9月10日の文教福祉常任委員会では
市立佐倉幼稚園についての議案審議をし、私の会派では
徳永議員が以下申し添え議案に賛成しました。
自由民主さくらとしては、基本的には事業精査を進めながら、社会の変化に対応したニーズのための自主財
源を生み出していくという共通認識を持っております。昨年の閉園の提案は、今後の公共施設の再配置を進め
ていく上で考えるとあまりに突然であったことから修正案を提出しました。今回あり方検討会議の会議録も委員
会資料として読ませていただきましたが、送迎バスの導入はかなりの費用が保護者負担になることや、認定こ
ども園化も待機児童がゼロであり、新たな保育の受け皿は必要ない事などはその通りだと思います。また私が
一番確認したかった実際に幼稚園側の幼児教育の運営というところですが、会議録にも園長先生のご発言だと
思うのですが「人数は少ないが対話と主体的な学びが深められるように努力はしているが、集団としての遊び
が充実できるかというと、やはり難しい。理想的な1学級の幼児数も文科省の調査結果と同様」というお考え
だという事、この点は質疑を通して現在入園している幼児さんたちに少しでも集団の学びを提供しようと苦慮
されている事もわかりました。会議録では私立幼稚園協会さんのご意見として、障害のあるお子さんの受け入
れに関しても、公立が年度途中での人材確保が難しいため逆に私立で受け入れた例もご紹介されており、さら
に人数だけでなく男女比をご心配されてもいる点も拝見しました。
また閉園ありきの議論ではなく、少人数でもずっと続けていくという案と、今年度で閉園、そして現在受け
入れている幼児が卒園までお預かりする3案の中で議論されたことも確認できました。本来在り方検討会は閉
園するかしないかではなく、幼児教育の意味を考えたうえで、次の段階として現状の在り方でいいのかを議論
するのが筋だと考えていましたが、その点に関しても「園児の数が少なくなったから閉園なのではなく、教育
委員会としては集団の学びをあくまでも大事にしているので、それが達成できないのであれば閉園もやむなし
」という考えは、私の疑問を払拭するものであると捉えております。
以上のことから議案第14号には賛成致します。