「将来に希望が持てる市」を掲げて市長が提案した平成26年度佐倉市予算を審議する委員会の4日目、
賛成多数で本日可決されました。
24日最終日の本会議にかけられます。
今年度は、27年度末までに終える小中学校耐震化工事と志津公民館複合施設整備事業の
予算が組み込まれているため、一般会計が過去最大の473億4400万円(前年比49億9700万円増)
財政調整基金から繰り入れ額が31億円(前年度比70パーセント増)、市債は45億円(前年度比50パーセント増)と
なっています。
小竹小・千代田小・上志津小・内郷小・臼井中の体育館及び井野小・志津小・下志津小・南志津小・千代田小・
印南小・根郷小・佐倉東小耐震補強工事も含まれています。資材と労務単価が上昇しているので入札不調の件数が
多くなっていますが入札が順調に行われば、計画通り工事に入ることができます。
今年度新たに予算に組み込まれた中には、政策課題研究事業で(仮)大学誘致懇話会の経費と
大学誘致による経済効果調査委託があり、順天堂大学誘致に繋ぐ良い懇話会となりますように!
H26年度も給食食材や農産物の放射能測定ほか放射性物質対策事業費としてが1600万円盛り込まれています。
3.11 東電福島第一原発事故以来の保育園・幼稚園、小中学校、公園の除染と給食食材や農産物の放射能測定で
佐倉市で支出した金額が1億3183万円にも上ります。
志津霊園は土地収用手続きをした2件が移転をすれば、最短で今年の11月から12月には勝田台・長熊線道路が
開通する予定です。
ユーカリが丘4丁目から志津中横を抜け八千代方面への市道はH27年度までに工事を終える計画で、
H26年度は未買収用地購入と橋梁の台を建設する予定です。
ユーカリが丘4丁目から宮ノ台へぬける新しい道、上座・青菅線は、国道296号のバイパスとして県が進めている事業で
八千代市方面の工事は、今年度道路用地の購入と道路建設の設計委託料が予算に盛り込まれています。
また、今年度から空家バンクをスタートさせ、空家の活用で活性化と防犯防災上の安全確保をはかる計画もあります。
今日の委員会採決では、みんなの党と公明党から敬老会の人件費について一旦ゼロにする修正動議が出されました。
今年度から市社会福祉協議会への補助金は、委託する事業ごとに人件費を積算しています。
市社協に委託して14地区社協で行われる敬老会事業の予算は、
総額6096万円、そのうち事業費5064万円(内、記念品地域商品券2964万円)、人件費1032万円。
この人件費は、開場の設定・確認、名簿を整理・調整し地区社協毎への振り分け、所在確認、老人ホーム入居者の照合、
名簿の印刷・宛名印刷、記念品の地域商品券手配、地区社協との連絡調整、敬老会当日運営等です。
この修正動議をうけ、執行部から副市長、福祉部長、企画政策部長から人件費について精査して執行するという
追加の説明があり、予算委員会採決でこの修正は、否決されました。
すべての世代にわたる市民にとり無駄なく効率的に予算が執行されるために、慎重に審議を重ね、チェックと議決を
行いたいと思います。
「敬老会に招待される75歳以上の方々が本当に望むものは、何であるか?」も大きな課題です。