あの時、あんなに美味しいと思った、あのコーヒー・・・
時が経つと無情においしくなくなってしまうのか。。。
先日、失敗したと思ったら、とてもおいしくて大好評だった焙煎豆。
男と女の関係ではありませんが、こんなことって・・・
午後3時、コーヒーの時間
家で挽いて持って来たコーヒー粉は二人分。
隣の部の部長さんと給湯室に籠ってコーヒーを作ります。
今週のコーヒーの出来をはじめ、コーヒーの話と部長さんの趣味の釣りの話がほとんどで、たまに会社の話。
ちょっとくつろぎのひとときです
イギリス人は3時のお茶の時間をこよなく愛すといいますが、気持ちは分かります
一回100gを焙煎するとして、一人で飲んでいると、これがなかなか無くならない・・・
おいしいコーヒーは、なぜだか一日一杯しか飲みたくならないのです。
2杯目はおいしくない。。。
たくさん焙煎して練習したいのに、豆が減っていかない。
しかも、焙煎に失敗した豆を1週間以上飲み続けるのは自業自得とはいえツライ、かといって捨てるのももったいない
ではどうするか。。。
白羽の矢が立ったのが、給湯室でよく会う部長さん。
300円/月で毎日コーヒーを提供、ただし失敗しても拒否できない、という条件で契約したのでした
最初はコーヒーの味なんてたいして分からなかった二人も、毎週出来栄えの違うコーヒーを飲んでいるうちに、味の違いが分かるようになってきました。
最近は焙煎機の進歩のおかげで失敗が少なくなり、舌も肥えてきて、より美味しさを追求するようになってきています。
失敗なのにおいしいコーヒーを是非部長さんに、と思い、ギリギリ2杯分残った豆を飲まずに大事にとっておいたのです
そして部長さんが出張から帰ってきた水曜日、焙煎から4日。
これくらいが一番おいしい時期、という人もいます。
コーヒーを作りながら、こいつがいかに失敗していかにおいしかったかを切々と語り、二人でワクワクしながらポトポト落ちるコーヒーを眺めます。
そしてコーヒー完成。
部長さん、一口飲む
「どうすか?」
「んー・・・」
「え、、、ダメすか」
「なんかなー」
飲んでみる。
「んー・・・なんすかね。。。」
味が無い・・・スカスカな感じ。あの日のあのコクはどこへ?
二人でコーヒーの奥深さを噛み締めることになったのでした。。。
焙煎してすぐは確かにあっさりしている気はします。
で、焙煎時間が長くなると味が無くなる傾向も確かにあると思います。
でも4日おいて味が無くなるのは、逆方向です。
なんか納得はいきませんが、やっぱり失敗は失敗でした。。。
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