こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

名前

2021年07月06日 09時26分03秒 | 日記
「本名でよろしいですか?」
川柳などの投稿で
本名か筆名かを選択する時には、
決まって本名を選ぶ。
SNSで匿名による誹謗中傷が問題になっているが、
実は私も昔は自分で作った名前を使っていた。
アマチュア劇団では「つねとおる」「恒亮」等々。
小学校の頃に描き出したつたない漫画は「アンドツネヨシ」「東播太郎」
創作の文章は「加茂ジロー」「播磨達人」などなど。
人見知りで気弱、内向きな自分が外部に発信するのに必須だったのだと思う。
今思えば恥ずかしい限りだが、
当時は自分がまるで違った人物になれることが快感でもあった。

高校生の時、戸籍謄本を見る機会があった。
それまで本名と思い込んでいた名前の一部の漢字、
「斉」が「齋」であると気づいた時の驚き、そして感激。
以来「齋」を使うようになった。
字の画数が多く、最初はなかなかうまく書けなかったが、
テストの答案用紙やほかの記名が必要なものは、
カナ釘でぶかっこうでもこだわって書いた。
下の名の画数の多さとバランスが取れるのだ。
考えてみれば、
自分が本名より筆名を使っていたのは、
下の名の画数の多さだったのに、
全部の画数にバランスが取れると、
画数の多さを負担に思わなくなったのは不思議である。
それどころか本名に誇りを感じるようになったのだ。

今は本名に何のひけめも感じることはない。
そして難しい漢字を
難なく書けるようになったことが嬉しくてたまらない。
コメント
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