こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

もういや!

2017年08月24日 08時42分42秒 | Weblog
 とにかく
超のつく方向音痴。
ドライブに出ると、
大体
道に迷わずに済んだためしはない。
そのたびに助手席の妻と
口喧嘩である。

 ついにナビを車に搭載。
(これで道に迷うのとはおサラバ!)と
ナビだよりの家族旅行へ。
福知山から広島に。
ナビの女声は耳にここち良い。

「次の交差点を右に曲がって下さい」
が始まりだった。
ナビの指示は絶対と信じる私。
左折、右折、また右折、左折……。
気が付くと
ドンドン山の中の狭い道を
突き進む。
急な坂道、
そして危険な下り。
くねくねと曲がった道を
恐る恐る走った。
手は震え、
胸の鼓動はどくどく。
家族の誰も
口をきかなかった。
ひきつった表情は
私の心境そのもの。
汗ダクダクでヒヤヒヤしながら、
もうひたすら前進するのみ。
記憶すら
断片的にしか残っていない。

 やっと広い国道に辿り着いたとき、
もうわたしの気力は尽きかけていた。
国道脇の空き地に車を停めて
しばらく呆然として
身動きできなかった。
もちろん家族も
疲弊の極みにあった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未来

2017年08月24日 00時37分36秒 | Weblog
手塚治虫が描いた
驚きの世界がまだまだあった。
『0マン』は、
温暖化による
地球の環境破壊を先取りした漫画だった。
環境破壊がもたらした現代の氷河期。
混乱する人間を、
その恐怖を利用して支配するモンスター。
絶望の未来しか見えないなかに、
希望の光が生まれ、
人間の新しい世紀を実現するために
モンスターの子供が闘い続ける。
人間の友達のために。
しっぽのある主人公はリスの擬人化。
暗いテーマーを、
手塚治虫の生み出す
明るく生き生きした永遠のキャラクターが、
一変させてくれた。
鉄腕アトムに匹敵の、
未来を描いた漫画だったと記憶している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする