しいばかり…
今、皇居内は新緑が瑞々しく若葉の爽やかな香り漂い、
色とりどりの季節の花々も咲き乱れ、ことのほか美しい。
今 . . . 本文を読む
実話に基づいた物語。”第一次世界大戦に音楽が絡んだ”
と言えば、どうしても昨年ヨーロッパで大ヒットを記録し、
米アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた
『戦場のアリア』と比較して見てしまうのは酷か?
1914年、ドイツの極東軍事拠点である中国の青島を
攻略した日本軍は、4700人にも上る独兵を
日本各地に点在する捕虜収容所に収容した。
過酷な待遇が当然の中で、唯一独兵の尊厳を認め、
独 . . . 本文を読む