線路はつづく

日々身近な神戸電鉄や 貨物列車の撮影中心に楽しんでいます 最近は 月いちで北条鉄道へも足を伸ばす様になりました。

播但線のC57 11

2024-01-27 14:55:55 | 蒸気機関車の時代
 蒸気機関車の終末期 播但線は 日帰りで行けるうえ 姫路・和田山間は 客・貨物列車を豊岡機関区のC57が牽引していた

ので良く出かけました 和田山には レンガ造りの機関庫が有り 豊岡機関区のC57が常駐していて 中でもC57 11やC57 95

号機は 人気の高い機関車でした。

  生野峠を下り寺前まで来ると 緩やかな下り勾配が続くので煙は期待できませんが 各所にある小さなカーブが 絶好の撮影

ポイントになりました。

 良く通った溝口駅北側近くのカーブです。

    

    1971年2月撮影 播但線 溝口~福崎    C57 11  上り貨物

 近付いた所をもう一枚。

    

 C11牽引の区間列車の外に 和田山までの列車は 殆どの列車が 気動車化されていましたが 朝夕に三往復のC57牽引列車が

ありました。

 朝の和田山行を牽引する C57 11号機です 当時は 自動信号化されていなかったので はえたたきと呼ばれた通信線がずらり

と並ぶ側を避けると 三脚を立てる位置も限られます。

    

    1971年2月撮影 播但線 鶴居~新野    C57 11 631レ  普通 和田山行

 釜をアップで。

          

 集煙装置とボイラー上の重油タンク それとスノープローが C57の美しさを損ねますが 門デフ装備のC57 11号機は 元

「かもめ」牽引機と言う事もあり 特に人気が有りました。

 峠を降りた貨物列車は 警戒に姫路を目指します。

    

               新野~寺前    C57 11  上り貨物

 給水中のC57 11号機。

    

    1971年5月撮影 姫路第二機関区    C57 11

 灌漑用の水車を見付けたので。

    

    1971年6月 播但線 鶴居~新野    C57 11  上り貨物

 生野越えと呼ばれた区間は 貨物列車にDD54の前補機が付いたので 補機が付かない寺前以南での撮影が殆どでした。

C57 11号機のその後を調べてみると 1972年播但線の無煙化で 役目を終えたC57 11号機は 同年11月廃車となり 集煙装置や

重油タンク・スノープローを外され 豊岡機関区の有った 豊岡中央公園で展示保存されています ただ屋根は設置されていますが 

外観は 錆や汚れが目立ち傷みも激しい様です。 

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南九州の蒸気機関車(1974年1月撮影)

2024-01-25 14:52:12 | 蒸気機関車の時代
 1974年の正月休は 日豊本線などを回りました 九州でも南九州は 玄界灘に面した北九州や阿蘇地方と違い 

暖かだと思っていましたが 宮崎県の内陸部は 思っていたより寒かったのを覚えています。

 牽引するのは 梅小路機関区から転じたC57 39号機です。

         

    1974年1月撮影 日豊本線 青井岳~楠ケ丘信号所    C57 39  普通 宮崎行

 宮崎で宿泊し 朝早い列車で楠ケ丘信号所で下車し 撮影場所に向かいましたが 辺りの木の枝は霜で真っ白 

列車を待つ間の寒かった事と言ったら しっかり対策していた北海道より辛かったです。

 青井岳駅を発車する C57 192号機牽引 宮崎行普通列車です。

    

                 青井岳駅      C57 192  普通 宮崎行

 山間の駅に汽笛の音を残して ユックリと発車して行きました。

 宮崎から急行となる 季節臨の「高千穂52号」名古屋行です。 

    

                 楠ケ丘信号所~山之口    C57 130  急行(臨) 高千穂52号

 九州では珍しい長工形デフ装備の C57 130号機の牽引です。

 夜の吉松駅で 発車を待つC55 52号機。

    

                 都城駅    C55 52 633レ  普通 吉松行

 小工式の中でも珍しい 下部を真横に切り取ったデフレクターを装備しています 若松機関区時代は 点検用の窓も有りません

でした。

 翌日は 志布志線のC58を写しました。

    

            志布志線 西都城~今町    C58 112  上り貨物

    

                西都城~今町    C58 112  下り貨物

 本州では見る事の出来ない 門デフ付きのC58の撮影は この時が初めてでした。

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九州の蒸気機関車(1973年1月撮影)

2024-01-24 15:00:04 | 蒸気機関車の時代
 1973年1月は 度々九州へ出かけていました 大阪から九州各地へ夜行列車が運転されていたので 週末の夜行で九州入りし 

