佐倉市江原新田の臼井無線送信所跡地にNTTファシリティーズが9億円投資してF佐倉太陽光発電所事業を開始、
想定年間発電量は2,200MWh 一般家庭消費電力の約600世帯分がまかなえる予定。
真珠湾攻撃の暗号「新高山登れ1208」が複数の送信所から発信されたそうですが、この臼井無線送信所もその一つです。
再生可能エネルギーの「固定価格買い取り制度」を活用し、売電収益は年間約8,000万円。
太陽光パネル1枚の大きさは1652×994ミリで 1枚あたりの発電量は225W パネルが900枚あります。
遠隔管理システムで年間の経費は約300万円、3台のPCS(直流交流交換装置)のオーバーホールが10年後に500万円/1台
かかる予定ですが、パネルの耐用年数が20年近くあるので投資額は12~13年で回収見込みとのこと。
パネルは車のフロントガラス位の強度があり、一番発電効率が良いとされる15度の角度で南向きに設置され、
(戸建て屋根の多くは、おおよそ30度の角度)雨が降れば汚れは流され、発電能力の低下を防ぎます。
パネル設置の基礎は埋蔵されている文化財への影響を最小限にするため、接地面全てをコンクリートで固めることはせずに
置き式の基礎を採用し、サイト内の雑草を抑制するために繁殖率が強く密生する特徴を持つクローバーが植栽されていました。
地元の方の声から保存された、大きなくすのきは、佐倉藩の下級武士の屋敷がある頃からの木で、自然エネルギーによる
発電にふさわしく、環境に配慮した設備であると感じました。
場所は、国道296沿い、聖隷病院入り口のところにありますので、一度お立ち寄り下さい!