2.市民の健康推進について
〇質問(橋岡協美):第 2 次健康佐倉 21 は平成 25 年か ら 10 年間、基本理念を、心も体も健やかで幸福な生活が送れること。また、目指すべき姿を「いつまでも生き生きと生活できる市民」「健康を支え合う地域社会」とし、様々な取組を実施していただいたと思います。平成 30 年度には計画策定から 5年計画したことから、中間評価を行い、目標値を見直し計画の改訂版を策定しましたが、現在の計画の進捗状況についてお伺いいたします。
〇答弁(健康推進部長): お答えいたします。平成 25 年度から令和 4 年度までの最終評価につきましては、現在集計中でございます。令和 3 年度の実績につきましては、健康寿命の延伸、健康格差の縮小の指標では、十分達成した、ほぼ達成したが、94.9%を占め未実施の事業が 5.1%となっております。以上でございます。
〇質問(橋岡協美): 格差が縮小し健康寿命が延伸したということで、この先も頑張っていただきたいと思います。健康日本 21 及び健康ちば 21 の計画期間が 1 年延長され、今年度第三次計画を策定しています。佐倉市においても同じように、計画期間を延長し、最終年度である今年度に第三次計画の策定を行っているところだと思います。国は次期計画である、第三次健康日本 21 の全体像を既に公表しております。第 2 次計画に引き続き、健康寿命の延伸と健康格差の縮小が、基本姿勢として掲げられています。つまり、ここが 1 番の課題であるということだと思います。そこでお伺いいたします。佐倉市としては今後、第三次計画の策定にどのように取り組んでいくか、お伺いいたします。
〇答弁(健康推進部長):お答えいたします。健康佐倉21、第三次計画につきましては、国や県の基本姿勢や目標値、現在の計画の進捗状況などを踏まえまして、今後、すこやかまちづくり推進委員会の御意見やパブリックコメントを経て、より実効性のある計画を策定してまいります。以上でございます。
〇質問(橋岡協美):すこやか推進員のお力をかり、パブリックコメントで市民の声を吸い上げていただきたいと思います。がん対策推進基本計画について伺います。がん対策基本法に基づき、令和 5 年 3 月に閣議決定されたがん対策推進基本計画第 4 期の初めに、以下 のようにされています。我が国において、がんは、昭和 56 年、1981 年より死因の第 1 であり、 令和 3 年、2021 年には、年間 38 万人と、3 人に 1 人ががんで亡くなっているほか、生涯のうちに 2 人に 1 人が罹患すると推計されているなど、依然として国民の生命と健康にとって重大な問題であります。個別目標は、がん検診受診率を向上させ、指針に基づく全てのがん検診において受診率 60%を目指す。がん検診の精度管理を向上させるとともに、精密検査受診率 90%を目指す。とあります。そこでお伺いいたします。コロナ禍での外出控えもあり、検診の受診率が下がったこととは思いますが、具体的にコロナ前と比較して、五大がん、胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がんの検診の受診率は現在どのような状況になっているかを伺います。
〇答弁(健康推進部長):お答えいたします。五大がんの検診受診率につきましては、コロナ前の令和元年度と令和 4 年度の受診率を比較しますと、胃がん検診は、令和元年度、 11.2%に対して、令和 4 年度は 9.0%、大腸がん検診は、令和元年度 14.9%に対して、令和 4 年度は 13.6%、肺がん検診は、令和元年度 16.5%に対して、令和 4 年度は 14.6%、子宮けいがん検診は、令和元年度 4.7%に対して、令和 4 年度は 4.5%、乳がん検診は、令和元年度 10.9%に対して、令和 4 年度は 9.4%となっております。いずれの検診につきましても、新型 コロナウイルスの影響が出る前の令和元年度と比較しますと、低下しておりますが、受診率が大幅に低下した令和 2 年度からは回復傾向となっております。以上でございます。
〇質問(橋岡協美):検診受診率アップへの取組をお伺いいたします。
〇答弁(健康推進部長):市民の利便性を向上させる取組といたしましては、感染症対策の緩和に伴い、1日で受けられる検診の種類や、定員を増やすことや、前日でも予約がとれる仕組みの導入について検討し、より検診を受けやすい環境づくりに努め、受診率向上に取り組んでまいります。