撮影後とんぼ返りで 月曜日の朝会社へ直行する事もありました。

 C12牽引の混合列車を写したかったので 高森線へは良く出かけました 雪化粧の根子岳を横に見て 立野へ向かう客車列車で

す。

    

    1973年1月撮影 高森線 中松~阿蘇白川    C12 208  普通 立野行

 周りの田圃も霜で真っ白です。

白川に架かるアーチ橋を渡る客車列車です。

    

                立野~長陽      C12 208  普通 立野行

河原からの撮影ですが この場所に降りるには 旅館を通らなくては行けないのです 今では考えられませんが 当時はフロントで

お願いすると 快く通してもらえました。

 熊本駅を発車する9600重連牽引1727レです。

    

            鹿児島本線 熊本駅    69699 次9600 1727レ  普通 宮地・高森行

 1727レの機関車運用は 立野まで高森行を併結するので 立野までは9600重連で牽引し 立野で高森行を分割 宮地行きは一

輌で牽引 前補機の69699は 立野から単機で熊本まで戻る運用でした。

 撮影後夜行で戻りましたが列車が遅れ 岡山から新幹線に乗り換え会社に向かいました。

 別の日には 筑豊本線にも出かけました。

    

    1973年1月撮影 筑豊本線 折尾~中間    68660  普通 若松行

 D60や9600牽引の多い筑豊本線ですが 香月線(香月)からの客車は 8620の牽引でした。

 この時は 祝日との連休だったので 土曜日の夜行で九州入り 一日筑豊本線で撮影すると 門司港まで戻り夜行で日豊本線の撮影に向かいました。

 青井岳で写したC57牽引普通列車です。

    

    1973年1月撮影 日豊本線 門石信号所~青井岳    C57  普通 都城行

 この頃の日豊本線は 普通列車や貨物列車の牽引は C57の独壇場で SLの終焉が 間近に迫っているとは思えませんでした。

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藤城線(1971年1月撮影)

2024-01-22 13:02:16 | 蒸気機関車の時代
 かつての函館本線の下り列車は 七飯から渡島大野迄下ると 20‰の連続勾配が続き 仁山越えと呼ばれた急坂を D52重連

やD51の補機を従えて超えていましたが 道内と本州の輸送量の増大に伴い 七飯から大沼まで迂回路が計画されました。

 1966年藤城線と名付けられた迂回路が開業すると 勾配が9.6‰に改善され 下り貨物列車と一部の旅客列車は 藤城線を経由

して大沼へ向かう様になりました。

 そんな藤城線を訪れたのは 後にも先にもこの時一度限り この時は 藤城線を走る103レ撮影が目的でした。

    

    1971年1月撮影 函館本線(藤城線) 七飯~大沼    C62 3  103レ 急行 ニセコ3号

 「築」の区名札も誇らしげな 103レを牽引するC62 3号機。

    


 D51 327牽引の下り普通列車です。

    

 七飯駅を発車して 藤城線に向かうD52牽引下り貨物列車。

    

    1971年1月撮影 函館本線(藤城線) 七飯~大沼    D52 下り貨物

 急勾配が改善されたとは言え 大沼まで続く勾配は 長い貨物列車にとって難所に変わりありません 七飯を発車した貨物列車は 

煙を長く引いてゆっくり上って行きました 材木運搬用の長物車の列が 当時を忍ばせます。

 103レを待つ間に D52重連の貨物列車が 本線を上って来ました。

    

    1971年1月撮影 函館本線 七飯~渡島大野    D52 重連  上り貨物

 流石我が国最大最強の貨物機関車です これだけ離れていてもD51に比べると ボイラーの太さの違いが良く分かります。

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街中の221系快速電車

2024-01-21 17:05:17 | 221・223・225系
 昨日今日と雨が降ったり止んだりの 鬱陶しい空模様で出かけられないので 先日元町で貨物列車を待つ間に写した 221系をアッ

プします。

 先ず縦位置で写した快速電車です。

            

    2024年1月17日撮影 東海道本線 元町~神戸    221系  快速 加古川行

 この時は 白煙が 真っ直ぐ立ち上っていました。

カメラを横位置に構えた時にも通過しました。

    

                             221系 快速 網干行

 元町駅には快速野洲行も停車しています。

1086レの前に通過しました。

    

                             221系  快速 米原行

 何時も構えた反対側から来るばかりで 見送る事が多かったのですが この日は 試し撮りをさせるかの様に 前走りで来てくれ

ました。 

 225系の増備が続く中 東海道筋から引退する日も そう遠くはないでしょう。

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