今月はじめに開催された自主防災組織リーダー研修では、「市役所の役割と自主防災組織に求められるもの」について、
佐倉市防災計画に基づき講演がありました。これは、「災害発生時に市役所は何をしているのか?」という市民の疑問に
応えるもので、これまでの自主防災組織リーダー研修参加者アンケート結果を踏まえた内容です。つまり、平常時においても災害発生時においても、
市役所が何をしているのかを分かりやすく市民に伝えることがいかに重要かということです。講演の最後に、
「自主防災組織の使命」について紹介がありました。「自主防災組織の使命」と位置づけは、「公」と「私」の隙間を埋める
コミュニティづくり「共」の原点であり、
「協働でいい町づくり」(コラボレーション)の中心となるべき組織である。決して「公」(行政)のやるべき仕事の補完ではない。
行政でできない、やれない部分、「私」(家庭)だけではできない、地域の安全にかかわる部分をカバーする組織である。安全・防災は、
あらゆる宗教やイデオロギーを超え、コミュニティの核となり、求心力となり得る共通理念である。と、防災・危機管理アドバイザーの
山村武彦さんが言われた言葉を引用していましたが、地域包括ケアシステムの構築においてもまちづくりにおいても同じように
自助、互助、共助、公助のうち一つでも欠けると成り立たないと考えます。防災において浸透しつつある自助、互助、共助、公助の
概念を地域包括ケアシステムの構築においてもまちづくりにおいても広げることで円滑すすむのではないでしょうか。
といったことを明日10時から質問します。