
第7回ヘルスプロモーション国際シンポジウムinさくら
『ヘルスプロモーションで、健康なまちづくり』
「第七回ヘルスプロモーション国際シンポジウムinさくら」
誰でも出来る健康のための身体活動・スポーツの提案~
順天堂大学島内憲夫教授のごあいさつに続き、西シドニー大学健康科学部学部長のグレゴリー・コルト教授の
特別講演がありました。
「健康のための身体活動(運動)への介入:現代の刷新的なアプローチ」は大変勉強になりましたし、
佐倉市でも先進例として参考にできるものだと思いました。
その1例は、ニュージーランドが国費を投じて身体活動(運動)を支援した健康ステップ研究をもとにしたもので、
グレゴリー教授は、かかりつけ医を巻き込み、活動の少ない高齢者の運動の動機づけと継続のために
電話によるカウンセリングを3回実施し、更には歩数計を使用することにより、
カウンセリングと歩数計による介入を行わなかった高齢者よりも運動量が50分/週増加、血圧は下がり、QOLが上昇したグラフが
示されました。
高齢者のうつに対しても看護師、その他の社会的訪問を6か月間に8回実施したことにより、改善がみられました。
佐倉市ではH24年から第2次健康増進計画が始まり、個人を支える地域や組織をサポートしています。
健康さくら21はじめ健康増進計画には、このヘルスポロモーションの考え方が盛り込まれていますので、
市民の健康増進、医療費削減のためにも、あらゆる先進例を研究して取り入れることを要望していきたいと
考えています。